火曜に届いた中華基板はリードのP-2に穴をあけて収めてみた。ついでに,3月にNFJから¥1,380購入したPCM5102基板を直結。絶縁型DC-DCを使った電源分けと,信号線にアイソレータを入れるのはまた今度。あけた穴はHDMIコネクタ2つと,基板用DCジャックと,音声切替スイッチ(モニタ出力の有無を設定)と,出力用のRCA。しかし令和の世になっても,アマチュアがアルミケースに角穴開けるのは面倒臭いままなのね。方法もほとんど進化なし。進化したのは方眼紙に図面書いてケガキする代わりにMacで図面作って印刷して貼り付けられるくらいか。あ,あとドリルがコードレスになったのも進化? まぁ,小ロット生産や個人向けに安くケースを加工する機械はまだないので,中華キットがレーザーカットできるアクリル組み立てケースにしているのも納得。
2つの基板の間のスペースは,信号アイソレータ基板と,電源基板を置く予定。
このP-2だが,まだ昭和だった中学生の頃,フォノイコライザアンプを作ったときにこの箱に入れたんだっけ。当時,フォノイコライザを持ってなくて,でもレコードプレーヤーが欲しくて,自作オーディオアンプ解説本の参考回路図を眺めながら作ったシロモノ。今やビンテージ扱いのトランジスタ2SC458LG(当時は30円くらい)の2段増幅で終段コレクタ接地の3石。回路のパクリ元はパイオニアだったか何処だったか。当時は今の道路向かいにあった千石で安い青緑色のエルナーのケミコンを知り,エルナー大好きになったのだっけ。秋月は今のような多品種の部品を扱う店ではなかったし(置いてあればラッキーなのは今もあまり変わらんが),当時のケミコンは高かった。RIAAイコライザに使うコンデンサを安いフィルムコンからスチコンに変えたら音が激変したのを覚えている。ステレオなので同じ基板を2枚つくって2枚重ね。残りの半分のスペースはトランスと三端子レギュレータの電源回路。で,このケースの当時の価格は忘れたけど,中学生の小遣いで買える程度なので多分数百円。今でも千円ちょっと。息の長い商品だわ。
Cubaseのアクティベーションはサーバダウン継続中で今日も不通。一体何をやらかしたのやら。
7/31締切のCubase10.5→11のアップグレードのセール,eLicenserがエラー吐いてアクティベーション処理ができない。調べてみたら,何とeLicenser サーバが落ちてた。バックアップからリカバリするので時間がかかると公式ページに書いてある。
オマケにつられて今更ながらCQ出版のインターフェース誌8月号を購入。ラズパイPicoを使ってUSBオーディオを作るというもの。ソフトに興味アリアリ。まぁでも,綴じ込みではなく基板交換券を送るってのがなんだか。まぁ,わからんことはないのだが。
成城石井ブランドのクラフトコーラが凄く気になったのだが,その隣にポッカサッポロのクラフトコーラが成城石井ブランドの半分くらいの価格で置いてあったのでそっちを買ってきた。うーん,こういうの作るのって楽しいだろうな。と思うような味。シナモンを中心とした香料が沢山。初期のコーラって,こんな感じだったのかな。
7/12の続き。HDMIからI2SとSPDIFに音声だけ変換する中華基板が届いた。ところがSPDIF用の同軸コネクタの足が折れて外れてしまっている。さすが香港→シンガポールを経由して日本に届いただけのことはある。返品交換も面倒なので,一度外して折れていた足を修復し再取付し,48KHzで信号が出ていることを確認。問題なく使えそうな感じ。
中央のFPGA(?)はラベルが削ってある。黒基板なのと合わせて,コピー製品対策か。
先週基板ができあがったぺるけ式ミニワッターPart5。タカチのHEN110512Bに穴をあけて実装してみた。基板の幅を10cmで作っておくと,結構色々なケースの内部の溝に収まるのだが,このケースにもピタリと合う。これでようやく完成。パイロットランプは秋月で扱っている3mmツバなし白色LEDにブラケットをつけたもの。コイツが中々眩しくて,470KΩでようやく納得のいく暗さになった。まぁ,電源電圧が15Vなので両端11.5Vくらいはあるので仕方がない。電源電圧5Vなら1.5Vくらいになるので,56KΩくらいで済むかどうか。
パネルは基板に直接ハンダ付けのボリュームだけの予定が,欲がでて電源スイッチやらソースセレクタやらヘッドフォン端子やらを付けてしまったので,配線が超ゴチャゴチャ。心配なので耐熱線使用。
コカコーラの五輪協賛の車内貼ポスター見て,2504×10の6乗(つまり,2504M)と,謎の数字が出てきてしまった人はおいらだけではないと思う。いや,単に赤緑黒黄青と線が並んでいただけなのだけど,なんとなく抵抗のカラーコードに見えてしまうのね。
崎陽軒のあのころのシウマイ弁当を入手。駅のエスカレータ上で,おいらのすぐ前で倒れてしまった老人を介助したので寄り弁になってしまったかとも思ったのだけど,予想以上に無事なのは流石崎陽軒。福神漬が美味かった。
なぜかこちらの方が安い。
月例になった上野動物園詣。さすがに暑すぎて体力的にあまり見て回れなかったので,来月はパスかな。また9月に。西園のパンダ舎は立ち入り禁止なのだが,姉のシャンシャンと同じペースだと,今度の息子と娘は年明け位に観覧可能になる筈。まぁ,その頃には姉は中国へ嫁入りに旅立ってしまうのだが。
一番涼しそうな動物といったらコイツだろうか。
令和パンダ舎は進入禁止。
動物園で散々歩いた後は,御徒町の登亭で鰻重。ごちそうさま。
久々の竹。この店は松竹梅の順。
オリンピック開会式,誰と誰と誰を出せば何%などという,昔のテレビドラマのような計算なのだろうか。ハイライトがゲームミュージック(任天堂が入ってないのは大人の事情?)にのせた各国色とりどりの入場行進というのはちょっと寂しい。褒められたのは入場行進の台湾の順番とがーまるちょばの人力ピクトグラム。あとは中途半端な大人の学芸会じゃないの。あの謎のテレビクルーは何なんだ。全く意味不明。
今日から謎の4連休。で,久々の秋葉原詣。最近面倒臭くなって通販ばかりなのだが,数店舗回らんと揃わない品物は通販だと送料ばかり高くつくので仕方がない。暑さのせいか歳のせいかテレワークで体力落ちたせいか,物凄く疲れるんだよなぁ。
JAFMATEの遊眠亭主の連載。今月のはウケた。いや,ユーミンが車に興味がないというよりは,貴方がアリ過ぎなのでしょうよ。というお決まりのツッコミはおいといて,なんだか微笑ましい。
ぺるけ式ミニワッターPart5,基板だけ完成したので早速音出し。全然エージングできていないのだが,なかなか良い音を出す。さすが設計がしっかりしているというか,再現性が高いというか。例によって表面実装部品がメインで,足付きの部品は入力のVR,オフセット調整用VR,出力段トランジスタ,代替が効かないダイオード,電解コンデンサ類と,表面実装品は積層セラミックしか無かったマイカ33pFだけ。初段は定番になりつつある東芝の2SK2145BL,定電流回路は2SA1298,終段はTTA008/TTC015,さんざん悩んだ2段目は結局BC807K-40を入れた。hFEが実測600超なので帰還回路の33pFを変更する必要があるかなとも思ったのだけど,いまのところ問題無いので省略。心配した発熱は基板に吸われているようで問題なし。というわけで,BC807でもNexperia製のK付きなら基板パターンに気を使えば普通に使えそう。この基板上で一番発熱している感じなのは2段目のコレクタに入れた220Ω。両端に7.1V程度かかるので240mWくらい。そりゃ,熱出るわな。次が出力段のトランジスタかな。全部ひっくるめて秋月のヒートシンクも含めて100mm×90mmの基板上に搭載。それでも2段目用の放熱エリアができる位の集積度。熱い部品が点在しているので,基板の面積の1/3位を占領している電解コンデンサは全て105℃品にしてみた。実態は部品箱のコヤシになっていたもの。真ん中に4つ並べた1000uFはニチコンの超低ESRなマザーボード用HZ。それを挟んで4つ並んでいるのは秋月に置いてあるルビコンZLH 4700uF。入力部分の3300uFとリレー用の2200uFはニチコンKA。帰還回路の220uFはニチコンの茶色の両極性の奴。両極性である必要は無いのだが,なにしろ極小の手ハンダばかりなので何らかのハンダ付けチョンボで過大な逆電圧が掛かってしまう可能性があることへの保険。これも105℃品。バイアスの100uFはOSコン。で,超低ESR品と,入力のニチコンKAを除いて,いつものように基板の裏側に松下のフィルムコンECHU 0.1uFを並列接続。秋月で1個40円。50円なら続けるが60円に値上げされたら微妙。裏側に搭載したのは音が変になったら除去できるように。まだエージングが終わってないので判断はつかないが,今のところ問題なさそう。
今回使わなかった2段目のSC-62/SC-63兼用パッドがハンダ色に光る。
いつものサービス価格では無理だが金メッキに指定しておけば綺麗だったな。
小山田圭吾の辞任騒ぎ。母校の和光にまで飛び火しているようだが,それはおいといて,開会式で彼の曲を使わないといっても,代替案があるのかどうか。えっ,誰の曲で代替するって? そりゃ,守銭奴のIOC会長ではなく偉大なる方のバッハだろうよ。彼なら権利うるさくないぞ。マタイ受難曲の終曲でもかけてくれ。スタンドでの歌い手が欲しけりゃ行くぞ。
スピーカー完成。スカスカだったので,表面のパッキンを剥がして後ろにつける。格好悪くなったけど,思ったより低音出るね。 ストロークもなかなか。バスレフ穴に手を当てていると元気よく低音が吹き出してくる。
スカスカ音だったので,この写真を撮ったあとにパッキンを剥がして裏側に貼り直し。
FusionPCBに頼んでいたぺるけ式ミニワッターの基板が届く。佐川さん,いつもは手渡しなのだけど,今回は郵便ポスト投函。まぁ,その方が有難いって言えば有難いのだが。さて,部品を載せてみるかね。
上野のパンダを拝みにいく予定が,病院の予約が午後に入ってしまってキャンセル。暇にまかせた勢いで2019年の正月くらいに秋月の秋葉原店店頭で売ってた¥980の中華デジタル時計Z-00297を組み立ててみる。ずっと部品箱のコヤシになっていたもの。店のスタッフが作った(ちょっとだけ丁寧な)組立説明書付き。この手の中華キットはパーツセットと部品表だけで何も解説が無いものが多いが,スタッフが実際に組み立ててハマりそうだった場所を列挙しているので,これは有難い。初心者向けに,部品の取り付け順まで書いてある。ちょっと癖があるが,キットそのものは平成前半の秋月のキットを組み立てられる腕前があれば楽勝の部類。昭和の秋月キットを相手にしていた人なら超楽勝。そうそう,懐かしい水銀スイッチも入っている。これは謎のレベルメータ機能を使わない限り温存してこの部分をジャンパしても良いのだが,部品箱の中で割れて水銀が飛び出してしまうのも面倒なのでそのまま実装してみた。
ピリオドを上下ひっくり返してコロンに見立てるアイデアはさすが。
これで¥980ならそこそこ良コスパ。クォーツ精度次第だが。
トランジスタは謎の中華PNPトランジスタ,S9012が6個付属。使うのは5個なので1個は予備か。調べてみるとhFEがmaxで300,fTが100MHz,最大コレクタ電流500mA。特性はどことなくBC557に似ているが,そこまで至らなかったという感じ。コレクタ電流が低いとhFEがかなり下がるのは他の中華トランジスタと同様。用途はどうせLEDの切替だろうから,コイツはネタ用トランジスタとして温存しておくことに。代替はBC327でも2SA1015でも何でもよさそうだが,リールにつけたまま部品箱のコヤシになっているBC807に決定。少しは信頼性上がるか? 元のトランジスタがEBC配列だったので,基板の裏側のEBの所にBC807を貼り付けて,Cは付線で接続。水晶発振子もキットの怪しい奴は使用せず交換。先月のPICボード作成時に調達したセイコーの表面実装型をランドの上に無理やり貼り付けてみた。どのくらいずれるかはしばらく放置しないと判らんのでなんとも。この時計, 搭載している8051アーキテクチャの中華マイコンSTC 15F204EAで計時しているのではなく,RTCのDS1302のレジスタを定期的に読みにいっているだけに見える。お陰でリチウム電池で時刻バックアップも完璧。完成してみると本当に只のデジタル時計なんだが,10秒に1回くらいの割合で気温が出てくる。1〜2℃低めに出ている気がするが,まぁ,目安にはなるんだろうか。秋月作成の組立説明書には表示しているセグメント数で明るさが変動するって書いてあるけど,そんな感じに見えないのはBC807に交換した効果か,いや,変わらんか。
8051アーキテクチャのマイコンと,RTCが乗ってる。
トランジスタは表面実装品のBC807を裏側に搭載してみた。
NFJ扱いのHiVi 2.5インチスピーカー,先月の掲載から気になっていたので手を出してみた。Fostexの65mmかんすぴの箱に入れて鳴らしてみる。この箱は穴が60mmなので,若干の拡張とコネクタ部分のザクリが必要。あとファストン端子を110に付け替え。Fostexも昔のFE83やFE88の頃は110だった気がするが,今はこんな65mmスピーカーでも187。これも時代の流れ?
紀伊國屋書店地下のカレー屋モンスナック,閉店しちゃうんだねぇ。ビルの耐震補強で一時閉店という建前。でもまぁ,追い出されるんだろうな。よく令和まで持ったというか,店も味も昭和そのもの。紀伊國屋ホールの差し入れカレー,次はどの店にするんだろう。やめちゃうのは寂しいなぁ。
厚木基地の滑走路先の東名大和トンネルが今日から4車線。大和トンネルを先頭にnキロの渋滞ポイントがどこに移るのか。そりゃ,4→3になるところでしょうが。その昔は綾瀬バス停。大和トンネルを経て,次は何処に?
大井競馬のメインレースで先月に続き単勝万馬券。しかも今回は重賞で賞金6千万円のジャパンダートダービー。南関中継の日刊競馬の解説者が当ててしまうというオマケ付き。ブービー人気ながらJRAの強豪から逃げて逃げて逃げ切った船橋のキャッスルトップと仲野騎手に拍手。
今日の大井競馬11レース,シガーヲスウオトコ。これは6/10のピアノマンに続くおいら的珍名馬なので応援で買ってやろうかと思っていたが,単勝3番人気のつまらん馬券で躊躇している間に締め切り。蓋を開けてみたらそのまま1着。この名前,覚えておこうか。
デジタルオーディオの話。USBからI2Sに変換する基板を色々探していたのだが,4月に購入したCombo384モドキ以外はなかなか良さそうな出物が無い。あれはあれで良い物だったが同じ工作はつまらん。と思ってAliExpressを物色してみると,HDMIからI2Sに変換する基板というのがいくつかあった。これは面白そうなのでアテにならないレビューをみながら,マトモに動きそうな奴を発注。I2Sは基本的には箱の外に引き回せないのだが,LVDSドライバを経由してHDMIのケーブルを使って引き回す技があり,そっちの基板も色々ある。HDMIからI2Sに変換する基板も,このHDMIケーブルを使って出力する(ケーブルを使っているだけで中身はI2S)出力を付けると数ドル高くなるオプション扱い。まぁ,このI2SをHDMIケーブルで転送する技は各社各様でピン配列が違っていたりする。GNDは同じ位置っぽいので,LVDSドライバを通した後は,相手のピン配列に合わせてGALを焼くか,ピン違いは諦めて極性違いだけならXORを突っ込んでソフトで反転できるようにするか。どうせその先にアイソレータを入れないとアースがループしてしまうので,大したことはできないのだが。もっとも,おいらはそんなLVDSなんて技を使う予定もなく,3月にNFJから¥1,380購入したPCM5102基板が安物のくせに頑張った音が出るので,5月にFusionPCBから届いたISO7640FMアイソレーター基板と一緒にして付けてみようと思っている。基板は10枚届いているので残り9枚。ISO7640FMは購入価格$6.51,まして共立では¥1,236なのでコイツに使うのは勿体ないが3個余っていて他にアテもない。接続経路的にもアイソレータは必須。はてさて。
アンカレジに置き去りになったトランジスタが昨日夜に届いたので,ブレッドボードで試作したぺるけ式ミニワッターに載せて,さっそく試験してみた。NexperiaのBC807K,三洋(オンセミ)の 2SA1416,ロームの2SAR293と2SAR512。どれも汎用トランジスタ。一通り聞いてみたのだが,2SAR512はちょっと無理かな。そもそもスイッチング用だし。で,そのままで使えそうだったのは聴感順(好み順)にこんな感じ。
2SAR293は電源ON直後がダメで,時間が経過すると良くなってくる。BC807Kは先日のBC327より良い音だったのだが,鳴りっぷりが薄っぺらい。どこかのモニターヘッドフォンのような音だ。心配した発熱は,2時間程音出しをしてみたが,放熱先がDIP変換基板の足とブレッドボードのコネクタ位しか無いにもかかわらず,触っても全く熱くない。これなら使えるかもしれない。2SA1416は頑張っているが,もう少し電流を流したい感じ。それは2SAR293も少し感じたので,2段目の定電流回路の160Ωを180Ωにして電流を片側あたり38mAまで増やし,負荷の220Ωに2.2KΩを並列接続して聞いてみたら,それなりの感じに音がでる。ただ,そうすると他の定数も見直す必要があり,折角の完成度を下げてしまいそうなので,全部元に戻して2SAR293で再試聴。うーん,こいつかな。(BC807Kも捨てがたいが)
ちなみにBC807Kは取り急ぎhFE=400くらいの個体をペア取りして使用(頭4つくらいでペアが取れた)。2SAR293は入手した石が480〜500くらい。490台が多かったのでそこからペア取り。2SA1416は370前後の物からペア取り。2SAR512は400で綺麗に揃っていた。
今月最初の棒振りの日。来週からの緊急事態なんとやらでまた練習会場が使えなくなるのかと危惧したが,今回の緊急事態なんとやらでは現状維持だそうだ。そいや,上野動物園の予約券も普通に確保できたし,まぁ,さすがに緊急事態も4度目だとね。
上野のパンダの仔の性別判明。オスとメスだったそうで。やはり3月に2回致したことと関係あるのかはよくわからんが,あの母親は観客から見てちょっと神経質っぽいところがあるので,やはり無観客が効いたのだろうか。
追加で発注したトランジスタ,明日届いて週末に実験する予定だったのだが,アンカレジに置き去りになってしまった。うーん,いつ届くのだろうか...
七夕。おいらはお盆を月遅れでやるなら七夕も月遅れでやれというのがいつもの主張。だいたい,新暦だと梅雨の真っ只中でベガとアルタイルが両方見える確率はかなり低い。案の定,なにも見えなかった。そりゃそうだ。今日は5月28日なのだから。
昨日の続き。中電力トランジスタということで,ロームの2SB1181と2SB1188を試してみる。2SB1181はそこそこの音で,定数変更無しで使えそうだが,2SB1188はオーディオ用途には無理そうな音だった。ただ,2SB1181と昨日の三洋2SB1203の音を比べてみると,やはり2SB1203の方が良い。BC327のように火傷しそうにもならない。コイツはコンプリ相手の2SD1803がセカンドソースならまだ入手可能なので,そいつを入手すれば出力段にも使えそうなんだよな。放熱考えたら基板面積がサービスサイズ以上になりそうなのでやらないけど。あと似たような石だとルネサスの2SA1385だがこちらもディスコン。ググったら鈴商で扱っているようだが,あそこは実店舗畳んで謎の神社になってから縁がなくなった。まぁ,2SB1203も入手ルートは秋月通販扱いと,mouserくらいでどちらも在庫限りなんだが。
昨日検討したBC807だがBC327のように使えるかと思ったら問題があった。普通の3本足のBC327が625mWなのに対し,表面実装版のBC807は半分以下の200mWとある。これじゃ全く使えない。うーん,残念。と思って色々探してみると,Nexperiaが出したBC807Kというのがあった。これは普通のパッドで350mW,1平方センチのパッドをつけるのを条件に,575mW使えるらしい。面白そうなので普通のBC807との比較用に発注してみた(中身は全く一緒かもしれんが)。もっとも,2段目は選定をSOT-23で粘るから大変な訳で,SOT-89であれば普通に500mW使える筈。そういう訳で,SOT-89に絞って少し候補を上げてみる。定電流回路に使った2SB1188の他に,入手できそうで使えそうなものは三洋の2SA1416(セカンドソースが入手可),ロームの2SAR293と2SAR512あたりか。まぁダメならスイッチングでモータ回すのに使えそうだし,試しに発注してみるか。
ぺるけ式ミニワッターもブレッドボードでようやく音出し。電源は実験用の安定化電源を使用。音を鳴らしながら2段目のトランジスタを考えてみる。表面実装トランジスタでどこまでできるか。指定の2SA1680はそのものズバリの表面実装版2SA1681が運良く見つかればそのまま使えそうだが,chip1stopで100個¥19100からの販売だった。数円なら百個単位で買うが,191円だとさすがに買う気はない。そこで適当な代替品となる訳だが,hFEが実測200以上で500mA以上流せる手許のトランジスタをとっかえひっかえ鳴らしてみると,こんな感じだった。
2SB1694はかなり素直な音。hFEも実測500超。良さそうだが残念ながらコイツの許容損失は200mWなので180mWの設計では使えない。BC327は期待通りの大人の音。2SA1020は個体の影響か接触不良かわからんが,何故か歪っぽかった。オマケで試した2SB1203は定数変更無しで使うには抵抗があるが,そのままでも意外にいい音出す。まぁでも,ここは無難にBC807にしようかどうか悩む。出力段は指定の2SA1359/2SC3422とTTC015/TTA008を聴き比べてみる。というか,使えそうなコンプリペアはそれと,TTC004/TTA004しか持ってない。TTC015/TTA008の方がいい感じだった。さすが中電力版1815と呼ばれるだけはあって,音が似てる。2SA1359/2SC3422はTTC015/TTA008と比較すると少しだけボケた感じがする。まぁ,個体差もあるだろうし,ほとんど好みの問題なのだが。
初段のバイアスは無理に所持品だけで作ったので5KVRと2.7Kと3.3Kの並列で910Ωを作成。
しかしよく考えたら20KVRと1Kの並列で良かったような。後で作り替えよう。
基板作成のつづき。右チャネル分も完成。表面実装トランジスタの許容損失は基板でどれだけ放熱できるかなので,普段はベタアースにする部分も熱に弱い部品の近所でなければヒートシンクとして使えるよう,コレクタに繋がるパターンを極力広げてみる。また,裏面にも極力広げてスルーホールで繋いでおく。この放熱用スルーホールを打ちまくっている製品を見たことがあるが,まぁ,そこまでは熱くならないのでほどほどに。
1W抵抗を入手できたので,ブレッドボードで表面実装部品でも動作するか回路を検証してみる。入力段は2SK2145。これは致し方なし。ソースが共通なので,ドレイン側でバランス調整できるようにする。高抵抗にするのがセオリーだが,あまり高いと調整範囲も狭くなるので,ミリアンペア単位にならない程度。まぁ,同一パッケージに入っているので出力にコンデンサを突っ込むなら不要だし,オフセットが出たとしても大した量ではないので気にしなければ何でもないのだが。次に2段目用の定電流回路用の2SA950は2SA1298が秋月で入手可能。他にロームの2SB1188が使えた。実験に使った2SA1298ではダイオードと直列の抵抗が160Ωだと62mAで,150Ω時にピタリ60mAに。2SB1188だと更に小さく140Ωくらいで60mAに。さて,2段目の増幅をどうするか。プリント基板のパターンは,どうせ手ハンダなのだから各種どのトランジスタでも使えるようにしておくかね。
昨日のつづき。ようやく回路図入力とフットプリント割付と見直しが終了。基板のパターン描く前に,ブレッドボード上に組んで定数確認してみるかな。あとで抵抗を並列や直列繋ぎにしたくなっても表面実装だと基板がそういうパターンでないと大変なので。
この日記も遂に21周年。まさかこんなに続くとは思いもよらず。ネタも最近歌や旅行に行ってないので今年になってハマってる電子工作や昨年末からの上野動物園ばかりだけど,まぁホントに色々あったというか何というか。これからもよろしくです。
先月のミニワッター,早速基板設計を始めることに。その前にKiCadに回路図入力。これが仕事で疲れた目でやると大した回路図でもないのに結構キツイ。海外発注した部品も届いたので,フットプリント情報が怪しい部品はノギスで実測して確認。今回はびっくりするほどそのまんま使えた。それが当たり前なのだけど,前にサイズ相違とかピン番号相違とかあったので慎重に慎重に慎重に...