飴屋的日記
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5/31 (旧4/24)(金)

昨日のアンプ,32Vアダプタで試してみる。カシオのフォトプリンター プリン写ル用のACアダプタだ。中古品を数百円で調達。ハガキや写真印刷用のインクジェットプリンタなのだが,サーマルインクジェット方式は高電圧が必要なのだろうか。そういやHPのインクジェットプリンタのACアダプタも高電圧だ。で,このアダプタ,そのままでは刺さらないのでプラグの先端を少しだけカッターナイフで加工。サイズが分不相応なジャンク流用ヒートシンクも32V入力なら本領発揮。という目論見だったが,動作はするものの,微妙に出力不足。まぁでも,レールスプリッタに流す電流を減らせばなんとかなりそうな感じ。今度やってみるかね。


5/30 (旧4/23)(木)

オペアンプの評価用基板を持っていなかったので作ってみた。初めは秋月B基板に普通に部品を載せて配線して〜という感じで,ただ行き当たりばったりだと後が面倒くさいのでKiCADで配線パターンを作って,その通りに部品を載せて配線して〜というつもりだったのだが,段々面倒くさくなって結局プリント基板を発注してしまった。それが先日届いたので部品を載せて鳴らしてみた。回路はぺるけ氏の続 理解しながら作るヘッドホン・アンプ の中に記載されているオペアンプ使用のヘッドフォンアンプと定数以外そのままなので,それを参照いただくとして,まぁ,普通の非反転アンプにSEPPバッファを足しただけの構成だ。同一基板に同居させた電源回路も同様のSEPP式レールスプリッタ。で,早速MDR-M1STを鳴らしてみたのだが,このアンプ,かなり素直な音がする。

特徴はというと終段バッファの先からオペアンプの前までNFBでなく,NFBはオペアンプ部分だけ。90年代〜2000年代に一部で流行った終段無帰還アンプだ。スピーカーの逆起電力をNFBで初段に戻さないのが売りだが,きちんと設計しないとDCドリフトに悩まされるというもの。まぁ,このあたりはオペアンプ側でプラス入力側とマイナス入力側に同量の負荷をぶら下げればmV程度に落ち着くので特に問題ない。NFBのループ外にあるSEPP回路の歪みも補正してくれないが,それはそれでバイアス電圧生成用ダイオードの非線形部分が影響してくるので,ダイオードをバイパスするコンデンサがあった方が良い。元ネタ回路にはコンデンサ(1000uF/10V)がついている。DC電圧が両端0.9Vくらいで,振幅も相手がヘッドフォンだと大振りしたところでせいぜい1〜2V前後なので品種はタンタル以外なら正直なんでも良い。そこで廉価な耐圧6.3Vマザーボード用を試してみようと思った次第。マザーボード用のコンデンサはオーディオ用と違って音が素直だ。


バイパスコンデンサ未装着状態。搭載部品は全部流用品。
灰色の電解は松下のFC-A。デジットのジャンク。ヒートシンクもジャンク流用品なので場違いサイズ。

このアンプ,基板作成にあたってオペアンプのソケットの部分は下駄履きできるように広く開けておいた。オフセットのバイパス用コンデンサをバイポーラにしたのでピンコンパチなら何でも搭載できる。ぺるけ氏の元ネタはOPA2134を指定。執筆当時としては良い選択だと思う。ただ,コイツが秋月で廉価に売られていたのは遠い昔。今は入手難で値上がりしたのでコスパ最悪。国内入手で安いのは秋月のこのキット を購入してオペアンプだけ使う方法。今の円レートならアメリカから直輸入しても同じ位の価格になる(アメリカからの送料分だけ大損)。まぁ,無理してこのオペアンプを使うなら素直に別のオペアンプを使った方が良い。我が家にも遊びで使える奴が1個だけ残っているので刺してみたが,音はアリだ。ただ,少し余計な音がウルサイ。そこで定番のNE5532にしてみた。TIもJRCも気持ちよく聞ける。先日のNE5534改も気持ちが良い音するが,あれは電源電圧をもう少し上げた方が良さそうだ(もともとDC24V設計なのだが,24V0.5Aのアダプタを繋いだらアダプタの安全回路が働いてしまったので,15V0.8Aのアダプタで評価中。部品定数としては30Vくらいまでなら入力できる)。LM4562を乗せると解像するがちょっとクセが出る。OPA1656はちょっとウルサイ。OPA1612はそのままでは発振して使えなかった。OPA2828/OPA827/OPA627/MUSES05はさすがに別格。価格は抜きにするとOPA627が音楽的。余計な音をつけずに綺麗に解像したのはMUSES05だ。いまのところMUSES05が一番。まぁ,色々取っ替え引っ替えできるという遊びの為のアンプ基板なので,目的は達成したというか何というか。

で,オペアンプはともかく,バイアス回路バイパス用のコンデンサの評価結果はこんな感じ。


5/21から再掲。緑がサン電子 WG,茶色が東信UTWRZ,黒金が日コン HZ

サン電子 WG 1500uF/6.3V
クセがなくスッキリ。3つの中ではベースラインが一番気持ちよく鳴る。低音がハッキリしている分,高音が少し籠るので適当なフィルムコンデンサを並列にすると化けるかもしれんし,余計な音がつくだけかもしれない。

東信 UTWRZ 1200uF/6.3V
アッサリ風味。これはアリだが味付けがアッサリなので製品に入れたら多分売れない。あのキャッチーなギラギラ音が出る銀色コンデンサ(あれはあれで好きだ)を作っている会社の製品だとは思えない程,バランスが良い。おいら好みの音だ。

日コン HZ 1200uF/6.3V
少し高音の歪みっぽさが耳につくが,変にカスれている訳でもなく,味付けとして許容範囲。東信UTWRZよりはスッキリ聞こえる。好みはおいといて,製品に入れて市販するならこっちの音かな。小型なのも何気に有難い。

ここまでが先日千石で買ってきた安物コンデンサ。この3つの中で決めるのならおいらは東信UTWRZ(人によっては日コンHZ?)だが,他のも試してみたくなった

日コン MUSE BP 100uF/25V
いきなりイロモノ代表。0.9Vくらいなので,実はバイポーラの方が面白い音が出るのではと。手持ちのバイポーラはコイツと,標準品の220uF。4個揃うのはコイツだけなのでコイツで勝負。スッキリサッパリ。HZのような余計な音はついていない。エレキベースは良かったが,シンセベースはイマイチ。

ニッケミ PSG 1200uF/16V
以前,サイズが気に入って電池管のアンプの出力カップリングに使った奴。コイツは意外にいける。バランス良し。解像度も頑張っている。味は無味無臭。音楽的にどうのこうのという用途には向かないし,製品に使おうとも思わないが,このシリーズは小型なのをいいことに,我が家のあちこちの自作アンプと改造アンプで使っている。そのせいか一番聞き慣れた音がする。HOME SWEET HOMEって感じ。上の3つが千石で50円以下なので価格は比較にならないが,コスパ気にしなければアリ。

結局,これだけ聞いてニッケミPSGに決めてしまうあたり,ヘタレだ。まだまだ修行が足りん。


5/29 (旧4/22)(水)

南青山MANDALA 30周年&斎藤ネコ年金受給要件満了ダブルアニバーサリー2DAYSライブ2日目。昨日の荒天が嘘みたいな天気で,客入りも昨日の4倍くらい。今日は"CAJUN MOON BAND"の皆様も一緒。やっぱりバンドっていいね。本当に楽しそうだ。ゲストは2009年の忘年会以来で久々の瓜生明希葉さん,10年ぶり位だけど相変わらずな島金島,年末ライブには来れないと宣言してしまった小峰公子さん,そして相曽晴日さん。相曽晴日さんは3月のネコかるライブで発表した新曲と,今回初披露の新曲。11月にライブをやるって言ってたから,アルバム発売記念ライブになるかな。なるといいな。

ネコさんが言ってた「苦労して譜面書いてもその通りには弾いてくれない」。うんうん,わかるわかる。おいらも最近そんなのばっかり。


5/28 (旧4/21)(火)

南青山MANDALA 30周年&斎藤ネコ年金受給要件満了ダブルアニバーサリー2DAYSライブ1日目。ってか,あそこ出来てから30年も経っているのね。そいや昔の常連も今や皆ジババ。そりゃそうだ。

今日は弦カルではなくてジャズカルテットってことで,ピアノにネコさんの芸大付属高校20年先輩の渋谷毅さん,ドラムはみどりんさん,あとウッドベースがカッコいい角田隆太さん。このメンバーで普段はやらないジャズのスタンダードナンバーを演奏するという企画。ゲストは奄美の歌姫城南海さんほか。城できずきって読む。すいません,デビュー15周年とか言ってましたけど,初めて名前聞いたかも。歌めっちゃ上手いわ。

さすがに渋谷大先輩の前で無茶はしないのか,それとも荒天の影響か,時間通りに進んで22:10頃終演。


5/27 (旧4/20)(月)

昨日に引き続きボカロ三昧。おやすみなさい。


5/26 (旧4/19)(日)

HN1C01-GR発振ネタの続きをやろうと思っていたのだが,今日届く筈の基板がまだ輸送中ということだったので,気を改めてボカロ三昧。これも週末までの宿題。今週は火曜水曜がたぶん何もできないので,明日までにある程度進めておかないと。


5/25 (旧4/18)(土)

九州で一般人が学校の運動会に入ってビデオ撮影していたら逮捕されたなんてニュースがあった。お嬢様女子校ではない普通の公立小学校だ。なかなか世知辛い。昭和の話だが,おいらの運動会会場が電車からよく見える某グラウンドなんてことがあった。狭いので観覧客が入るスペースはなく,無観客試合。見ることができるのは電車の客くらい。ゆっくり走る区間なので,じっくり見ることができたという何というか。電車は頻繁に走っていたので沢山の一般のお客様に徒競走や組体操を見てもらえた(?)と思う。


5/24 (旧4/17)(金)

昨日の続き。今回の基板はスペースの関係で定電流回路にデュアルトランジスタHN1C01-Yを使っているのだが, 色々遊んでいる間に手持ち在庫が尽きてきた。 いま秋月で容易に入手できるのは-Yではなく-GRだ。負帰還を使う定電流回路は抵抗負荷のカレントミラーと違い電源電圧に左右されない(実際には0.1〜2mA前後ずれるが,ここは厳密に拘ってもあまり意味がない)のが良いのだが,使用するトランジスタのhfeが高いと発振する。なので定番2SC1815で同様の定電流回路を組む場合,-GRではなく-Yを使う。という訳でコイツも-Yを使った訳だが試しに-GRが使えるかどうか。昨日の改善で量産が効くようになったので試してみたが,結果はNG。予想通り発振した。うーん,素直に-Yを発注するか。


5/23 (旧4/16)(木)

先日作成したNE5533のJFET追加基板,べつに量産するつもりはないが,今後の知見のために組立工程を改善してみた。結果,2時間かかったのが30分に。前回はNE5533用の台座(裸のICソケット)を中央の6個半田付けした後に,裸のICソケットの隙間から8ピンの連結ソケットを半田付けして,残りの裸のICソケットを半田付けした。このソケットの隙間から半田を流してつける作業が難航。そりゃそうだ。

改善した方法はというと,足(コイツ)をICソケットなりブレッドボードなりの上に8本並べて,8ピンの連結部の方を先に半田付け。その後で,普通に14ピンのICソケットを半田付けする方法。そりゃ,こっちの方が楽だろうに。問題は足が容易に入手できないことなのだが,仕上がりを気にしなければこんな面倒なモノは使わずに,以前MUSES05で遊んだ時のように,秋月の細ピンヘッダをバラせば十分目的を果たせる。


工程改善版の裏側。一見まるで市販のモジュール基板のような。

しかしこのNE5533下駄基板,シグネティックスのヴィンテージNE5533を載せてNFJのFX-04J+の終段にこれを使うと80年代の松田聖子が結構よく聞こえる(前段は色々組み合わせてみたが何故かMUSES01との相性が良かった)。まぁ,そりゃ時代が時代だけに卓やレコーダーの中で散々NE5532を通っている録音だから音の相性ってのがあるのかもしれんが。


5/22 (旧4/15)(水)

ボカロの宿題に手をつけてみたのだが,うーん,週末までなんとかなるのか? これ。


5/21 (旧4/14)(火)

合唱練習のついでに千石に寄って,ネイルアートが素敵なお姉様店員から死に筋のコンデンサをいくつか購入してみた。結構前から在庫が減っているのを見たことがない,ふた昔前のマザーボード用の超低ESR品だ。耐圧6.3Vの高容量品はポータブルアンプくらいしか使い道がないからかもしれんが,そういうモノを作る人はオーディオ用か標準品を使うだろうから,まぁ普通に考えても死に筋。そうは言っても低ESRは大抵の場合正義。どこに使うって,ヘッドフォンアンプのSEPPバッファのバイアス回路のバイパスに使えないかと。大抵のケースで6.3Vの耐圧があれば用が足りる筈(もちろん,タンタルは使えないが)。


価格はどれも似たり寄ったり。数十円。聴き比べると楽しそうだ。


5/20 (旧4/13)(月)

先日入稿した原稿が無事印刷された状態で届いたらしい。これでしばらく工房ネタで遊べる? いや,ボカロの宿題の方が先か。


5/19 (旧4/12)(日)

最近工房ネタが多いので2007年以降17年も放置した飴屋工房を更新してみた。コメダに篭ってひたすら編集作業だ。Google検索でこの日記はたまにひっかかるのだが,基本「読むに値しない内容なので検索対象から外す」というのがデフォルトのようなので,ここにググっても出てこないようなネタを色々載せても検索対象にならないケースの方が多い。そこで,ここに載せた工房関連記事を再編集して工房の方に纏めてみた。素直に業者ブログを使えば見栄えも検索性も良くなるが,勝手に広告がつくのがウザい。それでサーバの費用を捻出しているのだから,仕方がないといえば仕方がないのだが。


5/18 (旧4/11)(土)

コロナ以降しばらく行っていなかったバラ見物に出かけてみた。撮影は二眼レフやらシグマのDPやら色々使ったのだが,パンダと天体撮影に使う中古のペンタックスがなかなか使い勝手が良いので最近はずっとコレだ。レンズはペンタックスを使い始めた当初,昔のマニュアルフォーカスの二束三文中古レトロレンズがメインだったが,撮影に時間がかかるので最近はタムロンの安物オートフォーカス。そこそこ遊べるし,用途的にはこれで十分な気がする。


人が多かったので,ズームレンズは地味に有り難い。


ワイド端が標準レンズなのでこれで目一杯。


こんな感じの蔓を作る作業は地味に楽しそうだ。


典型的なペンタックスって感じの色味。タムロンでも出せる。


5/17 (旧4/10)(金)

昨日の続き。NE5533は他バージョンに持っていないので,NE5534の他バージョンを試してみる。まずはTIのMADE IN JAPAN 光沢モールドのヴィンテージ品だ。NE5533の音に近くなったがちょっと硬い。でも現行品よりは全然マシ。やはり現行品は別物なのかもしれん。これならNE5533よりもNE5534の方が良い。ただ,個体差なんだろうけどホワイトノイズが微量。エージングで多少消えるかもしれんが,これはこれで気になる。それなら手持ちの中にノイズ選別品があるJRCはどうだろうか。JRCのNJM5534DとNJM5534DDを試してみる。NJM5534DDはDのノイズ選別品だ。ウチにあるDDは遥か前に秋月で買ったモノ。Dはこの遊び用に先月買ったモノだ。残念ながらDとDDのノイズの違いは駄耳には判らなかったが,音は先月買ったDの方が良かった。もっと買っておけばよかったかな。ただ,このJRCのNJM5534は音が変わる。質の良し悪しはおいといて,音そのものはMUSES(の高価な方)に更に似てきた。でもこれは昨日試したシグネティックスのヴィンテージNE5533の「解像するのにゆるふわ感」とは違う聴き慣れたJRCの音だ。ここまで来ると回路が同じかどうかも怪しいが,確かにデータシートを並べると微妙に特性が異なるのでJRC品は似て非なるモノなのかもしれん。それでも通常の使い方では全く保証ナシの1ピンと8ピンからの信号入力で音が出ているのだから,用途的には問題ない。

それはともかく,昭和テイストの安物オペアンプが数百円の投資で平成中頃っぽい響きになるので,遊びとしては面白いと思う(大金をかけて遊ぶ程のモノではないが)。80年代〜90年代はNE5532を通っていない録音を探す方が面倒なくらいメジャーだったので,相性もバッチリ(?)だ。なにより,(使い方にもよるが)NE5534なのに位相保証不要になるのが良い。そう思うと,DAC PCM1792のI/V変換用に,前に使ったDAC基板を改造してみるとどんな音になるだろうか。あー,1回路用基板も起こしておくのだったなぁ。


5/16 (旧4/9)(木)

譜面書きの件は昨夜入稿してひと段落ついたので,GWの工作の続き。4/31にネタにしたNE5534/NE5533をFET入力にしてしまう変換基板を作ってみた。5534の方は部品が上手く乗らなくて8ピンDIPソケット3倍サイズになってしまったが,5533基板は市中によく出回っているオペアンプ2回路基板と同サイズの8ピンDIPソケット2倍サイズで作成。3倍サイズの方はウルトラスーパーミニパッケージのトランジスタの半田付けさえできれば特に問題ないが,2倍サイズのはアクロバティックな実装で,半田付けの難易度は結構高い。ネタとしては面白いので同人基板として頒布しようかなとも思ったが,こりゃダメだ。もう少し簡単に組み立てられないと。


どちらも機能的には同等品
下の基板は1枚部品載せるのに2時間以上も奮闘。作業性最悪。


5533基板と5534基板は同回路だが,5534の方はこれにバイパスコンデンサ追加。定電流回路のトランジスタはYクラス推奨。
回路上は2SK3320も書いてあるが基板は一回り大きい2SK2145用に作成。(回路のご利用は自己責任で)

肝心の音はどうか。さすがにChu-moyで評価するのは可哀想なので,NFJのDAC FX-04J+の最終段に入れてみた。これが結構良い感じに鳴る。TIのOPA16xxのようなオペアンプ臭は無く,ディスクリートっぽい。初段の差動増幅がディスクリートなのである意味ディスクリートなのだが,5532や5534をそのまま使うよりも素性の良い素直な音だ。これならディスクリートオペアンプだと嘯いてもレジンモールドしてしまえば騙せるかもしれない。OPA627とも別系統の音で,どちらかといえばMUSESの音に近いような。まぁ,元がオペアンプとFETとトランジスタ,全部合わせても数百円なので,高級オペアンプと比較するのは無粋。ここは単純に東芝の2SK2145とNE5534/5533に拍手だ。5534基板の方は現行品のTIを,5533基板の方はシグネティックスのヴィンテージ品を載せてみた。おいら的評価はシグネティックスのNE5533を載せた5533基板の方が高い。空気感をかなり解像するのだけど,それでも全体にふんわりとして聴き疲れしない。TIの現行品を載せた5534基板の方が色々と有利になる筈なのだが,NE5533の素性が良いのだろうか。今度手持ちのJRC NJM5534DDやTIのヴィンテージMADE IN JAPANを試してみるか。


5/15 (旧4/8)(水)

松屋のBGM,ここ何ヶ月か妙に昭和歌謡が多いのだが,今日は松田聖子の瞳はダイヤモンド,ゴダイゴの銀河鉄道999(英語の方),菊池桃子のもう逢えないかもしれないって,なんじゃこの選曲。小声で歌っていたのはおいらだ。ごめんね店員。

今日はセブンイレブン50周年記念だそうで。50年も経ったのかと思うのかまだ50年と思うのか。でもこの50年の間に日本の食品流通と昼食や中食を変えてしまったのは確かだ。1号店は有名な豊洲店。あそこだけ特別扱いで,オーナーは本部よりも特権があるという噂。今は駅前交差点の方が栄えているが,昔はあの交差点にはパン屋(自家製ではなくて普通のヤマザキパンを売る店)と石川島生協くらいしかなくて,生協の裏は都営住宅(低層でも高層でもなく,平屋のマッチ箱)。豊洲といえばセブンイレブン1号店のある交差点周辺が中心だった。2号店は相模原市,そして3号店が江東区の牡丹だ。昨年店主が亡くなって惜しまれつつ閉店してしまったピンバイスという老舗プラモデル屋のすぐ近く。ごく初期の店舗は何故か江東区に多い。そういう訳で昭和50年代の江東区民には毎度お馴染みのセブンイレブンなのだが,この頃からドミナント戦略考えていたのだろうな。


5/14 (旧4/7)(火)

もう5月も半ばになってしまったので,春アニメを消化しないと。まずは終末トレインどこへいく? 大好きな水島努監督の最新作。時間が無いので1話だけ。当然,話のツカミだけなのだが,なかなか結構な終末感だ。視聴継続。


5/13 (旧4/6)(月)

先週作成した浄書譜面のチェック結果が。うーん,眠かったんだろうな。こりゃ修正も大変だが,再見直しも大変。とにかく音符が多い...


5/12 (旧4/5)(日)

グレゴリオ聖歌の日。今日のテーマはキリストの昇天。Graduale Novum の版には Graduale Triplex にはなかったシャープがついている。四角い音符の四線譜にシャープとは珍しいが,ザンクトガレンのネウマの方をみてみるとそれっぽい音の並びになっている。研究が進んだというか,そもそも音階なんかどれだけマトモに存在したのやらという時代の話なので,まぁ,現代の人が現代風に再現するならシャープもアリ? みたいな。


5/11 (旧4/4)(土)

神宮球場燕パワーの日。例年中日が多いのだが,今年は巨人。いい試合だったのだけどあと一歩及ばず。まぁ,GW前半にアウェーながら3タテした相手なので,それなりの対策は練ってくるということで。今回のスポンサーはCHUMS(チャムス)。あのペンギンのようなキャラはカツオドリだと着ぐるみが主張していた。そのまま着ぐるみになって出てきて始球式。キャッチャーは何故か元ヤクルトの五十嵐。さすがにマトモに投げられる訳なくて大暴投。まぁ,ウケたからいいか。って感じ。


カツオドリとつば九郎のバッテリー。
つば九郎はキャッチできないので,この後で何故か五十嵐が出てくるのだが。


レフトの一部を除いてスタンド中ミドリ。スコアボードもミドリ。

しかし腹立ったのが試合終了後に交通整理をやっていた四谷警察署の婦人警官。ハケた大量の客を狭い歩道に押し込めて,横断歩道の利用を強制して身動き取れないダンゴするのではなくて,アンタの仕事はどうせ大した交通量の無い車道を臨機応変に止めて,反対側の歩道にも分散させることじゃないのかい? 少なくとも前はそうだったのだけど,事情が変わったのかコイツがモノを知らんだけなのか,頭が悪いのか。案の定,歩行者どころかタクシーにも舐められてる。まぁ,そりゃそうだろうな。


5/10 (旧4/3)(金)

明日のAM 7時くらいに低緯度オーロラが見られるかもしれない磁気嵐が来るというニュースが。残念ながらこの季節の日本は午前7時では明るすぎてオーロラどころではない。第一波より前の予兆のような波なら日本でも夜中だが,そういうのは余程暗い場所でないとダメだろうな。なんだか赤くボヤっとした光が見えるらしいのだが,うーん,あと数時間早く発生してくれたらなぁ。


5/9 (旧4/2)(木)

譜面描きはGW中になんとか終わったのだが,追加の課題で浄書が。昨日あたりからそれで四苦八苦。それも1曲だけ音数と指示が多くてとんでもない作業量なのだ。まぁなんとか土日までには終わらせそうな見込みがついてきた。続きを準備していたオペアンプ関連のネタも来週までお休みってことで。


5/8 (旧4/1 朔日)(水)

今日の川崎競馬,何が起こったのか4レースと7レースで2度もカンパイ(やりなおし)。1日で2回というのはかなり珍しい。4レースは馬を発馬機に入れた係員が出ていく前にスターターがゲートを開いてしまった大ポカ。こりゃ下手したら事故死するぞ。係員が一番びっくり。7レースはゲートを開く前に6番の馬が鼻でゲート突いて開いてしまっていたもの。4レースの方は騎手達がカンパイに気が付かずトコトコトッコトコという楽しい名前の馬がラストで激走してまさかの1着ゴールで連勝は万馬券コース。もちろんカンパイなのでレースはやりなおしなのだが,各馬ゴールまで走り切ってしまったので珍しい全頭出走除外。うーん,百円でも買っておけば記念馬券として飾っておけたのだけどな。


5/7 (旧3/29)(火)

指揮棒振りの日。新曲練習。3曲ほど掻い摘み。感触はいい感じ。問題なさそう。あとはどれだけ上手くなれるかかな。


5/6 (旧3/28)(月)

昨年,新鎌ヶ谷駅の北総と野田線の間の通路にあった店が閉店して関東全滅となった東京チカラめしが都内で復活するのだとか。出店場所はまさかの九段第二合同庁舎。税務署と法務局が入っているとこだな。あそこなら出入り業者のフリをしなくても,普通のサラリーマンのコスプレをすれば入れそうだ。


5/5 (旧3/27)(日)

香港は強い風雨が続いているそうで,長洲の饅頭祭用のタワー(搶包山)が崩れてしまったらしい。饅頭祭は旧暦の花祭りの日なので今年は5/15,16。残骸を片付けて建て直す時間的余裕はありそうだが,まぁ地元の色々な人が駆り出されて作っているものだろうから,なかなか大変だと思う。ゴールデンウィーク中はずっと荒天。日本人観光客(今は割高感ハンパ無いので以前ほどはいないのだが)にとってはお気の毒様。

ちなみにこんな感じの奴。最近5月に香港行ってないので一番新しくて8年前の写真しか無いのだが勘弁。これは今回は倒れず耐えた競技用(倒れたのはお供え用の3台並んだ奴)で,高さはだいたい15m。これに平安と書いた饅頭を山のように貼り付ける。祭のクライマックスで,挑戦者がコイツに登って饅頭の奪い合い競技をする。高い場所にある饅頭ほど高得点で,得点が高い者が勝ち。さて,今年は如何。


普段は閑散としている北帝廟前のバスケットコートがメイン会場。
こいつが見えなくなる位,大量の饅頭を貼り付ける。

お陰様で譜面はようやく納品。お疲れ様。おいら。


5/4 (旧3/26)(土)

楽譜の続き。コメダに篭って追い込み。普段は快適な書斎代用(何せ自分で淹れなくてもボタンを押すだけでコーヒーが出てくる)なのだがさすがに日が悪いのか煩いガキの運動会場になっていたり,しょうもない話で客のオヤジが店員にカスハラして威張っていたり。まぁ仕方がない。さっさと終わらせないと。


5/3 (旧3/25)(金)

昨日のつづき。脳内で昔の歌が無限ループ。なんとか目処はついた感じ。明日追い込みかければ5日に納品できるかな。


5/2 (旧3/24)(木)

コメダに篭って譜面書き。暗くなってきてなんだかエアコンが強烈だなぁと思ったら外はもっと寒かった。おかげさまで課題のうちの一つは終わりそう。

ピアニスト フジコ・ヘミングさんの訃報。フジコ・ヘミングと言えばスズナリの建物にあったシネマ下北沢で上映していた「ざわざわ下北沢」を思い出す。シネマ下北沢は50人くらいしか入れなそうなミニシアター。小劇場の映画館バージョンといえば聞こえが良いが,そんなんで利益が出るわけないのでいつまで続くかというシアターだった。しばらくして経営が某出版社に移り,その後あっけなく閉鎖。某出版社の社長がインチキ健康食品で逮捕されたとか。そのざわざわ下北沢からおよそ四半世紀。小田急が地下に潜ったあたりから急速に景色が変わっているような気がするのだけど,小田急ホームからよくみえたビリヤード場やラブホテルはまだまだ健在。昔,駅前劇場の建物の1階にあった餃子の王将で毎日晩メシ喰ってた頃が懐かしいわ。


5/1 (旧3/23)(水)

昨日のJFET入力にした純正NE5533を波形測定してみた。負荷は10KΩ。アプリケーションノートの例にあったカスコード構成ではない,なんちゃってJFET入力だが確かに位相応答がよくなっている。周波数特性も向上。これなら安定しそうな感じだ。ただし,ブレッドボードの影響なんだろうが,少し発振しているのでマイナス入力と出力との間の抵抗に並列で68pFを追加する必要アリ。100pFでもよいがその真ん中位がベストな様子。コンデンサを入れると落ち着いた波形になる。NE5533(NE5534)に秋月の2SK2145と定電流ダイオードを1個ずつ足すだけで化けるってのが遊びとしては面白い。


(1) (比較用)100KHz入力時の応答。13-14ピン間の位相補償22pF。3.2Vくらいになる。NE553xらしさはこのヒゲから。


(2) (比較用)10倍の1MHz入力時の応答。位相補償22pF。出力は100KHzの半分以下に。


(3) (比較用)22pFを外すとこんな感じ。位相がひっくり返りかけている。出力もおよそ半分。


(4) (2SK2145入力)なんちゃってJFET入力にするとこんな感じの応答になる。
波形はノコギリ波だが出力は3V超。位相遅れはほとんどない。


(5) (2SK2145入力)ちなみに上記構成で500KHzだとこんな感じ。まぁ頑張っている。

で,ここまでやるのだったら,アプリケーションノートの回路例をそのままTIのJFE2140で実験出来ないかと試してみた。カスコード構成だ。結果,周波数特性はかなり改善。東芝の2SK2145よりは角が立つ波形となった。これなら世の中の高級オペアンプとも並べられる。問題はコスト。秋月で2SK2145が2個100円。1個あたり単価50円なのに対し,JFE2140は1個500円。2個必要なので1000円だ。コスト20倍。だったら世の中の高級オペアンプと変わらんような気がしなくもない。(もっとも,下段JFETだけ¥50の東芝を使うという手はあるが,それでも11倍だ)


(6) (JFE2140×2入力)500KHzだとこんな感じ。ブレッドボードなのになかなかの特性だ。


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