マイクプリアンプの件,ぺるけ式フォノイコライザーアンプの基本をパクった差動PNP+差動NPNの2段増幅を考えてみる。ゲインは100倍(40dB)くらい。ただ,普通に作ると最低18Vは欲しい。どこまで落とせるかはLTSpiceとニラメッコ。シミュレーションのモデルに使ったトランジスタは最近お気に入りのBC807-40とBC817-40。まぁでも,このトランジスタのお陰ではなく何をつけてもあまり変わらんと思う。特性は悪くないのだが,やはり無理があり定数をそこそこ見直しても出力2〜3Vくらいが限界。プラグインパワーのビデオカメラ用外付けマイクの出力は大体-40dBなので,1Paの音圧で10mV出る。実際にそこまで煩いのは昔の国電ガード下くらいだが,9V電池そのままではゲインが取れなくてガッカリということになりそう。もっとも,ビデオカメラ入力の方もPADがないのでその位が限界。となると1〜2Vでマトモな音が鳴る程度の所を攻めるか,1〜2石のプリアンプとNJM13700を組み合わせて軽いコンプレッサー内蔵にするか,アイデアは色々。さてどうしようか。
秋に久々のビデオ撮影の依頼が来た。とは言っても,あそこは持ち込み機材に制限があり,いつもの大きなマイクとレコーダーは持ち込めない。デカいマイクもNG。そこで,ビデオカメラのマイク入力に繋がる小さなマイクを使って録音することになるのだが,問題はホワイトノイズが強烈に入ること。ソニーのハンディカムは2台持っているが,どちらの機種にRODEのNT4を突っ込んでもホワイトノイズが強烈に入るので,これは内蔵アンプの問題として諦めるしかない。何年か前にリチウム充電池1本3.7Vで動作する12dBくらい増幅するオペアンプ製のプリアンプを作って試したことがあるが,少し改善した位で根本的にダメ。うーん,もう少しゲインの大きなマイクプリアンプを入れればマトモになるのか,それともどうしようもないものなのか。そこでマイクプリアンプを作るにして,仕様を考えてみる。電池は9Vの006P使って,大きさは最大でギターのコンパクトエフェクタより小さければOKくらい。中身はオペアンプで良いのだけど,マイク相手なら昭和のトランジスタを表面実装しても良いかなと思う。だとすると006Pでは無理ではないが電圧が微妙だ。昔の15F20電池とか,形を変えて今はNC706形(24V)として売っているらしいのだが,さすがに高価なので手を出せない。23A形を直列にして24Vで使うか,23A形の倍くらいの容量が取れる4LR44を直列にして12Vで使うか,まぁ,昇圧コンバータ無しでも色々ありそうだ。ちょっと検討してみるか。
燕パワーでヤクルトを応援しに東京ドームまで。今夏は神宮が使えないので死のロードというかジプシーヤクルト状態。何と主催試合を東京ドームで開催するというから行ってみた。ヤクルト主催試合なので,いつものルール,声援禁止,歌禁止,当然掛け声も禁止で,拍手だけで静かに応燕。このルール,非常によく守られていて,抜け駆けで歌う人もおらず,また,酒持込禁止や大声で食事禁止もよく守られている。そりゃそうだ。誰かが破ってクラスターが出ることがあったらまた昨年初夏のように生観戦できなくなってしまうのだから。そうなると金が無くて球団が存続できなくなってしまうかもしれない。だからファンは必死ですよ。どこぞのライブ会場のように密接してマスク無しで大声上げて酒提供もアリなんて信じられんわ。
笑ったのが東京音頭。踊り踊るならチョイと東京音頭の後のヨイヨイの掛け声が休符になっていて,傘だけ舞う何ともシュールな光景。試合は見事に塩見のホームランで勝利。兎と虎の他力本願で1位になる予定が,兎は勝ってしまったので虎を抜いて2位浮上。こりゃ,日本シリーズも見えて来たか。
帰りはスポンサー?からのお土産つき。ライザップのカレー,カルビーの絶品かっぱえびせん(わさび),プロ野球チップスのカードだけ(村上選手が入ってた),伯方の塩。なかなか嬉しい。ドームの出口を出ると,メガホンでおみやげがありま〜すと連呼しているお兄さんがいる。よくみると行列ができているので並んでみる。旧後楽園球場の広場(名前失念)に行列つくって,もの凄い速さで配布。チケットチェックと引き換えなので,一人一袋ずつ。駅に向かう人が分散するので,なかなか良いアイデアだと思う。
違和感バリバリ。後ろの読売の看板がそのままってのが面白い。
いつも神宮で使っている画像を,わざわざオーロラビジョン用に再構成。
何とスコアボードが緑字。芸が細かいわ。
穴あけとパターン削りに使うリューター,タミヤのプラモデル用をずっと使っていたのだが,さすがにこれで1.2mmのガラエポ基板はモータが焼けそうなので,前から欲しかったドレメルのFinoに買い換えてみた。これいいね。全然ブレがないわ。そもそもタミヤのリューターはプラモデル用ならぬ,プラモデルそのものなので,それで基板の穴あけやパターンカットは少し無理がある。昔,自宅エッチングしていた頃はサンハヤトの基板用ドリルを使っていたのだけど,行方不明。タミヤのリューターは軸ブレはともかく,トルクや回転数についてはミニ四駆用のモータを入れておけば改善したか? いや,本末転倒か。
松屋のシーフードカレーを食べてみた。シーフードは満足に入っていたが,味が中途半端。もう少しタイ風に振るなら振って,そうでなければ牛バラの昭和カレーと合わせてみるとかすれば良いのに,日本風に改悪したタイカレーに冷凍シーフードを入れたような味になってる。これで800円台は無いな。
ココイチのようなモノを期待すると大間違い
吉野家がポケ盛をはじめたというお知らせがiPhoneに入っていた。名前からしてついにポケ森(どうぶつの森ポケットキャンプ)とコラボを始めるのかと期待してみに行ったら,ポケットモンスターの方だった。残念。
コロナ禍になってから全く使っていない新幹線エクスプレス予約からメールが。のぞみの7号車をオフィスにするらしい。喫煙ルームがあるので乗ってくる人がヤニ臭くて,おいらは忌避する号車だ。この7号車のメチャ遅いWifi回線の速度を増強し,喫煙ルームも廃止して打ち合わせができるスポットに改装。テーブルではパソコンが使いにくい人の為の膝上クッションや,隣席との間の簡易衝立を無料で貸してくれるのだという。需要があるのかはわからんが,面白いことになったねぇ。まぁでも,コロナ終わったら遠距離出張そのものもなくなってしまいそうな雰囲気なのだけど。
ほっともっとで今年も海鮮天丼を始めたらしい。てんやでテイクアウトすれば済む話なのだが,うーん,カツやフライやコロッケの油と天ぷらの油は分けられないものなのかねぇ。
甲子園の今日の第一試合,配信で見たのだが,何に忖度しているのかストライク判定怪しくないか? 試合途中で野村スコープをやめてしまったのも何か気になる。
ぺるけ式トランジスタPHONOアンプの続き。トランスをBLOCK社のカットコアからtelema社のトロイダルに変更。115V入力の18V×2出力。100Vだと15.7Vくらい。何とインド製。ついでにMCヘッドアンプの利得を下げる為に2段目の120Ωを330Ωに変更した。これは現用DL-110を他のマトモなMCカートリッジに交換する機会があったら元の120Ωに戻そうと思う。トロイダルトランスは3.2VAの70014Kと1.6VAの70004Kを両方入手しどちらを実装しようか悩んだが,1.6VAの方は偶然とはいえ2次側の穴がBLOCK社と同一位置でそのまま使える嬉しい仕様だったことから,まずは1.6VAで試してみることに。1次側の方は微妙に穴が合わないので,元のトランスを撤去した後にドリルで穴あけ。さすが激安中華でもガラエポ基板。ドリルの刃がすぐダメになりそうだ。このアンプの消費電流はMCヘッドアンプが9.8mA,フォノイコライザ本体が14.6mAなので,1.6VAトランスの定格は40mAしかないが何とか間に合う。トランスを入れ替えて試聴したところ,さすがはトロイダル。以前の漏れ磁束要因と考えられるハムは嘘のように消えた。ただ,元のLITTLE BEARの箱に入るくらいに基板を近づけると,今度は右チャネルに別のハムが乗る。基板を3cmくらい離すと消えるのでトランスの影響であることは間違いないが,無音時にボリュームを上げると気になる位で,レコード演奏時は針のトレース音でマスクされてしまう位の音量なので無視することにした。これでようやく完成。量産するなら電源基板とアンプ基板の両方を手直ししたいが(どうせ激安中華基板だし),我が家に1台だけならこれで十分。もっとも,量産する気があるならLITTLE BEAR T8のインチサイズの箱ではなく,入手容易なタカチの箱に合わせて設計だよなぁ。
トランス交換後の電源基板。新たなトランスはトロイダルだが容量が1/3なので以前のカットコアより小さい。
2つ並んだ220μF/50Vのオリジナルは470μFだが,うっかり47μFと1桁見誤って銅箔パターンを10mm角で作ってしまったミスの,苦肉のリカバリ。
このアンプ,ぺるけ氏のテーマ(!?)は21世紀になってから作る。コイツは部品が電解コンデンサ以外ほぼ表面実装で,初段がオリジナルの2SC970ではなく21世紀の製品であるデュアルトランジスタのHN4A06Jであることと,基板も21世紀ならではの中華製激安オーダーメイドってことを考えると,本当に21世紀のモノだ。レコードは今更だけれども,このアンプは確かにいい音する。高価な部品なんか使ってないし,自作オーディオ屋が毛嫌いする高圧ツェナーダイオードを堂々と使っているのにね。
フジロックでMISIAが君が代を歌ったそうで。早速色々と文句を言われているが,いや,それこそロックだって。体制反体制がどうのこうのって,元ネタのアメリカは頻繁に入れ替わっているじゃないの。ベトナム戦争は民主党ケネディが起こして,民主党ジョンソンが底無し沼に足を突っ込んで,共和党ニクソンが終結させたのに反共和党がロックなんて定義はおかしくないか。日本での定義はもっとおかしいのだが,固定観念を撃ち壊す歌の力が元々のロックの定義であれば,MISIAはそのままじゃないの。MISIA好きになった。ロックしてるぜ。
建設作業員のプラモデルが某所で話題になってた。中身はオッサン2人とおねえさん1人と自販機とゴミ箱。これいいかも。1/35なので隣に大洗の戦車!?も置ける。1/35の自販機も魅力的。
A LONG VACATIONをUSBオーディオ経由で試聴したついでに,Studio One 5で波形を取り込んでいたのだが,Studio Oneのオーディオメニューの中に「コードを検出」というのがあったので試してみたらびっくり。結構いい感じに抽出できる。まぁ,試したのが大瀧詠一の素直なコードなので,ユーミンの面倒な分散コードまで出来るかどうかは判らんが,演奏とミックスがそれなりに素直なさらばシベリア鉄道は正解率100%だった。なかなか凄い。
昨日の続き。発振が止まったので今度は電源回路を見直し。ダミーロードで問題ないことを確認した後,殺していたアンプ基板のMCヘッドアンプを復活させて,MC入力でA LONG VACATIONを試聴。デンオンDL-110は高出力だがインピーダンスは160Ωなので,470Ωで受けるMCヘッドアンプを通した方が良く鳴るのかもしれない。回路はトランジスタを表面実装の相当品にした以外いじってないのでこのアンプの許容入力は6.5mVであり余裕が無いが,静かな曲を試聴するくらいなら使えるかなと考えた次第。ダメなら2段目のコレクタの負荷になっている1.3KΩと120Ωの120Ωの方を330Ωくらいにすれば,計算上の利得は約半分になる筈。ちなみに元のLittele Bear T8のMC入力にDL-110は全くダメだった。受ける方はベリンガーのUMC202HDのまま。コイツは入力にPADスイッチが付いているので,それを押して使う。結果はというと,MM入力より全然良い。っていうか,このカートリッジ,こんなにいい音だったのね。変なキラキラが消えて,代わりに中低域が出るようになりバランスが良くなった。うーん,このまま常用するならMCヘッドアンプの利得を下げようかなぁ。DL-110も19年使ってくたびれているので別のマトモなMCカートリッジに変えるという手もあるが,どうしようか。
ACインレットは秋月で入手したエコー電子 AC-M04PB05 にしたが高さが合わず失敗。ヤスリで削ることに。
同じエコー電子の,千石で扱っている AC-M11PB73C が正解だったかも。
昨日の続き。ダメなところは修正したつもりだったのだが,まだ少し不安定。ただ,波形をみてみると何も発振していないように見えるので,ミニワッターを外してベリンガーのUSBオーディオインタフェース U-PHORIA UMC202HD につけたら問題なく鳴る。このUSBオーディオインタフェースはパネルにMIDAS(マイダス社)のロゴがついていて,何かと思ったらマイクプリアンプ屋のMIDAS社のプリアンプの技術を使っているらしい。そのお陰かは判らんが,発振がピタリと止んだ。うーん,発振はミニワッター側の問題もあったか。あっちも少し手直し要るのかな。次に,電源回路基板を繋ぎ直し。最初のテスト時は裸銅線で基板間を直結したが,それだとトランスの影響がわからんので今度は普通のリード線を7cmくらい伸ばしみて,どの位電源基板に近づいたらハムが出るかを試験。隣接だと全くダメで,3cmくらい離すと前のアンプより良くなって,5cmくらいで実用域。アンプ基板の電源側に多少は盾になるかもと電解コンデンサを並べたのだが,その中に負帰還のバイパスコンデンサも入れたのが失敗。トランスに近い左チャネルの影響が大きいので気が付いたのだが,コイツが磁気ノイズで発電して信号にしてしまっている。まぁ,そりゃそうだ。考えれば当たり前。このコンデンサは数cmでもトランスから離すべきだったか。というわけで,今まで通り電源を別箱にするか,アンプ基板ごと別箱に入れるか,アンプ基板を再作成するか,それとも別の案を考えるかなのだが,カットコアではなく同サイズのトロイダルトランスにしてみたらどうなるだろうかという実験をしてみたくなった。ウェブで探してみると,使った4VAカットコアの倍くらいの価格ではあるが,3.6VAのトロイダルトランスがある。しかもサイズがほぼ同一。基板に追加の穴をあければ使えそう。ちょっと試してみたくなった。別箱はそれでダメなら考えるか。
昨日のフォノアンプの障害解析。まずは電源基板を切り離して,実験用定電圧電源を接続。コイツは最大32Vしか出ないので2V足りないけど仕方がない。10KΩのブリーダーで正負電源とGNDを作成して給電。負電源側だけ使っている内蔵MCヘッドアンプは電源ラインを外して殺しておく。電圧測定しながら部品にハンダコテを当てて接続の見直し。ボリュームをあげると微妙なハムが聞こえるが派手な発振とモーターボーディングは止まった。この状態でデンオンのDL-110が載っているレコードプレーヤをMM入力に接続し,大瀧詠一のA LONG VACATIONを聞いてみる。君は天然色は酷い音だったが,短時間の間にエージングが進んだのか,シベリア鉄道にお別れする頃にはそれなりにマトモになった。細かい音も結構聞こえる。ひょっとすると結構いいフォノアンプかもしれない。オーディオ用の部品はMC入力のシルミック2と,ケミコンにパラっている松下ECHUくらいで,あとは1個数円の薄膜抵抗と,数十円の表面実装トランジスタの組み合わせ。多量のケミコンもサイズの関係で秋月の標準品を使ったのでコスパがなかなかいい。あとは電源基板の方をなんとかしないと。
8/7に発注した基板が昨日届いたので,早速部品を載せてフォノイコライザアンプを試作してみた。発振しているのか,テスタの表示が止まらない。ミニワッターとヘッドフォンをつないでみるとびっくり。真空管アンプでもないのにモーターボーディングを起こしてる。デカップリング追加くらいで治まればよいけど,発振もしているんだよなぁ。根本的にどこか部品か配線を間違えているような気もする。今日は時間切れ。対策は明日以降。
久々にココイチ。夏だからかビッグサイズのドリンクを宣伝していた。普通サイズには無いコーラがあったが,500mlペットボトルと氷入りグラスの提供と注意書きがある。そういえば,店によっては無料クーポンを配っている普通サイズのドリンクの方にはコーラだけない。つまり,オレンジジュースや烏龍茶のように業務用紙パックが使えるドリンクは利益率も良いという話なのか。となると,ビックサイズのコーラを頼んでみたくなるのだが,あそこのカレーを食って,さらにコーラを500ml飲むほど胃は若くない。残念。
夏休みも今日でおしまい。終わっていなかった項目を一つづつ片付け。出来たこともあれば,全くダメだったことも。夏休みの課題の一つ,Interface誌オマケのラズパイPicoのソフトウェアDAC基板はケースに入れてみた。タカチのプラケースSW-100Bを使用。このケースは長手方向が見事にピッタリで,USBとミニプラグ用の穴を開けると,基板がピッタリ入る。このケースはアマゾンでも扱っているので容易に入手可能。¥286なので安い。ただ,仕上がりサイズは意外に大きく,上下方向は半分くらいでも良いくらいだが,そんな都合の良いケースが容易に入手できる訳でもなく。うーん。
大雨の中,指揮棒振りへ。都心はガラガラといえばガラガラだが,終戦の日だからかデモ隊や街宣車を警戒した警官が大勢いた。街宣車もアジ演説も両方聞こえてきましたよ。そりゃ,窓開けて練習しているので。
久々に首都高ドライブ。ガラガラの筈の7号が京葉口の手前で渋滞している。下り一之江の出口の目の前で軽自動車の事故渋滞(火事?)だったのだが,そのほんの少し後で今度は上りが事故渋滞。それもこちらは玉突きのようで少し深刻。しかし上下線がほぼ同位置で事故渋滞ってのは初めての経験かも。
昨日完成したInterface誌オマケのラズパイPicoのソフトウェアDAC基板(改),ノイズを除けば思ってたよりマトモな音で驚き。ぺるけ式ミニワッターに繋げて音出しテストの後,お決まりのオペアンプ交換。オリジナルは新日本無線のNJM7043Dを指定。秋月の部品袋の中もコレ。条件は5Vで使えるオペアンプ。できればRail-to-Railが良いが,まぁそれはそれ。手持ちで何年か前にマイクアンプ作ったときに幾つか試した余りがある筈だがでてこない。あと5Vで動きそうなのはNJM4580とLM4562しかなかったので,LM4562で試聴。サウンドはトゲが取れて少し大人しくなったが,驚いたのはデジタル回路とグラウンド由来と思われるノイズが少し静かになったこと。差動回路の性能向上でコモンモードノイズの除去がマシになったのだろうか。でもこのオペアンプ使うなら入力のR10/R20を実装して少しゲイン落とした方が良さそうな感じ。それはともかく,イマドキのDACも中身は計算に特化したハードウェアだが,マイコン上のソフトウェアでフィルタ補間の計算とPDM変換してもこれだけの音が出せるのかと感心。まぁ,やっていることはPDM以外,VSTプラグインとあまり変わらないのだけど,PCのCPUでなく¥550のマイコンってのがね。
先週入手したInterfaceのラズパイPicoのDAC基板に部品を載せてみた。外付け部品はバッファとフィルタ兼用のオペアンプだけで,あとは全部ソフトウェアで処理するので処理能力さえ追いつけば何でもアリなのが触れ込み。なのでハードもかなり簡素。アンプとフィルタと,電源回路しかない。部品は秋月の部品袋を用意したのだが,抵抗は一部を除き表面実装部品に変更。6.8KΩはKOAの安物しか手許に無かったので6.2KΩにした。ただ,試聴して波形クリップが出てきたら6.8KΩの安物の方を突っ込んでみるか。W数指定の部品もいくつかあったが,ブリーダーの20KΩが1/4Wってのは(出力コンデンサの充電用だとしたら尚更)理解できなかったので,いつもの1/10Wに。出力の100Ω1Wはヘッドフォン相手ならアリだが(それでも1/4Wで十分のような),今回はライン出力用とすることにしたので偶々手持ちがあった470Ω1/2Wの表面実装品に。出力のコンデンサは部品箱から銀色に光る東信のUTSJ 33μFに。実際には10μFもあれば十分なのでルビコンのPMLCAPにしても良かったが,なんか勿体ない気が。あと,オペアンプのパスコンも積セラから部品箱にあったニッセイのフィルムコンに変更。たぶん20年以上前に買ったビンテージ物。3次フィルタ用の0.015μFは部品箱になかったので発注中。まぁ,これは無くても音は出る。その他は秋月の部品袋そのまま。しかしこの基板,部品を全部SMDにして,picoを裏面実装にすれば,picoより一回り大きい位のサイズで納まりそうだ。基板だけ応募者全員プレゼントではなくPico以外の部品を表面実装で載せて1000〜1500円くらいで頒布するならその方が良かった気がする。その方がソフトウェアがメインの人もとっつき易いだろうし。
さて,これを入れるケースをどうしようかな。
物凄く久しぶりに魚喃キリコの Strawberry shortcakes が読みたくなったのだが,版元絶版なのね。まぁ,そりゃそうか。持ってた奴はとうの昔に売った筈だし,読みたきゃどこかで買うしかないのだが,Kindleにも無いとなると古本か。と思って探してみると,去年意外な出版社から復刻してた。うーん,電子版どこかにないかしら。置き場所無いんだよなぁ。
音が良いという噂の電源用レギュレータIC LT3042を入手した。mouserで1個6.010ドル。早速4月のヘッドフォンアンプにつけてみた。6/20の日記の通り,電源から35mV程度のノイズが出たままなのが,どのくらい収まるか。そうは言っても既に実装できそうなスペースはないので,2階建にする為に小型化する必要あり。15V 0.5Aくらいは流れるので,一番の問題はヒートシンクをどうするか。そこで,秋月のLED用アルミ基板を用い,熱くなるトランジスタはその上に直付け,他の部品も所持品がある限り表面実装品で構築してみる。入力はLT3042のデータシートの指定通り47uFで受けるが,適当なX*R特性の積セラの手持ちがないのでルビコンの固体電解コンで。同様に,エミッタ-ベース間のバイパスも固体電解コン。出力は偶々持っていたX5Rの10uF。入手したLT3042は0.5mmピッチのMSOPなので,10ピン用の変換基板にL形ピンヘッダをつけて貼り付け。このICは裏側に11番ピンが出ていて,変換基板も相応の場所に穴が開いており,ハンダを流し込んでおく。ところが,うっかり裏側の11番ピンの配線を忘れた状態でアルミ基板に取り付けてしまい,慌てて取り外すも後の祭り。アルミ基板のパターンが何枚か剥がれてしまう。うーん,昔の片面基板みたいだな。両面スルーホールのような強度はさすがにないか。
LT3042は右側の変換基板の上。試作繰り返しで部品を何度もつけたり外したりで,お見苦しい。
トランジスタの真隣がケミコンだが,問題になる程は熱くならない筈
トランジスタは1〜2Vの電圧降下状態で0.5Aを継続的に流せれば何でも良さそうなので,余剰品活用。使ったのは2SB1203と2SAR512で,どちらも製造中止品。両方載せて聴き比べて,2SAR512の方が良さそうな気がしたが,定格に余裕のありそうな2SB1203の方を配線。ただし,このトランジスタはある程度負荷をかけるとベースにつける抵抗をデータシートの10Ω→4.7Ωに変更しないと思い通りに電圧降下しなかった。まぁ,そりゃそうだ。
で,どうにかこうにか形になったのがこんな感じ。出力電圧は固定なのでSETピンへは150KΩ直付け。データシートには並列に4.7uFの指定があるが,さすがに手持ちのY5V特性の積セラを付ける気にはならず,かといってPMLCAP 4.7uFを付けるのはもったいないので,松下のECPU 1uFを付けてみる。ILIMにつける電流制限抵抗はナシ。まぁ,この構成だと過電流で壊れるのは高価なLT3042ではなく安物トランジスタの方だ。起動時に電圧がゆっくり上がっていくのは歓迎なので,ENピンにつけるブリーダーもなし。だいぶスッキリしたが,これで十分。たぶん。
図に無い2ピンは1ピンと3ピンに接続。11ピンはICの裏面から配線。
結果はというと,100Hzと1.6KHzのノイズは無くなった。トゲも消えた。同じ電源にDAC用のDC-DCコンバータが2つぶら下がっていることを考えれば,このくらいなら十分のような。でもまぁ,この程度の軽減なら新日本無線の比較的安価なレギュレータで可能なような気もする。やはりバラック構築ではなく,きちんと設計した専用基板を作らんと真価を発揮できないかな。音は以前に増して曇りが取れてスッキリ。前に増して合唱曲の分離がよくなった。ただ,固体電解コンを使ったのでエージングの問題かもしれないが少しだけシャリシャリする。元々シャリシャリする部品を使って作ったアンプなので,曇りが取れてシャリシャリが表に? まぁ,いいか。
使用前(上),使用後(下)。
夏休みに入ったので,部屋の片付け。ついでに給油も。オリンピックが終わったので首都高使ってピンクのオリンピック専用レーンの見物ついでにどこか出かけるのも良いが,これだけ風が強いと何が飛んでくるかわからない。うーん。
昨日発注した基板,落ち着いて見るとバグが見えてくるもので,既に2箇所発見。1箇所は定数変更でなんとかなるにして,もう一箇所は付線がいるなぁ。
オリンピック閉会式。電通はソニーに弱みでも握られているのか,ソニーレコードばかり。そしてまたしても意味不明な演出。どうせ東京音頭やるなら,東京中の町内会とヤクルトファンをあつめて閉会式の最初から最後まで東京音頭で盆踊りしていれば良かったのでは。それなら盆踊りの予算で間に合うし。ヒネリを入れるなら昔あった生福の戦場の盆踊りがいいな。あれもソニーだし。しかし,もう33年も前のネタなのか...
フォノイコライザアンプの基板と電源基板,最後まで入手に時間がかかったスイッチ類を現物合わせして問題なさそうだったので,設計終了。いつもの通り発注してみた。今度はいつ届くのやら。
Interfaceのオマケ基板,どんな感じで料理するか悩んでみる。ライン出力仕様とヘッドフォン仕様のどちらにもなるらしい。抵抗は全てスルーホール部品用のパターンになっていて,手持ちの表面実装用の薄膜抵抗を生かすならばサンハヤトの変換基板を貼り付ける必要がありそう。スルーホールの格安金被抵抗でよければE12系列は全て持っているし,秋月の部品セットにもおそらくFAITH LINK製の格安金被が入っているのだが,音の信号が直接通るところ位は薄膜抵抗を使いたい。そうは言ってもそんなに変わらん気もする。さてどうしよう。
今日の大井の最終レース,JRAから都落ちしてきたボヘミアラブソディやイイコトヅクシという珍名揃いのレース。どちらも人気薄でとても買えない馬。勝ったのは4番人気の牝馬ミカチャン。これも珍名なのだが馬主の親類か誰かにミカチャンいるのかな。
昨日のフォノイコライザアンプの電源基板をどうするか。トランスはBlock社のFL-4/18を入手してみた。わずか4VAの小型トランスだ。入力は115V端子が2つあり,並列で使うと115V,直列にすると230Vになるという,海外製品でよくある仕様だ。出力は18V 0.1Aが2つ。100Vで使うので並列固定。出力は定格の18Vから15.6Vに落ちるが,元々の指定が15Vなので問題ない。ただ,ピーク電圧は44.2Vなので,無負荷時にもっと上がることを考慮すると50Vのコンデンサで受けるのはイマイチ。ここは63V品にするか。このトランス,樹脂で固めてあるので直接は見えないが,裏面の樹脂の膨らみからは長手方向が頭になっているカットコアトランスに見える。長手方向に向けてノイズが出る訳で,横にして使えば良さそう。以上を踏まえて部品を並べてプリントパターンを描いてみたが,ACメガネコネクタとヒューズボックスとトランスを並べると,トランスが意外に大きくて縦幅が結構ギリギリ。まぁでも,カットコアトランスなんてオーディオとしては珍しいので,製作意欲が湧いてきた。ハムに悩まされたら,電源基板だけ別の箱に入れれば良いし。
Interfaceのオマケの基板が届いた。オプションで色々な仕様に組み立てられる仕掛け。さて,どうしようかな。
とりあえず秋月扱いの部品セットを入手してみた。使うかどうかはわからんが。
ぺるけ式ミニワッターもひと段落したところで,今度は同氏のフォノイコライザアンプを作成してみることにした。昨年夏に衝動買いしたPC部屋用のレコードプレーヤに付けて使っている中華アンプ(なのに中身はフルディスクリート) LITTLE-BEAR T8 Ver1.2の装丁はそのままに,中身の基板をそっくりぺるけ式に入れ替えてしまおうという計画。元のアンプは初段が2SK170(実際に入っていたのは2SK184),2段目が2SC1008と,昔はいくらでも入手できたが今となってはビンテージ物。MC入力の場合は2SK170が1段増。とても古臭い回路で昭和の音がするが,それなりに聞けるシロモノ。まぁ,レコードは昭和ではない方が珍しいので,昭和の回路で鳴らすのはアリか。ただ,かなりハムが乗っていたので内蔵トランスは除去して音屋のAC-ACアダプタをつけて使用。
今回作成のフォノイコライザアンプは,元アンプの基板のサイズが89mm×141mmで,100mm×100mmのサービスサイズをオーバーするので,電源基板とアンプ基板を別々に作成。これはハムで悩まされたら電源基板を別の箱に入れる対策が取れるという目的も。例によって表面実装部品を必要数並べてみた感じでは,MCヘッドアンプも同居できそうな感じなので元のアンプの仕様通り,ヘッドアンプ内蔵仕様がいいかな。 で,元のアンプのパネルもそのまま流用し基板だけ入れ替えするには,同じ穴が使えるスイッチと,基板用RCAコネクタを入手しなければならない。スイッチはどこにでもあるのだが,6端子分の基板用RCAコネクタは微妙。ネットで探してみると,デジットでジャンク扱いのメーカ不明40個1000円コネクタがそっくりだ。試しに取り寄せてみたら,これが端子穴までピタリと合う。元々LITTLE BEAR T8ついていたコネクタはメッキも薄いしプレス精度もイマイチ。デジットのジャンクコネクタの互換品(ニセモノ)として出回っていたものっぽいがどうなのか。デジットのジャンクコネクタはなかなか良さそうな出来だ。ただ,さすがに40個も使わん。残り39個はどうしよう。試しに静電容量測ってみたら,我が家の機械では測定限界値だったので,コネクタとしての素性は良さそうなので他の用途を考えるか。まぁ,配線に基板が使えるのもKiCADを使うようになった今となっては配線不要で有難い。
という訳で,LITTLE BEAR T8 基板入替計画発動。元アンプのケース以外でも,横幅3.7インチのケースなら何でも使えそうな基板を設計してみることに。どうなることやら。
デジットのコネクタと瓜二つ
高校野球の東東京大会,今年は神宮が使えず,なんと東京ドームで決勝戦。神奈川は浜スタが使えず保土ヶ谷球場だったけど,東京は贅沢だねぇ。例年なら汗だくの応援団も今日はエアコンで快適そう。内野は千鳥配置で前売一般販売5000枚,学校関係の応援団は2000枚づつレフトとライトの外野席って分け方,今回だけかもしれないけど,これはこれで良いアイデアだと思う。ドームを貸してくれた読売に感謝。
指揮棒振りの日。落ちることもなくなって,なんとなく形になってきた感じ。やっぱり毎月練習できるっていいね。