今回は金をケチって午後便(それでも夜に少し遊べる位の便)なので,朝ラッシュを避けて午前10時過ぎに家を出ることに。なんだか小雨がパラパラと降っているのだけど,折りたたみの傘を濡らしたくないのでそのままバス停まで強行突破。駅前で予備のクスリを買った後,一路成田へ。予算の関係で京成の通勤電車を利用。スカイライナーと時間はさほど変わらずも,価格は半分。日暮里で座れりゃどちらもさほど変わらないとオイラは思っているのだけど,まぁ人それぞれ。帰りはリムジンバスかな。
(左) 出発はいつもここから (右) 着いてしまえば無問題。
今回はキャセイなので第二ターミナル駅で下車。ここを使うのは本当に久しぶり。前に来たときは見学だったし,その前に来たのはもう10年以上前だったかも。キャセイは使っているけど,そのときは1タミ北ウイング発だったし。で,チェックインを済ませ(実は前日にインターネット経由でチェックインしていたので席番は決まっている),荷物を預けてからメシ。嫁が電子辞書の電池を交換したいと言い出したので,電器屋に寄って電池を買うついでに精密ドライバーも借りて電池交換完了。出国手続きを終えて,待合室で搭乗待ち。出発時刻の25分前がドアを閉める時間だから,その時間に遅れないようにとチェックイン時に脅しをかけられたのだけど,正にそんな感じ。定刻10分前にはタキシングを開始していたような。2タミから近いB滑走路から西へテイクオフ。
(左) 免税店。何がAKIHABARAなんだか。 (右) サテライトの方にあったFUJIYAMAは10/1オープンだそうだ。1日早かった。残念。
機内食。午前便なら成田製造なんだろうけど,午後便なので中身は期待薄。
台風が来ていて気流が不安定かとも思ったのだけど,そうでもない感じ。思ったほど揺れなくて安心。機内エンタテイメントの子供向けチャネルがディズニーチャンネルをそのまま録画した奴を使っているように見えたのは気のせい。プーさんのMy friends Tigger and Poohをやってたのだけど,前にスカパーで見た第一話と第二話だったので中身覚えてるんだよね。日本語版だと『かん・がえ・よう』って歌うところ,英語だと『Think, Think, Think』なのか。納得。この曲,実は着うたにしている程のお気に入り。勝手に英語リスニング教材にしちゃっているのだけど,洋画を見るより聞き取りやすいし,うーん,こいつで英語を勉強するのも悪くないな。
そうこうしている間にスケジュールも滞りなく,定刻45分前に香港国際空港到着。成田を早く出たのもあるのだけれど,かなり余裕のあるスケジュールだこと。
無事入国手続きを済ませ,機場快綫(エアポートエクスプレス)のホームは無視し,城巴(CityBus:香港のバス会社の1つ)の空港バスA21にのって九龍へ。持っている香港ダラーは取り敢えず用に日本で両替した100ドル札だけで小銭が無いので,バスターミナルの片隅にある城巴の窓口で$33のチケットを2枚購入(香港のバスはお釣りがでない)。地下鉄で行くと値段3倍で,景色もほとんど見えないので,それは帰りに使うとして,行きは2階建てバスの上階最前列で景色を見ながら市内入りっていう計画。ギリギリだった便を一本見送って,5分も待たない間に次のバスが到着。折角なので二階席の最前列を確保。やっぱりココじゃなくちゃ。
(左) 入国手続きが終わって,荷物を受け取ってから直進すると,そのまま機場快綫のホームになる。
(右) 機場快綫は無視してそのまま右へ進むと巴士(バス)ターミナル。
(左) 2階席からはこんな感じ (右) A21は太子の始創中心から彌敦道を尖沙咀まで抜け,紅磡へ向かう。
しかしこのバス,どこかのガイドに空港バスは放送と字幕があるって載っていたけど,壊れてたのか運転手のヤル気の無さか(多分後者と予想),放送も字幕もなし。おいら夫婦は地元民に見られたんだろか。仕方がないので以前の香港のバスのように,近所で当たりをつけて降車ブザーって技で。ホテルの場所とバス停の詳細位置は下調べしてあったので,(嫁は余計に歩くのではないかと心配して機嫌が悪かったのだけど)無事にホテルの目の前のバス停で下車。
カワイ肝油ドロップも香港進出してたんかい...
で,ホテルにチェックイン。意外にいい部屋でびっくり。サニタリーも一式そろっているし,期待していなかったバスタブもある。
チェックイン時に,少し大きめの部屋を用意致しましたって言っていたのはこれだったのか。下界はウルサイ場所なのだけど,そんなノイズも一切聞こえない。香港にしてはめずらしいかもしれない。これはお買い得だったかも。日本人もいないし。
チェックイン後,スタバに寄ってから男人街を少しだけ散歩。投げつけてつぶれるオモチャが何故かはやっているようで,色々なバージョンがある。我が家でも今年の春に流行ったモノ。あと,ウワサには聞いていたのだけど,やっぱり旅行カバンが安い。たいしたモノで無くてよいのなら$99からあるし(¥1350くらい),少し良い奴でも$190だった(これはもっと負けてくれそうな雰囲気だったが,こちらに買う気がないのでそこまで)。
ホテルに戻り,嫁が街の匂いに酔ってしまったので散歩は打ち切り。明日出かける為の,駅までのあまり海鮮臭や中華臭のしないルートを探索して本日は終了。夜中なのにミニバスケットをやってたりして,なんだか楽しそうだった。
朝早く目覚めるが宵っ張りの街では特にやることもないし,朝からやってる飲茶のオジサン達を見学するにしても匂いの強烈さから嫁が嫌がることは間違いないので,ホテルの中で色々と研究。嫁が起きてきた10時前に,当初からの予定だった香港ディズニーランドへ向けて出発。途中,切手を買いに郵便局に寄ったらお休み。そうそう,今日は祝日だった。意気消沈としていたら,切手の自動販売機を発見。香港内や大陸用の切手の他に,日本へのエアメール用の$3の切手もちゃんと売っているのが嬉しい(そいや,前にアメリカに行ったときに見つけた切手の自動販売機は$0.75のエアメール専用だったっけ)。ハガキはそいつを貼って投函し,駅へ。切符売り場の行列を尻目にオクトパスで改札超え。やっぱりコレ,便利だわ。 最初の地下鉄はそんなに混んでなかったのだけど,地下鉄を乗り継ぐと国慶節(建国記念日)だけあって東涌線は凄い混雑。この人達のほとんどがディズニーとゴンピンの大仏見物かと思うとなかなかびっくり。
しかしまぁ,香港人が大陸の建国なんか祝うのかとも思ってたのだけど,休みは休みとしてしっかり有効活用するようで。
欣澳駅。ここで迪士尼線(ディズニーリゾートライン)に乗り換える。
ディズニーランド行きの電車は浦安の特注モノレールとは違って地下鉄の古い電車を改造して作ったらしいのだけど,結構良く出来ていて,車内は浦安のモノそっくり。ただ,そのままだとドアが多すぎるので,車端の2扉だけ残して,あとは埋めてしまっている様子。それでもドアの前だけ人が集まることはないのが意外。やっぱり座りたいのか。昔,JRが京葉線を西船橋から新木場まで延長したとき,舞浜駅は最寄りのテーマパークの名前にする計画があったらしいのだけど,テーマパークのライセンス元から「それならそこを走る電車もおとぎの国でなければならない」なんてケチがついて結局あきらめたなんて話があったんだけど,香港MTRはわざわざ支線を作っておとぎの国の電車を走らせるのだから偉い。でもまぁ,直通運転をやってない理由がそれだったら本末転倒な訳だけど。ユニバーサルスタジオジャパン位の頻度でなくても良いから,繁盛期くらいやればいいのに。
(左) どことなく浦安のソレに似ている。さすがゴールデンウィークだけあって混雑。
(右) 駅もかなり意識して作ってある。
ゲートに向かう前からこれだけの人が。
メインストリートUSA。思ったより狭い。浦安のGWに比べれば序の口。
2回目バズのファストパスまでまだ時間があったので,最近出来たばかりの小小世界(It's a small world)へ。こちらでは香港そごうがスポンサーだったら笑ったのだけど,まだスポンサー募集中の様子。中はさすが世界の定番。ただ,人形や舞台装置は新しいだけあって浦安など比べ物にならない程,良くできてるし,隠れキャラなどの遊び要素も多い。雰囲気は浦安のシンドバット(但し改装後)に似ている。それに結構長い。5大陸以外にもよくわからんステージがいくつかある。なんだか中華風ゴッタ煮風味だけど純粋に楽しんでしまった。
その後,2回目のバズへ。その前にバスと記念撮影。せっかくだから,中国人のように写真撮るときにポーズを決めてみる。かけ声も中華風に1,2,3,カシャッ。ポーズを決めるときに「無限の彼方へさあ行くぞ」と言ったのだけど,これではこちらの人に判らないので「To infinity and beyond !」と言い直してもう一度ポーズを決めてみたりも。周囲にいた人も一人だけウケていてちょっと嬉しかった。浦安では,こういうことは恥ずかしがらないのが暗黙のルール。香港ではどうなんだろ。
で,バズの成績はというと1回目の時に大体のターゲットの位置を覚えたので,当社比3倍の227900点。高得点ターゲットが割と素直な場所にあるので,隠れ高得点ターゲットを攻略しなくても,まだ高得点は狙えそう。
次にジャングルクルーズ。スキッパーが広東話,マンダリン,イングリッシュで入口が分かれていて,人間ウォッチングを楽しむならマンダリンが狙い目なのだろうけど,それは2回目以降にお預けってことで,素直にイングリッシュを選択。 そしたらイングリッシュはガラガラ。やっぱり外国人は少ないのかしら。入口でキャストに時間を書いた謎の紙を渡された。船に乗るときにキャストに渡してくれという。で,少し待ったあと,そいつをキャストに渡してから乗船。人員構成は白人:インド人:日本人で1:8:1くらいか(笑)。こいつも新しいだけあって,浦安のよりは仕掛けが多くて楽しめる。USJのジョーズのノリなのだけど,更に狭い水路に入っていく感じはまるで柳川のどんこ舟。英語のギャグもそこそこに,結構楽しめた感じ。んで,次はマンダリンでもう一回乗って人間観察という所だったのだけど,さすがにそれをやると離婚されそうなので自粛。
(左) 結構狭い場所に入って行く。
(右) 客層。
結構よく出来ていて感動。
ここで休憩と食事。ついでに昼のパレードも。浦安のようなパレード待ちの人達が殆どいないのが嬉しい。あれは通行の邪魔だし,あの人達のお陰で頭越しにしかパレードが見えないのだから。デザインは違えど,バズのフロートもこちらでは健在。リトルグリーンメンの代わりにウッディとジェシーが乗ってる。音楽もそこだけトイ・ストーリーのエンディングテーマ。なんだかよくわからんが良いことにしよう。
次はオートピア。要するに案内レール付き電動ゴーカート。スポンサーはブリヂストンではなく,こちらではホンダ。これはスペースマウンテンよりも人気アトラクションで,待ち時間ボードを見てもこいつが一番人気。スペースマウンテンの倍は並ぶ。といっても1時間位なのが香港テイスト。これでゴールデンウィークなのだから,この人達が間違えてゴールデンウィーク中の浦安に来たらどう思うのだろうか。乗ってみたら意外にスピードが出る。浦安のエンジン式と違って電動のお陰なのか,加速もすこぶる良い。嫁に運転させたらドリフトしまくってて,コイツには絶対に運転免許を取らせまいと誓った瞬間。
次はスティッチのエンカウンター。こちらは時間帯によって広東話,イングリッシュ,マンダリンと別れる様子。イングリッシュだったので入ってみた次第。シアター形式で,1回15分なので,待ち時間も15分。なんだか判りやすい。しかし待っている途中で前にいたカップルの女の方。ファッションも色々。肩を出すならブラのヒモくらい隠せよ。とツッコミたくなったが,きちんと隠している人も沢山いるので,地方差なのか,何なのか。 で,このアトラクション。エンカウンターの名の通り,映像の中のアニメのスティッチと色々な会話が出来る。会話は雑談っぽい話だったのだけど,システムが結構よくできていて,ホントにスティッチと会話しているように見える。音声解析+音声合成でもやっていたら楽しいけど,そんな筈はないだろうから,システム的には昔あったウゴウゴルーガのキャラクター達と変わらんのだろうか。これは日本にも来て欲しいと思う。
次はプーさん。おいおい,人気アトラクションなのに作りが安っぽいぞ。浦安だと白雪姫に近いシステム。でもハニーポットはちゃんと上下するようになってる。スタンバイの絵本もかなり安っぽい。後の方で写真を撮ってもらうサービスもあり。これも1,2,3なので笑った。さすが中国。ちなみにここでも入口でキャストに時間を書いた謎の紙を渡された。ハニーポットに乗るときにキャストに渡してくれという。広東話で話しかけられたので当初なんのことだかわからんかったが,英語で聞き直して判明。キャストに渡すと何かにメモっていたので,待ち時間調査なんだろうと勝手に推測。しかし原始的な測定方法だこと。まだノウハウ蓄積中なのかしら。
他にも色々とアトラクションがあるのだけど,ショースタイルのモノは広東語が理解できないとイマイチだし,残りは嫁の苦手なスペースマウンテンだけなので,疲れも手伝って早めに撤退することに。
駅まで戻り,朝みつけたセブンイレブンの屋台でジュースを購入。きちんとバーコードで処理しているところがさすが。 そのまま電車に乗って来た道を戻ったのだけど,人の多さは相変わらず。マンダリンを話す大量の人達はそのまま市内に向かうのかと思ったら,何故か太子駅で乗り換えていった。あれは九鉄経由で国境を超えて帰宅する大陸人なんだろうか。
ホテルに戻る途中,女人街で家に忘れてきた靴下を物色。5本指靴下も探せばあるようで。しかし高い。日本では1足¥100くらいで買ってる筈。1足$25が2足で値切っても$48,3足で$70にしてもらったけど,鴨にされたのか,モノが全然違うのか,観光地価格か,それとも仕入れが高いのか。5本指でない靴下なら他にも沢山あったのだけど,5本指はそこ位しか見つからなかったので購入。こだわらなければ色々な所にありそうだけど,たいした価格でないものを探すのも面倒なので即決。
そろそろ疲れてきたので近所の信和中心は取り敢えず見送って,油麻地の駅前にいつの間にか出来ていた電器屋ビルを少しだけ冷やかしに。明日は旺角と深水埗の電脳中心に向かう予定なので,前哨戦。で,祝日のせいか,シャッターばっかりで意気消沈。まぁ仕方がない。
アヤシイDVD屋台で崖の上のポ○ョも発見。盗撮モノなんだろうけど,少し興味アリ。しかし当局のアレが相当に厳しいのか,コ○ーDVD屋さんは皆,ベニヤ板1枚のみで商売。モノも写真をパウチしただけ。注文するとどこかに取りにいくのかしら。
晩ご飯は嫁が疲れで寝てしまったので,一人で夜の街へ。でも遊びにいくような金もないし,行ったのが遅くてホテル近所のメシ屋は皆閉ってしまったので,昼間みつけた吉野家へ。さすが吉野家。あいててよかった。昔,香港の吉野家でチャイニーズスタイルを頼んだことがあるのだけど,今回はジャパニーズスタイルで。相変わらずソーダがオマケで付く。店内BGMは何故か大塚愛。ここまで日本を意識せんでも良いのに。