飴屋的研究室
飴屋的研究室(飴屋ラボ)では,こんな研究をしてます。


コアップ・ガラナ

(2005.8.23)

テーマ『2種類入手できたコアップ・ガラナを徹底比較』

3年半ぶり位の更新になってしまった。別にネタが無かった訳ではないのだけれど,まぁそのうちまた書いて行くってことで。

今回はコアップ・ガラナの謎。ガラナジュースは歴史的経緯もあって北海道でのみ売れているというモノなのだけど,関東でも細々と流通している。これを神奈川県下の200mも離れていないコンビニとスーパーで偶然2種類見つけてしまったので,比較したくなったというもの。

写真左がスーパーで売っていた小原製,右がコンビニで売っていたホッピービバレッジ製。見た目のデザインや内容量は同一なのだけど,何故かビンのサイズが違う。レビジョンの違いだろうか。


左:小原製,右:ホッピービバレッジ製

製造者は異なるが,JANコードはどちらも4902366000020

キャップの通り製造者は異なるのだが,何故かバーコードは同一である。そこでこのコードをここで調べてみると,4902366は日本コアップ(株)のコードであることがわかる。この会社は全国清涼飲料協同組合連合会が独立したもので,各々の製造会社はそのフランチャイズらしい。しかしこれで2種類を同じ店舗で扱うのを難しくしてしまっている。まぁコカコーラのように地域別に住み分けて売っているならその必要も無い訳だけど。

全国清涼飲料協同組合連合会の話はビンの裏にも書いてある。

書体も文も異なる

コカコーラの来日を黒船と受け取った連合会が慌てて開発したが,時既に遅く本州ではコカコーラが入り始めており主役になることが無かった。ところが北海道は偶々北海道コカコーラボトリングの準備が遅れた為,北海道だけで売れたというのが通説。でもよく検証してみると,東京での販売開始が1957年,北海道では1963年だからそう離れている訳ではない。やはりガラナを売ったメーカが新米のコカコーラに勝る営業力があったものと見た方が無難だと思うのだけど,真相はどうなのだろう。

内容量を比較してみた。

小原製(左):239g ホッピー製(右):238g

1gの違いはあるけど誤差の範囲だと思う。比重はほぼ1のようなので,どちらも少し多めに入れているような感じ。ビンは小原製の方が重くてずっしりしているが,これは単なるレビジョンの違いかもしれない。

最後に味の比較。


味だけでなく,色も微妙に異なる。

やはりフランチャイズで製造会社を抱えているコカコーラほどレシピの管理が徹底してないのか,函館で作った小原製は甘みが少しだけ強く,調布で作ったホッピー製は酸味が強い感じ(これは糖度計や酸度計を入手したらリベンジ予定)。それはともかく,どちらも美味しい。



稲城大橋の謎

(2002.2.9)

テーマ『稲城大橋(都道路公社の有料道路)を自転車で無料通行することは可能か?』

先日,多摩川にかかる稲城大橋を自転車で渡るのに一応『有料』としてあるのだけど実質払わなくても渡れるという話を聞いた。これはどういう仕掛けになっているのかちょっと気になったので調査。今回は特別に仕立てた稲城大橋取材班に,実際に自転車で行ってきてもらってソニーのバイオの内蔵カメラで写真を取ってもらった。以下,取材班のレポートをベースに編集してある。

料金所は橋の北側(府中市側)にある。そこで,北側の入口のうち中央高速直結でない部分を探ってみる。


写真はサイズを小さくし過ぎた為見えにくいが,たぶんこんな感じの標識(上下逆かも)。自転車は通行できない

上の写真は車道の入口である。すこし見えにくいが,一方通行の青い矢印標識の上に規制標識がある。この標識は『自転車を含む軽車両の通行禁止』であるので,自転車はここから橋に入ることはできない。少し先に行った場所に歩行者と自転車が上がることのできる場所があるので,自転車はそこから歩道にはいることになる。

  
実際には左の写真の歩道入口スロープから入る。しばらく走ると料金所がある。

  
料金表と料金箱

上の写真は橋の北側(府中市側)にある料金所。左側の写真の料金表の右側は自動車用レーンで,普通の料金所がある。料金表の左側はどうなのかというと,これは原付用のレーンで,右側の写真にある料金箱が設置されている。

では自転車はどうなのであろうか。ちょっと読みにくいが,写真の料金表には自転車は20円と表示してある。

という訳で正式には料金を写真の料金箱に入れなければならないのであるが,ここに問題がある。なんとこの写真の料金箱,歩道からは手が届かないのである。実質タダの謎は本当だった


歩道と原付レーンの間には柵があり,投げ銭でもしない限り歩道から料金箱は使えない


しかしこの橋,いったいいつになったら側道でない将来の尾根幹線と繋がるんだろか。今の様子じゃ一生無理なのかな。


飴屋的お徒車ガイド(其の壱)

(2001.1.7)

テーマ『日の出から日の入までの時間内に国道16号線を1周することは可能か?』

冬きたりなば,春遠からじ。最近シャレじゃなく寒くなってきた。寒いときは屋根と壁のある家の中で寝ているのが一番だが,屋根と壁なら自動車にもついている。そこで以前から考えていた国道16号線研究を始めてみた。

国道16号線(以下R16と表記)は横浜の高島交差点(東急東横線の高島町駅の目の前)から都心を遠回りに1周し,何故か東京湾の海上も通過して高島交差点に戻る全長約260キロの一般国道である。基本的には片側2車線のよく整備された道路であるが,途中何ケ所か高速道路のような道あり,並走の有料バイパスもあり,道幅5mくらいの買物道路あり,車じゃ走行不能な海上ルートありのバラエティに富んだ沿線で,渋滞さえしなければなかなか飽きさせない。

あらゆる場所に渋滞の名所があるので,普段R16を使っている人からみると日の短い冬期に挑戦するのは無謀だと思うところだ。まぁ盆と正月くらいならこんな馬鹿ネタでもなんとかなるかなと思って挑戦。結果から言えば,

早朝7時か7時半くらいまでに横須賀市走水(はしりみず)を出れば日没までには何とか富津市新井に到着する
ということがなんとなくわかった。何故なんとなくなのかと言えば,当日寝坊して2日に渡るお徒車になってしまったからである。ま,正月の昼12時前後より朝8時前後の方が混んでいるとは思えないので,きちんと一周することは可能であろう。

横須賀市走水  横須賀市走水(はしりみず)
 国道16号が陸上に復帰する点。今回のお徒車の始点である。
 ここから都心をグルっと一回りして,千葉県富津市まで続く。

という訳で,若干ウソ臭いが下の表を見て頂きたい。

表中,『信号停止数』は信号機により本当に停止した数である。信号にひっかかっても停止しなかった場合は数に入れていない。また,踏切等の一時停止も数に入れていない。当日は省エネ運転を励行しており(でないと途中給油要。給油による時間のロスは痛い),前の信号機が赤ならばやむを得ない場合を除いてアクセルは踏まないので信号にひっかかっても停止する数は少ない。アクセルをベタで踏んでブレーキも使いまくる運転だと,3割程度増えると思われる。

ポイント通過時刻所要時分
(通算)
信号
停止数
通算キロ風景
走水Jan 3 11:20  - 海岸沿いの景色の良いところをずっと走る。海沿いの車線は釣り客の路上駐車が大量にあり走行不能。ま,混むような道でもないので無料の駐車場ということなんだろうか。ちなみに観音崎公園周辺の公営駐車場料金は1日520円
三春町2丁目11:299 6 ここで三浦方面のR134と合流し横浜へ向う。山間の平地をくねくねしながら結ぶ。
JR田浦駅入口11:4121 611横須賀の市街地を通過した後,トンネルを何度も抜ける
追浜駅11:4727 3 この辺しばらくは京急と並走する
金沢八景駅11:5434 3 この辺で潮の香りとはお別れ。内陸の山間を抜ける道になる。
能見台駅12:0242 5 この辺は片側一車線。何度か渋滞にハマった記憶がある。
屏風ヶ浦12:1252 625根岸線のガードをくぐり,この近辺から海岸と別れ内陸を進むことになる。
吉野町3丁目12:221:02 630.4ここで右折し関内駅前へ向う。関内までずっと横浜曙町のピンク街である。少し前にオウム真理教の元幹部が住んでいたことでも有名。
尾上町12:321:12 7 根岸線のガードをくぐってからここで左折し,再度根岸線のガードをくぐって桜木町駅前へ向う。
高島(終点)12:371:15 434.5R16の終点。R1とR16との合流点でもある。左折禁止になっていて,R1東京方面にしか行けないようになっている。ここから直接R16/R1小田原方面には戻れない。
高島(始点)12:44- -34.5R16はR1高島交差点が始点。浜松町交差点まで1キロ位R1と並走。第一京浜道路の横浜駅東口からのトンネルとの合流点(京急戸部駅周辺)がよく渋滞する。浜松町交差点を右折せず,そのままR1を直進して保土ヶ谷交差点を右折すれば狩場ICからR16保土ヶ谷バイパスに入れる。保土ヶ谷バイパスは無料の高速道路のような道。
和田町12:521:23 3 R1横浜新道とは立体交差になっており,直接は入れない。まだ辛うじて2車線であるが,この先ですぐ1車線になる。
西谷駅12:591:30 641.5西谷駅の少し手前から,保土ヶ谷バイパス合流点まで1車線。一部に拡幅用地があるが,工事はずっと先という感じ。ここは流れが悪くよく混んでいる。何ケ所かある保土ヶ谷バイパスへの逃げ道も混む。
今宿西町13:071:38 5 
上川井13:171:48 449 上川井ここで保土ヶ谷バイパスと合流し,良い道になる。が,横浜町田ICの先の渋滞がここまで伸びていることが多く,めったに快適には走れない。保土ヶ谷バイパスから東名へは立体交差になっているので,ここは通らない。
東名横浜町田IC13:241:55 2 横浜町田ICからR246までは必ず渋滞している。R246との交差点を経由せず東名からR16町田方面にそのまま抜ける立体交差を計画中らしい。
相模大野陸橋13:332:04 455.6途中の大和バイパスは渋滞の名所。停止が4回だけとは運がいい。
鵜野森(着)13:492:20 渋滞57.3厚木/町田方面への要所。海老名/座間方面から町田方面に抜ける車は相模大野で直進せず一度R16へ入り,鵜野森から鎌倉街道へ抜けて町田方面へ向う車が多い。右左折の車が詰まるので,ここを先頭によく渋滞する。ここが渋滞しているときは裏道も全て大渋滞している場合が多く,逃げられない。
鵜野森(発)Jan 4 10:13  --町田市中心街に向け通過する大体の車はこの交差点を使う(手前の相模大野からだと少し苦労する)。右左折の車が多く道を塞ぎ渋滞する。
淵野辺十字路10:222:29 5 町田市中部に抜けるには鵜野森よりこちらが便利
橋本(分岐)10:332:39 468.8現道と八王子バイパスとの分岐点。手前の橋本五差路(平塚/厚木方面からの合流点)はよく渋滞したが立体交差完成で解消した。
御殿峠入口 御殿峠入口:橋本の分岐の数キロ先。上を横切るのは八王子バイパス。ここからしばらくR16唯一の峠道。途中に日本工学院専門学校がある
京王片倉駅10:432:49 3 現道は1車線で御殿峠を越える。途中,東京工科大学の手前でタヌキがひかれて死んでいた。
八日町10:492:56 4  八日町 京王片倉駅の少し先で2車線になってR16では唯一(!?)の踏切(JR中央線)がある。踏切の後,八日町で左折しR20と合流。
(実際の交差点は写真の一つ先)
拝島橋10:573:04 381.9R20を数百メートル走り八幡町で右折しお別れ,浅川を渡ると中央道をくぐるまで1車線。R16八王子バイパスとの合流点は中央道への車も入りまみれ,渋滞の名所。拝島橋の脇にスパ昭島という廃虚のようなリゾート施設がある。R16の車の排気で黒ずんだ『お食事処』の幟くらいはちゃんと洗濯してほしい。
堂方上 堂方上交差点:R16はここで左折。R16方面に流れる車の方が多いのか,拝島橋手前からこの交差点まで,左車線のみ渋滞する。
武蔵野橋北11:093:16 8 堂方上で左折,新奥多摩街道(渋滞の名所)を経て小荷田で右折後武蔵野橋まで1車線。堂方上から小荷田まで約1.5キロが1時間以上かかったことがある。
小荷田 小荷田交差点:堂方上交差点で左折の後,R16はここで右折する。吉野家が目印。ここも同様に右車線のみ渋滞する。この先,R16は武蔵野橋まで1車線。
狭山平11:223:29 494.6瑞穂バイパス終点。武蔵野橋北から横田基地と瑞穂町を抜け,この先でいよいよ埼玉県。横田基地は本当に広く,渋滞すると端から端まで1時間はかかる。
河原町11:353:42 6102.5 河原町 秩父/日高方面へのR299と熊谷/坂戸方面R407の分岐。ここから稲荷山公園の先まで1車線。この辺り『ふれあい橋』や『あいさつ橋』などの名前がついた不思議な歩道橋がある。
脇田新町11:523:59 4113.8川越ICの先。ここで右折し川越の市街地を迂回する。
新宿町11:584:05 渋滞 R254(東京方面現道/この辺は1車線しかなく渋滞の名所)との分岐。R16はここから先,無料の高速道路のような良い道になる。
指扇12:104:17 4125.8指扇の前後,西大宮バイパスは無料の高速道路で非常に快適。2車線ではあるが路面が新しいので保土ヶ谷バイパスより走りやすい。この先でR17と合流し新大宮バイパスとなるが,まるで高速道路のような合流点。
吉野(西)12:164:23 3130.5ここでR17現道と合流し,新大宮バイパスは終点。立体交差を右折,R17中山道とはお別れしてR16大宮バイパスへ。
岩槻IC12:274:34 4138.8この辺からガススタンドのガソリン単価が95円になる(この価格は何と富津市内まで続く)。R16唯一(と思われる)ユニクロは確かこの近辺にあったような。
小渕12:424:49 6 R4日光街道との交差点は立体交差になっているが,完成したばかりのように見えた。
金野井大橋12:514:59 3155.2この辺りから,周囲は林(ゴルフ場?)が多くなる。さすがにここまではベッドタウン化が進んでいないようで,田園地帯が広がる。
野田市駅入口13:025:09 3164.5この辺は交通量も信号機も少なく,快適に走れる。沿道にコンビニやレストランは少なく,何かのキッカケで渋滞したら悲劇でもある。少し先に某宗教団体のお城がある。
柏IC(着)13:125:19 2171.2この辺から風景がのどかな田園から,工業団地や物流拠点に変わる。東武野田線沿いは住宅地になっているが,R16周辺まで近付くと田園地帯になる。
柏IC(発)13:27- --(休憩)
柏市役所前13:385:30 5177.7手前でR6と立体交差する。普段なら大渋滞しているところ。柏市街地は渋滞さえなければアッサリ抜ける。
白井13:545:46 5189.2 白井 千葉ニュータウンへの入口。木下(きおろし)街道(下総中山駅近辺でR14に合流する東京方面への抜け道)との交差点。
村上14:075:59 3200.2ここで成田街道と立体交差する。この辺から田園風景から住宅地へと変化する。
千葉北IC14:176:09 4206.7住宅地を抜けると,運動公園が見える。この辺りから車が多くなる。
穴川IC14:246:16 3210.5ここから京葉道路に入ると渋滞の名所である千葉市内を迂回し終点へのバイパスルートになる。このバイパスルートもR16である。この辺から頭上にモノレールが走る。落ちてきそうで怖い。
広小路14:346:26 5214.6 広小路 ここを右折しR14東京方面と合流。右折後R16/R14は直進だが,パルコの先で道幅5m程度の買物道路となり逆方向の一方通行となる。さすがに抜けるのは無理なので迂回。迂回ルート周辺は大渋滞。なかなか先に進ませてくれない(だから京葉道路を使ったバイパスルートがあるのだが)。
千葉市役所15:056:57 渋滞226.3渋滞を抜け,R14東京方面と別れると片側3車線の湾岸道路となる。ゆっくり走るとあおられる。
蘇我陸橋15:137:05 4222.9穴川ICからのショートカットである京葉道路側のR16バイパスを利用すると,この先の村田交差点に抜ける。今日のペースだと,30分近くは短縮できたかも。
市原市役所入口15:237:15 6222.9都心や横浜では消えてしまった臨海鉄道の機関車とすれ違うこともある。何故か往復路両方この辺ですれ違った。千葉ではまだまだ元気なんだろうか。
姉崎海岸15:357:27 6237.1このあたりの雰囲気はまるで首都高開通前のR357(東京湾岸道路)である。設計が同じなのかな。右折について2段階右折要の標識が数多くあるが,この辺りではR357沿線と違って2段階右折があまり習慣となってないのかな(この標識は管轄を越え富津岬(新井)までずっと続く)。
袖ヶ浦IC15:487:40 2249.1この手前から内陸に入り,埼玉-千葉周辺のR16の雰囲気に似る。
請西15:547:46 2254.5ここで右折し,木材港の手前で左折して再度湾岸道路に入る。かつての都心東京湾岸のような工業地帯の風景がまだ残り(今でも江東区若洲あたりはこんな感じだが),ただ広い道路と広大な空き地が広がる。
木更津南IC入口16:037:55 3259.7この先,大和田交差点を左折→右折すると終点まで1車線になる。(千葉市街を除いて)今までで一番狭い道。大和田交差点を直進すると新井までR16から外れ県道となってしまうが,富津岬へは近道となる。
新井(終点)16:188:10 3269.8終点。富津岬公園まであと1キロ近く,そこから富津岬までは更に2キロ近くある。建設省(国土交通省?)の資料では,ここから海上ルートを通り走水まで続いているそうなのだけど,自動車での走破は無理(当然じゃ)。ちなみに富津岬公園周辺の公営駐車場は無料(季節によるのかもしれないが)。さすが千葉は太っ腹。神奈川とは大違い。

富津市新井  富津市新井
 ここから国道16号は海上ルートを通る。今回のお徒車の終点である。
 海上ルートに定期船はないので,ここから走水まで国道16号線をトレースするには適当な船をチャーターするか,泳いで渡るしかないらしい。まだ辛うじて日没はしていない。ぎりぎりセーフである。

場所によっては結構ゆっくり目に走っていたので,(軽自動車ということもあってか)あおられまくったお徒車であった。中にはおとなしいRX-7なんかもあって(低加速,赤信号アクセル無し,ほぼ制限速度運転)あれは興味深かった(どんな事情の人が運転していたのだろう)。

次回の国道16号線調査ネタは,一周の間のファミリーレストランやディスカウントストアの分布調査を考えている。今回走った感じでは,大手で一番多かったのは焼肉の『安楽亭』じゃないかと思う。その次は定番のマクドナルドだろうか。ユニクロは意外に少なく,岩槻周辺に1件あっただけ(見落としたかもしれないが)。ユニクロは一歩裏道に入るとあちこちにあるので,この辺り出店計画に何かポリシーがあるのかもしれない。しかしこの調査,さすがに運転しながらはできないので,誰か代りに運転してくれませんか(交差点を曲がることが多いので必須の車線変更は多いが,人間カーナビゲータさえいれば渋滞していない限り決して難しい道ではない。若葉マークも歓迎)。



飴屋的広告メール分析

(2000.8.13)

このウェブページを開設しているNiftyのIDは1992年の正月から使用しているのだが,一昨年あたりからどうもあちこちのメールアドレス業者間で売買されているらしい。色々な場所から色々なメールが来る。そこで,どのようなメールが来ているのか統計を取ってみた。ヤツラのお陰で無駄な通信料金を請求されているので,ネタとして使ってもバチは当たらんだろう。

2000年1月から本日までのメールを内容別にすると,次のようになる。

分類内容グラフ
怪ビジネス系ネズミ講と思われるモノ47
怪しい系40
アダルト系写真・グッズ他74
出会い系43
広告系商品22
サービス27
その他16
その他8
詳細リストはこちら
ネズミ講系
統計してみると,思ったよりネズミ講が少ない。他より目立つので,多いと思いこんでただけかもしれないが。ネズミ講は最初に呼び掛けのメールがあって,それからしばらくするとリストに名前の乗ったメールが来るようになるのが面白い。SkyBizもSTARWEBも主宰(かどうかは分からんが)から案内が来た後,しばらくたってから入り始めた。両者とも最近来なくなったのは破綻したからなのか,当局の手入れが入ったのだろか。面白いのがSkyQuestの案内で,他のMLMとの比較広告になっている。『Eメールで楽々収入』は最初の案内があってから結構長いが,まだ時々入ってくる。
怪しいビジネス系
一番可笑しかったのが『即日現金調達』。都市伝説(かどうかは分からんが)高給アルバイトを最初に書いておいて,後ろの方に金融業者の宣伝も入れているモノ。こいつは結局のところ高利(かどうかは分からんが)貸しの紹介屋なんだろか。COBはよく分からんビジネスだが(詳細はweb-pageを見よって書いてあるだけ。んなもん誰が行くかい!),来たメールの差出人が全部女性名というのが怪しいところ。
アダルト写真ほか系
いらね〜メールが来始めてから今まで相変わらず一番多いのがコレ。エロサイトの広告メールで,最近は無料の局部ボカシ・モザイク無しのサムネイル(縮小したサンプル)画像が流行らしい。面白そうなので無料でない部分の課金システムを調べてみたら何種類かあった。(1)特定の電話番号にかけさせるモノ。ダイヤルQ2や国際電話になっている。国際電話は 001-xx-xxxx..という書き方ではなく,001x-xxx-xxxxと書いて国内電話っぽく見せているところが面白い。(2)専用接続ソフトを使うもの。これが一番多い。最近はMac用なんかも出てきているらしい(そういえばfjでこの手のソフトのMac用プログラマを募集していた奴がいたっけ。Windowsに比べてMacはこういうモノ作るの難しいのだけど,誰か乗ったのか!?)。(3)会員制で,IDとパスワードを発行するもの。課金システムとしては透明性が高く,一番良心的なのかもしれない。でも匿名性は無いから当局のガサ入れがあったときに一緒に捕まったり,廃業時にヨソに顧客名簿を売買されたりする可能性あり。どれにしろ僕にはなんだかよく分からん世界だ。
出会い系
交際サイトは広告文を読む限り,いわゆる『ねるとん』のオンライン版と,結婚相談所のような交際相手紹介システムのオンライン版があるらしい。どっかでビジネス特許取ってたりしてね。ほかに不倫や乱交系のサークル勧誘なんかもあった。チャット,メル友紹介案内はじゃマ〜ルなんかと同じノリ。ツーショットはテレクラのオンライン版なんだろか。
広告系
世の中には色々な物売り(物買いも)がいるらしい。中にはマジメそうなのもあって(匿名リメーラや無料メールアカウントを使ってなかった),メールアドレス業者からアドレスを買って広告を出すということの間違いを知らなかったような例も。
その他
広告に『御社とは一切関係ないので出さないでくれ』と広告主アドレスに返事を書いた人がいた。広告主アドレスは単なるメーリングリストサービスだったので,その返事がまた広告を貰った人全員にまかれてしまったという皮肉。あと多かったのが『とにかく来てくれ』としか書いてなかった奴。誰も行かんよそんなとこ。もうちょっとサビの効いた本文書かなきゃ。

以上。また何か面白い広告が入ってきたら報告する。


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