飴屋的日記
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7/31 (旧6/14)(月)

昔のアメリカの医療ドラマ,ベン・ケーシーを少しだけ見る機会があった。オープニングで黒板に ♂ ♀ ✳ † ∞ と書いている。おいら的には,この記号の並びはベン・ケーシーではなくて鈴木さえ子のNO LIFE KING NO MUSIC。もちろん元ネタはベン・ケーシーの方だろうけど,ずっと脳内でNO LIFE KINGの方のチロリンの主題歌がループしてる。確かVHSだけでDVDは出ていなかった筈。大昔,CSでやってたのを録画したような気もするけど覚えていない。どこかにあったような。うーん。


7/30 (旧6/13)(日)

隅田川花火大会に100万人以上来たのだとか。この数値が主催者発表なのか警察発表なのかはわからんが,浅草駅周辺は全く身動きが取れなかったらしい。浅草駅近辺はさほど広い道路でもないので,全面つかって誘導したとして身動き取れない状況でもせいぜい10万人ってところか。周辺も含めて20〜30万人が妥当だと思うがどうだろうか。以前のリオオリンピック銀座凱旋パレードのときと同じ計算をしてみようと思う。銀座線は1編成あたり定員が約600人。狭い銀座線でやられると足が浮くほどの殺人的200%詰め込みでも1200人だ。これが臨時ダイヤで2〜3分間隔で来たとして,1時間あたり25本で3万人しか運べない。17時から20時まで3時間かけても9万人だ。都営浅草線は一回り大きい電車で,銀座線より2両多い8両編成なのでもう少し乗れて1編成あたり定員が約1000人,200%詰め込みで2000人だが,こちらは始発終着ではないので定員の半分500人程が花火とは無関係の人だとすると,1編成で1500人だ。臨時ダイヤで1時間あたり14本来たとして, 1時間あたり2万1千人。3時間でも6万人。あと東武で来る人と,つくばエクスプレスで来る人と,徒歩を合わせて都合20万人くらい。花火が楽しめるのは浅草だけではないので,もう少し範囲を広げても30万人。で,その3倍も本当に来たのなら恐ろしすぎる。

以前は17時くらいなら普通に電車に乗れて,交通規制もナシに普通に歩けて,朝から場所取りしてもらったところとか,浅草近辺の友人宅とかで普通に花火が楽しめたのだけど,本当に百万人来たならそれは絶対に無理だ。実際のところはどうだったのだろうか。


7/29 (旧6/12)(土)

コメダに篭って譜面書き。ではなくてプリント基板の配線。漫画書いていたりイラスト書いていたり,小説書いていたりする人は見るけど,さすがにプリント基板はそんなにいないと思う。ってか,いたらそれはそれで。


7/28 (旧6/11)(金)

高校野球東東京大会,まさかの共栄学園決勝進出。って,どこの学校かと思ったら,お花茶屋の女子校がいつの間にか共学になってたのね。しかし女子校から共学になって野球部強くして...って,田舎じゃ聞く話だけど競合が沢山ある東京でよくやるなぁ。


7/27 (旧6/10)(木)

昨日の続き。音声データ用FlushROMの書き込みをATtiny経由で実行しようとすると色々面倒なので,回路上で直接書けるようにしてみるのはどうか。ATtiny側は入力ポート扱いにしておけば無害。その状態でSPI外部入力を使ってRaspberry Piから書き込むプログラムを起こせばできそうだ。これにしよう。となると,ATtinyも3.3Vで動かす方が何かと楽なのだが,プログラム書き込み用の3.3Vシリアル変換を持ってない。3.3V用Arduinoで作っても良いが,アマゾンの中華でCH340で検索してみると,3.3Vで使えそうな奴がいくつか出てきた。ちょいと試してみるかね。


7/26 (旧6/9)(水)

先々週に検討したラジオ体操が流れる機械の構想を練ってみる。SPI接続の32Mbit FlushROMを入手したので,ちょっと作ってみたくなった。ターゲットは小型スピーカー。電話音質で良いとして,非圧縮でサンプリング周波数8KHzの64Kbpsだ。32Mbitあれば512秒格納可能。8分半くらいなので,4分の曲なら2曲,3分弱の曲なら3曲入る。マイコンはなんでも良いのだが,コスパと作りやすさを考えると,Arduino環境で開発可能なATtiny414か1614あたり。SPIでCSを合わせて4ピン使うので,ATtiny412だとピンが足りない。414にするか1614にするかはプログラムサイズ次第。出力は内蔵8bit DACが使える。PWMより断然楽。I2Cが空いているので,そこはリアルタイムクロックや液晶ディスプレイ用に空けておく。他にLチカ用LEDをひとつと,音声出力アンプのシャットダウン出力を取ると,余りのピンは2つ。そこには押しボタンスイッチをつけてみることで。音声アンプは何でもよくて,ダイソーの300円スピーカーの中に入っている中華アンプで十分。でも秋月の¥40デジタルアンプの方が入手性が良さそうだ。そのまま出しても良いし,真面目にフェライトビーズとコンデンサでフィルタリンクしてから出しても良い。入力も真面目に作るならRLCフィルタを入れなきゃならんが,まぁ,大したスピーカーでなければその辺はスピーカー側でフィルタリングという技も使えなくもない。その位のスペックで,4cm角の基板に載れば色々と応用が効きそうだ。


7/25 (旧6/8)(火)

結構久々に歌う方の合唱練習。練習場所が少しホコリっぽいところなのでマスクが離せない。ところが今日はどういう訳か冷房が止まっていて暑くてたまらん。なんだか。


7/24 (旧6/7)(月)

全く気が付かなかったのだが,秋葉原のオノデンの隣のLAOX本店にいつの間にか周大福の看板が出てた。調べてみると今年の3月かららしい。2021年に銀座から引っ越してきて,LAOXの中の周大福コーナーだったのが,3月に本格的リニューアルしてデカデカと看板を出したという次第。しかし香港以外でこの看板を見ることになるとは。そのうちバス会社を買収して,バスの背面広告が周大福だらけになったりするのかしら。


隣にオノデン坊やがいなかったらまるで香港だ。


7/23 (旧6/6)(日)

アナログシンセの設計と試作を進めておかないと年内の目標に間に合わないので,まずはVCFを試してみた。秋月においてあるCEM3320コンパチのV3320を使用し,回路定数はDigisound 80のVCFをほぼ流用。ただし,パラメータ用VRはつけないでI2C接続のDAC(MCP4728)から制御してみる。出力は何故かこだわりのDC出力だが,これはそのまま採用。

efu氏のWaveSpectraで周波数特性を測定した結果がこんな感じ。FCINがフィルタのカットオフ周波数制御(電圧入力)。RCINがレゾナンス制御(電流入力)だ。FCINは当初±180mVくらいを振れるように設計したのだが,プラス側は140mVくらいでベース音域より下になってしまうので,マイナス側に少しずらして+160mV/−200mVにした。マイナス側も100mVを超えたあたりから周波数特性はあまり変わらなくなるのだが,レゾナンスの効きが変わるのが面白い。もっとも,実用上はマイナス側は不要っぽい。下の結果だと-48mVで20KHz前後にピークがあるが,0Vだと7KHz超のところにピークがくる。オーディオだと思うと20KHzは欲しいが,シンセには不要な帯域なので0Vから上でも十分使えそうだ。帯域を欲張るよりも7KHz〜1KHzの電圧的にシビアなところを細かくコントロールできた方が良い。そう割り切るとオペアンプが1回路分減らせるので好都合。RCIN側のオペアンプも念の為入れてみたのだがこちらも全く不要だったので,今回は2回路分減らせる。TL074を使ったのだが,TL072で良かったかもしれないし,TL074で2音分というのもアリかもしれん。


上から,FCIN:-48mV/RCIN:0uA, FCIN:+56mV/RCIN:0uA, FCIN:+160mV/RCIN:0uA,
FCIN:-48mV/RCIN:50uA, FCIN:+56mV/RCIN:50uA, FCIN:+160mV:RCIN:50uA


7/22 (旧6/5)(土)

ココイチのTHE牛カレーを食べに行く。昨日iPhoneにバッジが飛んできて,どんなモノかと気になった次第。うーん,昔吉野家がやってたPOT&POTの牛すじカレーに似ている。ルーは松屋の平成カレーのような色で,味もウスターソースだが,松屋の平成カレー程は安っぽくない。これで他店の高級カレーと並ぶ千円超は... うーん,どうなのだろう。内容は悪くないので800円台だったらリピートしていたかもしれない。ってか,800円台にしてトッピングで元を取る方が良いのではないかと。


7/21 (旧6/4)(金)

昨日の続き。真空管ショップの床に並んでいるような特価の真空管で何か作れないだろうか。最初に思いついたのは電池管を使ったギターアンプだ。作例をググってみると12AX7と6V6を組み合わせたフェンダーのコピーばかり。もしくは6BQ5を組み合わせたマーシャルのコピーだ。これじゃつまらないし,12AX7と6BQ5の組み合わせなら秋葉原サンエイ電機の床に並んでいるPCL86で作れそうだ。まぁ,それはそれでおいといて,オリジナル回路で何か作れないか。初段はJFETで真面目につくったプリアンプ。オーディオでも通用するような真面目な回路にする。2段目に,B電圧をいじって上下がオーバードライブするようロードラインを引いた電池管。どうせ歪ませるなら無線機用のリモートカットオフ管とか面白いと思うのだが実用になるだろうか。で,3段目でトドメのスピーカー駆動だ。これも電池管でミニスピーカー0.3Wくらいを狙う。ミニスピーカー駆動のギターアンプ用途なら出力トランスは東栄のT-600で十分。と思って価格を見てみたら,うーん,随分と値上がりしたねぇ。まぁ仕方がないのだろうけど。で,JFET入力にするなら,入力を差動アンプにして,実はクリーンサウンドな全段差動動作とか面白いかもしれない。でもまぁ,まずは何の球が廉価で入手できるかだよなぁ。その前にギターの腕あげろって,ごもっとも。


7/20 (旧6/3)(木)

ニュー秋葉原センターの春日無線が4月に閉店していたのを今更気が付く。いつ行っても客がいないし,周囲はいつの間にか外国人向けショップばかりになって香港の怪しい電気系ショップが連なるビルと似た空気になってしまったが,床に特価の真空管を転がしている店がまた一つ減ったと思うと寂しい。


7/19 (旧6/2)(水)

カタヌキ菓子をお土産でもらった。あれは真面目に抜かずに割れば良いのだが,夜店でテキ屋相手にそれをやるのは勇気がいる。縦方向の圧力で簡単に割れてしまうので,なるべく圧力をかけずに切り取る道具はないかと部屋を見回してみると,ありましたよ超音波カッター。邪道だが,これがいい感じに切れる。さすがだ。もっとも,改造しない限りはAC電源が必要なので,テキ屋相手に使えないのは割るのと同じなのだが。(あれれ)


7/18 (旧6/1 朔日)(火)

音楽の友社から長岡鉄男本が出たので買ってみた。なんだかんだで没後23年だ。とうの昔にネタ切れだと思っていたが,まだムックを作るだけのネタが残っていたか。しかし氏を知るファンもかなり高齢化しているので,売るなら今のうちだ。かつての長岡教信者も今はハイスピード爆音からは遠ざかっているかもしれんし,炎天下でスピーカー工作するような人は皆無かもしれん。今回はフォステクスの広報誌エコーズの連載をムック化。この手があったか。まだまだネタはありそうだ。それだけではつまらないので,方舟の現状取材も。久々に音を出そうと思ったらFE208ESが2本とも断線(これは設計者の佐藤氏が持ち帰って修理したらしい)。ありゃりゃ。まぁ,綺麗にはしているが,ほとんど使ってない半ば廃墟状態なので仕方がない。取材の中で母屋の書斎にあったスピーカー工作のコピーではない生原稿を拝見したそうだが,そのうち楽譜のように校訂ナシ生原稿のファクシミリ版や○○原典版なんかが出てくるのだろうか。音楽の友社ならやりかねないな。

そういや,我が家の長岡式D-100はもう10年以上も鳴らしてない。ユニットは松下の10F20だったのが,色々ダメになって2009年くらいにフォステクスのFF-105Kに交換。音を出そうと思ったらアンプ故障にスピーカーも断線とか本当にありそうで怖いわ。


7/17 (旧5/30)(月)

指揮棒振りの日。予約当初はこんなに暑くなるとは思いもせず。

秋月でLM2575を扱い始めた。ただし5V品だけ。セカンドソースは色々出ているが,何とナショナルセミコンダクタ印の純正ヴィンテージ。ジャンク扱いではないので特価ではないが¥300なのは有難い。コイツは降圧用のチョッパ型レギュレータなのだが,バックブーストコンバータとして使える。フィードバック端子をグランドに接続して,コイルとダイオード入れ替えれてLM2575のグランド側から出力を取れば,マイナス電圧発生器になるという訳。5V品なら-5V,12V品なら-12Vという具合だ。それなりにリップルは乗るのでLCフィルタなどの対策が必要だがが,1A取れるのは大きい。うーん,15V品の取扱があればアナログシンセの電源に使えるんだけどなぁ。で,なぜこれが気になったって,音屋でローランド(BOSSブランド)のACアダプタ,BRC-100Tを千円台で見つけたからだ。まぁ,ローランドストアでも¥2200で買えるものなのだが,14VのAC-ACアダプタという特殊仕様だ。前に音屋に16Vってのがあって,なかなか勝手が良かったのだが絶版。なのでBRC-100Tを流用できないか。普通に使うにはプラグの付け替えが必要だが,AC 14Vあると,倍電圧整流で±12Vは余裕。定格電流まで使わなければ±15Vでも十分使える。音屋で入手可能な24Vアダプタよりは制約が少ない。この手の特殊アダプタを使うのと,普通の15Vアダプタにバックブーストコンバータによる±電源とどちらが良いか。両方作って聴き比べてみるのも良いかと思った次第。


7/16 (旧5/29)(日)

毎年恒例TOKYO燕プロジェクトで応燕。2022年は春,2021年は神宮が使えなくて8月の終わり頃に東京ドーム,2020年は秋の消化試合。となると7月の神宮開催は2019年以来4年ぶり。やっとホントに戻ってきたという感じ。久々にイチョウ並木まで行列並んだよ。応援団もファンも皆戻ってきた。今年は歌もアリだ。チームの成績はイマイチだが,なんだかちょっと感慨深い。


色々思い出深い神宮球場も2032年に新球場へ。新球場もスタンドの傾斜が緩いといいなぁ。


3年間歌禁止だったのでスコアボードに選手応援歌の歌詞が。
ピッチャー高橋の歌詞まで表示できるとはなかなかやるなぁ。


7/15 (旧5/28)(土)

朝から下水工事で家中の排水溝に水嚢を置いて養生。っていうか,我が家は直接関係ない工事なのだが,何が起きるかわからんので養生しておいてくれと工事業者からの依頼。新聞とってないので新聞紙なんかないのだが,ちょうど共立エレショップから送られてきたダンボールの梱包材が読売新聞だったのでいい感じに流用。それを敷き詰めた上で,上に水嚢を置いて吹き出しを防止する。幸い問題は出なかった様子。まぁ,こんなのは何も起きない方が良い。

先日,体操ブーブを試してみた。鼻ボタンを押すだけでオリジナル録音のラジオ体操が流れる。号令は違和感たっぷりの女声だが,このスピーカーのサイズでは中低音が出ないので妥当か。ちょっと前にボタンを押すと呼び込み君のテーマソングが流れる奴があったが,あれと同じようなものだ。ラジオ体操第一と第二が両方流れるバージョンもあるが,そいつは何故かMEGAがついていて,一回り大きいらしい。で,これのオリジナル体操版を自作できないか考えてみる。ラジオ体操なら約3分。圧縮せずにPCM記録すると,電話音質の64Kbps(8bit/8Kサンプリング)で11.25Mbit。この位なら,以前作ったチャイム時計のようにRP2040ボードを使えば楽勝だが,もう少しローコストにならないか。ATTinyクラスのマイコンにROMを外付けするとどうなるか。ROMは16Mbit以上が必要だ。調べてみると,海外発注が必要だがSPIインタフェースでよければなんとかなりそうだ。これをSPIで読み込みながら,ATTiny412の内蔵DACで鳴らすというのはどうだろうか。そこまでケチらなくても,14ピンのATTiny414を使えば追加されたI/Oでアンプのスリープ信号出力や,パリピ仕様な多色LEDなんかつけられるかもしれない。まぁ,基板上の部品代だけならアンプとスピーカを含めて千円以内でなんとかなりそうだ。ダイソーの¥300スピーカーに組み込んでしまえば,ROMとATTiny412と多少のコンデンサを載せた基板と,起動用スイッチだけでできる。これなら音量ボリュームもついてる。まぁでも,体操ブーブは単四乾電池2本で,いつでもすぐ起動できるのが売りなので,わざわざUSBに接続しないと使えないのでは魅力半減。やはり電池起動が良い。普段はスリープで,ボタンを押すと起動するような構造で。だとするとATTiny412ではアンプ停止用のピンが足りない。ROM側が対応していればROMのCSを流用しても良いが,良い子はそんなことしてはいけない。やはりATTiny414でないとダメか。どうせ部品代は10円も変わらない。回路と基板はすぐ設計できそうだ。まぁ,需要とやる気があれば。だけど。


7/14 (旧5/27)(金)

先日衝動買いしたアイワのAndroidタブレットが届いたので試してみる。ストレスが溜まっているのか,なんだか今週は色々届く。コイツは超円安+中華インフレにも関わらず2万円弱。アイワと言えば毎週聴いていたユーミンのサウンドアドベンチャー(古いな)。昭和の終わりから平成初期くらいが一番盛り上がったか。その後,デジタル化の波に呑まれてソニーに吸収されブランド消滅。で,復活アイワのブランドでまさかのタブレット。まぁ,ブランド名だけで,中身は香港&深圳のJENESISなのだが,なんと格安タブレットにも関わらずAndroid 12を搭載している。昨年モデルはAmazonのFire 8あたりと同性能で,価格帯が少し高めなのであまり話題にもならなかったが,今年のモデルはCPUをオクタコアのミドルクラスにして,メモリとストレージを倍にしたもの。GPS内蔵なのでテザリングすればカーナビにもなる。っていうか,ゲームはモッサリだし,普通に使うとWebとカーナビくらいしか使い道がないかもしれない。

で,なんでこんなモノが欲しくなったのかというと,今週発生した某所のクーデター騒ぎでAndroidのサブデバイスの準備が必要と考えたのもあったのだが,本当の目的はオシロスコープアプリのScoppyを動かしたかったからだ。大した処理はしていないので,おそらく,Amazon Fire 8くらいのパワーがあれば大丈夫と予想。Google Play化したFire 8もあるが,アマプラとKindle専用機でカバンに入れっぱなし。実はAnalog DevicesのScopyが使えるのかなと1字違いの勘違いをしていた。で,オシロスコープの方は先日のトラ技でも紹介されていたPL2302AFEだ。こいつにRaspberry Pi Pico Wを搭載して使うと,なんとWiFiが使えるオシロになるという触れ込み。早速動かしてみた。確かにオシロだ。WiFiが使えるので,画面と本体との間に邪魔なケーブルもない。もっとも,電源ケーブルは必要なので完全ワイヤレスという訳にもいかないのだが。この Scoppyは基本無償だが,2CHを使おうとすると課金が必要なシステム。¥280請求されたので2ドルというところだろうか。課金すると広告も消える。ところが2CH側が全く動かない。信号を拾っているようには見えない。ハードは特に問題なさそう。こりゃ何かあるなとメニューを辿ってみると,ファームウェア設定の中に,1CH側と2CH側のA/Dコンバータをどのピンに設定するかの項目があった。そこで本家サイトの回路図を見てみると,GPIO26と27に結線してある。これだ。デフォルトの2CH側はGPIO28なので,これでは動く訳がない。早速,この設定を28から27に変更することで波形が現れた。ついでにシグナルジェネレータのGPIOもデフォルト値と違う。ここはGPIO22に設定することで,PL2302から波形を出すことができるようになる。うーん,本家サイトに書いておいて欲しかったかもしれん。


黄色が内蔵PWMジェネレータ+0.1uF
水色は秋月2階にノークレーム¥500で置いてある音痴ジェネレータ


7/13 (旧5/26)(木)

昨日の電卓で色々と遊んでみる。元はといえば,先月作ったFM音源シンセの音色データの Jamie O'Connell さんのところでHP16Cのエミュレータが紹介されており,なかなかの熱の入れよう。この人,この電卓を愛しているんだなぁと感じてくる。HPの逆ポーランド電卓はおいらの同僚に愛好者がいて,20年くらい前にHP12C Platinumが出たとき,彼の転勤先の都市では買えないからと紀伊國屋Ad hocで買った奴を送ったりしたのだが,金融電卓(利息と支払回数を入れると月々の支払額が計算できたりする電卓)は使い道がないので自分の分はナシ。その後,関数電卓のHP15Cの復刻版が出たときは既に関数電卓なんか使わなくなってしまっていたので,興味なかったんだよなぁ。それはおいといて,元のHP16Cのマニュアルを読んでみると,これはなかなか使えるのではないかと思った次第。Windowsのオマケ電卓にプログラマ電卓機能があるが,そもそも仕事以外でWindowsは使ってないし,HP16Cは実際のエンジニアが作ったのか,痒いところに手が届く。使ってみるとビット数を任意に変えられるのと,2の補数や1の補数の変換と,シフト機能が有難い。FMシンセは設計が古臭くて(80年代の遺物なので当たり前だが),少ないレジスタを活用する為にシフトを多用するのだ。ビット列を16進数に脳内変換して,それを左右にシフトした状態を更に脳内変換なんかしなくてもコイツがやってくれる。まぁ,ボケ防止には電卓で手抜きしないで脳内変換するのも良いかもしれんが。


7/12 (旧5/25)(水)

昨日の荷物は何故か郵便ポストに届いていた。まぁ,小さいのでアリだ。何がメキシコから届いたって,HPの逆ポーランドなプログラム電卓HP16Cのエミュレータ同人ハード,PX16Cだ。HP16Cの中身を丁寧にATMegaでエミュレートしている。厚みを除いた大きさは本物とだいたい同じくらい。ただ,こちらは同人キットで,表面実装部品は敢えて未使用なので,厚みが結構ある(薄いタイプも売っていたらしいが)。オプションで用意されているHP16Cをなんとなく模したアルミ製の正面パネルと背面パネルと,3Dプリンタ製のバンパーをつけると,なんとなく市販の電卓っぽくなる。で,早速組み立ててみる。手順はここ。液晶パネルを固定する両面テープは上手くいかなかったので,手元にあった熱伝導用シリコンテープで貼り付け。ハンダ付けに慣れていれば時間はかからない。ただ,タクトスイッチが39個もあり,全て高さを綺麗に揃えて取り付ける必要があるので,それなりの時間はかかる。それでもベテランなら1時間もあれば基板は完成すると思う。おいらは全部で40分くらい。

使ってみると結構楽しい。割り算の余剰計算ができるのと,有効ビット数が決められるのが便利。もっとも,プログラムじゃ8の倍数くらいしか使わんだろうが,ハード設計していると8ではない場合も結構ある。小数点のついた実数計算も設定次第で可能だが, デフォルトでは整数計算になっており,しかも画面に出るのは16進数。知らないで使うとびっくりするだろうな。もっとも,逆ポーランド電卓(※)なので,全く知らないと全く使えないのだけど。
((※) 1+2×3を,2 ×3 + 1 = ではなく,1 Enter 2 Enter 3 ×+ と入力する電卓)


電池はサイズ比較用。実際はCR2032 1個で動作する。
カレンダー時計機能付き。電源ON時の初期設定は何故か3/5 AM1:00


7/11 (旧5/24)(火)

メキシコからDHLで送られて来た小包が今日届く筈だったのが,トラッキングしてみると今日の15時過ぎに佐川に渡している。しかも割と近所だが管轄外の佐川の営業所だ。ここまで持ってきたなら管轄の佐川に持っていっても良さそうだし,昨日東京の佐川に渡したって良いじゃないか。夜中になってもDHLのトラッキングは7/11配達になっていたが,これじゃ佐川がいくら頑張っても届く訳ない。さすがDHLの腐れシステム。どうせDHLにクレーム入れたって,荷物はもう国内輸送業者に渡ってますとか言い逃れするんだろうよ(そういや前回もそうだった)。その国内輸送業者は管轄外の営業所で,しかも15時すぎに集荷になってるけどね。ってか,この小包,Fedexを指定していて,米国からFedexと書いてあり,先方のトラッキング用リンクもFedexになっていたのに,何故かメキシコからDHLだ。成田に届いたのは7/9。明日持ってきたとして国内で3日も経過。ちなみにメキシコから成田も3日だ。メキシコ国内で1日,シンシナティのハブ経由で日本まで暦日2日。地球の裏側から来たと思うとここまでは素晴らしいシステムなのだが,その後,何故か成田から東京まで1日,東京から近所の佐川まで1日。ここがDHLのクソなところ。他社なら成田から佐川(OCS),ヤマト(UPS),西濃(Fedex),この3社は翌日または翌々日配達だ。毎度のように配達予定日が+1されて,東京都宛で3日もかかるのはDHLだけ。廉価な国際郵便でさえ,川崎東郵便局経由で翌日配達。DHLを褒めている奴の気が知れんわ。こりゃ,ショップにもクレーム入れないとな。日本のDHLは空港から僅か数十マイル程度の配送に3日もかかる。だからDHLはやめてくれ。そもそも米国からFedexと書いてあったじゃないか。と。


7/10 (旧5/23)(月)

今朝,駅の階段を上がっていると,目の前にいた健康そうなネーチャンのTシャツに不健康ランド 背徳の美味と書かれていた。なんじゃこれと思いググってみると,昨年末まで根津で営業していた居酒屋のスタッフTシャツと判明。さぞかし高カロリーで病みつき系な背徳メニューがあるのだろうか。と思い調べてみると,古い銭湯の女湯を改装した店で,銭湯の女湯で酒を楽しむ背徳感がコンセプトらしい。なんじゃそれ。脱衣所や洗い場にテーブルが並んでいて,荷物置きがケロリン桶という,なかなかシュールな店。これ,とっかかりは面白いが,これって長続きするのかと思うと味と居心地次第? 女湯の背徳感なんて男だけだろうよ。それもツイッターやインスタの一度っきりネタで終わり。だが,食い物の背徳感はリピーターを生む。閉店の理由がそれが足らんかったのだとしたら少し残念だ。知らんけど。

昨日のアンプを通電しっぱなしにしてエージング。結構効き目はある感じ。高分子電解コンを使ったからだろうか。2段目のトランジスタはhfe 300以下がぺるけ氏の推奨だが,今回使ったBC307Kは昔選別した個体の中から敢えてhfe 600以上のペアを選択。発振したら対策すれば良い。基板にこれでもかと仕込んだベタベタなアースのお陰か,今のところは問題無し。オシロで見た波形も綺麗だ。


7/9 (旧5/22)(日)

パスポート受領日。アプリの作りがアレだった申請とは違って物凄くスムーズに進む。オンライン申請組は一般申請とは扱いが別になっていて,一般申請組の大行列を尻目に,誰も並んでいない窓口で手続き終了。全部で数分。30分〜1時間はかかるかなぁと思っていたところで思いっきり肩透かしを食う。有難いといえば有難い。

ベリンガーHA400の中華クローンの中身をぺるけ式ヘッドフォンアンプに入れ替える計画,コメダでコーヒー片手に設計した基板が届いたので組み立ててみる。流用したのはケースと左右の止めネジだけ。あとは完全新規。回路はほぼそのまま。但し小型化する為に部品はコンデンサと終段トランジスタを除いてほぼ表面実装品だ。初段は2SK2145BL,2段目は音が気に入っているBC807K,終段はヴィンテージモデルのトランジスタを使おうかと思ったが面倒になったので現行品のTTA004BとTTC004Bだ。ぺるけ式でもダイヤモンドバッファのVer.3は出力コンデンサが邪魔でケースに入らないので,SEPPでDC出力のVer.4を作成。バイアス電流は少しだけ欲張ってエミッタ抵抗を5.6Ωに変更し51mA。ケースが小さいのでトランジスタ式ミニワッター同様にケースがほんのり温かくなる。音はというと,以前のオペアンプ入替版とは趣の異なる,ふんわり包んだバランスの良い感じ。それでいて前後感が良く,細かい音も良く出てる。何よりドライブ能力が十分で,パーカッションやシンセベースや男声コーラスが潰れずにしっかり解像する。ボリュームを最大まで上げてもノイズが全く出ない静寂さもいい。サイズが小さく色々都合が良いので,常用のヘッドフォンアンプはこいつになりそうだ。ケースが加工済流用品で基板の組み立てだけなのでなので2台目も3台目もHA400中華クローンを入手すれば作成できる。基板は10枚1ロットなので9枚余ってるが,さすがに量産は元気が無い。頒布するにしても部品が表面実装品ばかりで,しかも両面実装なので,表面実装品の手ハンダに慣れていないと難易度高。こんな面倒臭いもののサポートなんて嫌だ。なので,ノークレームノーリターンでよければ,リアルに会ったときにでも声をかけてくれれば,次に会う機会があるときに無料進呈ということで。ちなみにこのVer.4だが,秋月の15V 0.8Aのアダプタのうち,比較的マトモな波形の Go Forward のものは古い方でないと安全回路が働いてACアダプタが正常起動しない。本機を作る奇特な人はいないにしても,オリジナルをこれから作る人は注意。


はらわた。電源に入っているケミコンは手持ちのKEMETの高分子固体と,サン電子のマザーボード用。
半固定抵抗はオフセット調整用だが,付けなくても1mV未満だった。


7/8 (旧5/21)(土)

先日のFMシンセ,オマケでつけたロータリーエンコーダーの読み取りにエッジ割込を使ったのだが,チャタリングが酷くて使い物にならず,仕方がないのでコンデンサを足してハード的に対策した。これはこれでアリだが,ソフトウェアだけでなんとかならんか検討してみる。普通に考えるとエッジ割り込みではなくタイマ割り込みなんだが,他でリアルタイム処理をしているのでタイマ割り込みでオマケのエンコーダー読み取りなんてしたくない。そこで,エンコーダー読取専用マイコンというのを考えてみる。専用なので,タイマ割り込みでもよいし,単にdelayで待っても良い。¥70のATTiny202に収まれば本望だ。出力はI2Cで親から読んで貰えば良い。で,いきなりATTiny202で作るのはデバッグが面倒臭いので,ATMEGA328のArduinoボードで試食。ATTiny202で使えるピンは6本。うち1つはリセットと再書き込み用なので,実質5本。そのうち2つをI2Cに使うと,残りは3本。エンコーダは2本あれば良いので,残1本を制御線にすれば2個分のエンコーダを読み出しできる。同じATTinyでも14ピン使えるシリーズならRESETとI2Cを除いた9本使えるので,2本と,残りの7本で大きめのマトリクスが作れる。で,実際にATMEGA328で試してみると,だいたい2mS周期で読み取って2回連続同じ値ならOKくらいで実用になりそう。ただ,プログラムは2Kbytesを超えてしまった。ダイエットすれば収まりそうだがデバッグが面倒臭い。残念だがATTiny2xxシリーズはダメで,最低でも4xxシリーズが必要かもしれない。


7/7 (旧5/20)(金)

春アニメ消化週間。推しの子最終話(11話)まで。最終話のオタ芸お兄ちゃん凄く格好いい。おいらの推しは重曹ちゃんかな。この作品,1話がプロローグ90分枠なので全11話でも全部見ると結構なボリュームだ。先週,最終話の放映と同時に2期の発表があった。まぁ,物語は全然終わってないので当然。終わらないどころか,最終回で大団円どころか新ネタを放り込んで俺たたのパターン。ググってみたら原作4巻40話までだそうだ。ヤンジャン連載中。最新刊は今月発売の12巻で,まだまだ先。2期は最初から予定にあれば秋,売れ行き次第で決めたのなら冬。さて,どっちに来るかな。


7/6 (旧5/19)(木)

ひたすらボカロ楽曲のミックスダウンの日。おやすみなさい。


7/5 (旧5/18)(水)

Apple Musicで Antoine Souchav' さんの Yellow Magic Harpsichord ってアルバム発見。サブスクだけでなく,iTunes Storeで買取もできる。聞いてみると,これ,ライブ素人録音か? 余計な加工が入ってないので音が生々しくていい感じ。しかしハープシコードでYMOやるか? これじゃ中国女じゃなくてフランス女だ。改めて聞くと,バロック(っぽい)アレンジが面白い。アジアのペンタトニックと西洋のヘキサトニックの融合だ。


中国女

YouTubeにこの人のライブ映像があった。Firecrackerがかなりいい味出してる。お客様はおそらくYMOなんてまるで知らない人達。かなり実験的だ。このライブのシリーズ,色々な楽器の人がライブやってて楽しい。実力もジャンルも色々。一番多いのがギター弾き語りオジサン。次に吹きもの。フランス調のジャズアンサンブルもあった。弦楽四重奏,古楽アンサンブルなんかも出てくる。中には声楽と打楽器だけのボーカルアンサンブルも。アコーディオンが多いのは土地柄なのかもしれんが,バヤン(ロシア風アコーディオン)とハーディ・ガーディのデュオにはびっくり。さすがフランスだ。この人達ちょっとお気に入り。


客の反応をみるのも面白い

7/4 (旧5/17)(火)

一昨日届いたDAC-SQZero,音に飽きたのでバラしてみる。なんと,NFJの製品にしては珍しい,全て表面実装部品での構成だ。DACの次段に入っているアンプはSGM89000だった。中華ラインドライバだ。基板パターンは追えていないが,データシートの回路ほぼそのままと予想。コイツは普通のオペアンプのようにESS DACの差動出力を受けて,増幅やローパスフィルタと同時に普通のシングルエンド出力に変換するのだが,面白いのは中にチャージポンプを内蔵し,内部的に正負電源で動作すること。なのでTIのPCM5102やCirrusのCS4354の出力のようにカップリングコンデンサ無しのアナログ出力が可能になる。もちろん,DAC内蔵ではなく只の外付アンプなので入力にカップリングコンデンサが必要なのだが,出力に比べれば条件は甘い。国内ベンダだと日清紡のNJU72040なんかが同類のオペアンプ。残念ながらピンコンパチではないので,貼り替えて音質比べなどは(できないことはないが)面倒臭い。まぁでも,奥行きがイマイチなのと低音の分離が悪いのはこの電源のせいだなという気はする。FX-05Jに入っていた簡易±電源+低電力オペアンプの組み合わせと比較すると,どっちもどっち。交換の楽しみはFX-05Jの方があるが,実用的な選択枠が僅かで,しかも高消費電力の高音質タイプは電源ノイズが大きくて選べないので,そこにTL062を選ぶくらいならSGM89000やNJU72040を選択して出力コンデンサ無しにするのはアリだ。オケのキラキラは予想通りカップリングのセラコンで,これはこれで音作りとしてはアリだ。これをPMLCAPに換装しようとすると少し面倒だが,空きスペースはあるので,少し工夫すればここを足つきのフィルムコンに換装することは可能だと思う。まぁ,中華オペアンプなので人気が出るかはわからんが,プリントパターンも合理的で綺麗だし,全体として頑張っている方ではないか。


SGM89000データシートより抜粋。入手さえ出来れば,なかなか面白そうなオペアンプだ。
現物の回路もおそらくこんな感じと予想。

先月のFM音源シンセ基板,電源ノイズが凄くやかましい秋月ELディスプレイをサイズが等しい普通の液晶ディスプレイに交換した。¥400だが,以前はもう少し安かったような気が。まぁ,価格はおいといて,サイズが一緒なので取り付け穴がそのまま使えるのが凄く有難い。コイツに先週試したPCF8574搭載の中華I2C変換基板を取り付ける。そのままだと5V仕様なので,中華I2C変換基板の入力コネクタの足を加工して秋月のレベル変換モジュールを裏側にハマるようにつける。I2C中華基板のコネクタがGND,Vcc,SDA,SCLの順なので,秋月のレベル変換モジュールを1ピンずらして,2次側(上から見て右側)をVcc,SDA,SCLとなるように取り付け。GNDはジャンパで接続する。1次側(上からみて左側)は3.3V,SDA,SCL,5VとなるようにFM音源シンセ基板に布線する。あとはソフトを秋月EL用のオリジナルからLiquidCrystal_I2Cライブラリ用に書換。これは元々仕様を似せて作ったので僅かな変更で完了。早速試聴してみたが,ヘッドフォンで聞いても今までのノイズがウソだと思うくらい静かになった。昭和の終わりに使っていたポータサウンドに音色はソックリだが(よく似た音源使っているので当たり前),あのヘッドフォンアンプはノイズまみれの安物だったので,それよりも全然良く聞こえる。教訓。音響機器にELパネルは御法度。もしくは相当の覚悟で。


7/3 (旧5/16)(月)

昨日,ヨハネ賛歌の帰りに秋月の2階で¥500で買った中華ファンクションジェネレータ基板を試してみる。ケース無し。ただの基板だ。入力に78L05がついているので,7.5V〜9V位が妥当か。部品取りとして,ツマミとBNCコネクタと液晶パネルが取れれば¥500で元が取れるので購入。この基板,どこかで見たことある。ググってみると,アリエクで同じモノが普通に売ってる。以前はもう少し色々な店で扱っていたと思うが,さすがに衰退品か。1Hz〜65534Hzまで,1Hz刻みで正弦波,三角波,方形波が出るとの触れ込み。早速電源を入れてみると,電源ON時のデフォルトが何故か788Hzの三角波だ。デフォルトでは100Hz刻みなので,UPを1回押すと888Hzになる。最初が下二桁だけ88で,ボタンひとつで888Hzというのが,8並びが好きな中華っぽくて好きだ。日本人だったら440Hzにするか,1000Hzにするか,同じノリだったら677→777Hzにするかだろう。で,コイツが¥500ジャンクになった理由なのだが,実際に動かしてみるとわかる。昨日のグイド先生もびっくりな,物凄い音痴だ。たまに合唱のベースでおよそオクターブ下を不安定な音程で歌っている迷惑な人がいるが,まさにそんな感じで周波数表示がメチャクチャなのだ。1000Hzにするには,1934Hzと入力しなければならない。880Hzのラの音を出したければ1702Hzと入力する。半分の851Hzと入力すると440Hzのラの音が出るので,単純にクロックオシレータの周波数を間違えただけと予想。と思って液晶パネルを外してみると,ATMEGA16Aに16MHz表記の水晶が載ってる。この水晶の中身が8.32MHzなのかもしれんが,オシロプローブを近づけても電波を拾わないので,コイツはそもそも発振していないのかもしれない。となると,コイツは内蔵RCクロックで動いているのかも。確かにATMEGA16Aの内蔵クロックは公称値が最大8Mなので,8.32MHzで動いている現状からすると誤差4%は少し大きいが,ありえなくも無い。まぁ,これは水晶をコイツに取り替えてみてみればわかること。それはともかく,現状でも表示周波数を0.517倍すれば使えるというのは判った。出力電圧も8〜9Vくらいまでは振れる(ただし,実用的には4Vくらいまで。それ以上は歪みが増える)。今月,アナログシンセのVCFを習作する予定なので,部品取りの前に発振器代用として使うにはいいかもしれない。


ノイズが載っていてあまり綺麗な波形ではないが,ノイズだらけのパラレルポートのR-2R出力だと思えば妥当なところ?
まぁ500円ならアリか。ちなみにアンプは5532で,アンプの電源はICL7660で±電源にしている。


7/2 (旧5/15)(日)

グレゴリオ聖歌を歌いに行く。今日のテーマは6/24の洗礼者ヨハネ。洗礼者ヨハネと言えばグイド(Guido d'Arezzo)の聖ヨハネ賛歌。元祖ドレミの歌だ。グイドの指導があまりにも上手いので他の修道士のヤッカミを買ってあちこちの修道院に転籍するハメになり,転籍する度に同じ理由でイジメられたのは有名な話。日本では藤原道長や紫式部の時代。洋の東西を問わずどちらも色々あったに違いない。もっとも,グイドの名はあちこちの修道院で有名になって,それを聞いたローマ教皇の前で自分の指導法を披露し,採用されて歴史に名を残した訳だけど。この聖ヨハネ賛歌だが,練習曲としてはよくできていて,ドレミファソラの練習(この時代にシはまだ無い)はもちろん,全音,半音移動の練習,短3度や長3度移動の練習ができる。楽譜なんて無くて,音だけで覚えられなかった人が歌詞の上にニョロニョロでメモったものしか存在しない時代,聖歌をどうにか早く覚えられるようにと,ただの音を今でいう音階にした。こうなると,記述もニョロニョロではなく,音階を書けば良い訳で,今の楽譜の元になるようなモノに発展。それはさておき,この聖ヨハネ賛歌を歌詞の日本語訳を捉えながら5番まで歌唱。1番はドレミの件で有名なのだが,5番まで通して見ても,詩としてなかなかよくできている。

NFJの新製品,DAC-SQZeroが届いた。まずは分解の前に音出しから。6DJ8アンプに繋いで色々聞いてみたが,バイオリンが上品に鳴る。オケはキラキラ系。ボーカルも悪く無い。USB電源なのでウチのMacの毒電源にやられてないか心配だったが,先週引き直した新しい方のUSBハブに接続する限り問題なさそうだ。正月のFX-05Jと比較すると綺麗に纏まった音で価格帯がワンランク上の上品な音だが奥行きが薄い。これは中に入っているDAC ES9028Q2Mの味だと言えばそうなのかもしれない。PCMではなくてDSDだったら変わるかもしれんが残念ながら試せる環境が揃ってない。で,PCMで試聴の続き。室内楽はいい感じに鳴る。合唱は雰囲気が良いが声の分離がイマイチで,男声合唱が少し荒れる。まぁ,そういう部品を使っているものと予想。この内容+アルミ削り出しボディで¥6666というのは中々お買い得。ただ,音はMk2が出るかもしれんな。


7/1 (旧5/14)(土)

この日記も今日で23年目。飽きもせず来年まで続いたら干支2周分だ。我ながらよく続くと思う。去年の7月はカシオミニ用のヴィンテージ蛍光表示管で時計,一昨年はトランジスタアンプ,その前が通天閣のプラモデルと,コロナ以降はモノづくりなネタばかりだ。その前の7月はというと,蕎麦屋めぐりしていたり,コロナ前は恒例だった7月のヤクルト燕プロジェクトに行っていたり。ホントに,色々だね。

久々にベアメタルではなくLinux環境の方のRaspberry Piでプログラミング。先日在庫復活入手したZERO WにスイッチとLEDをつけて,Wifi経由のリモート押しボタンスイッチを作成。最近ベアメタルばかりでずっとCづくしなのでコイツもWiringPi経由のCプログラムを書いて動かしてみたのだが,全然動かない。うーん,何かやらかしたかなと思ってPythonでテストプログラムを組んでみると全く問題なく動く。あれれ,何か使い方間違えたかなと思いドキュメントを見直してみる。そういや,WiringPiで指定する番号とGPIOの番号って違ってたんだっけ。ポート番号を変えたらあっさり動いた。しかしこの手のリモートスイッチって便利だ。制御される側はWebサーバを立ち上げておいて,特定のページをアクセスしたら特定の動作をするようにしておく。リモートスイッチ側はボタン押しを検出して特定のWebページをwgetで見に行くだけだ。結果を表示する訳ではないので,wgetの出力は/dev/null行き。LEDが光れば十分だ。秋月のZEROサイズのユニバーサルボードの上にスイッチを並べたハットを作成。Raspberry Pi ZEROとZEROサイズのハットが1枚ずつ入るABS製中華ケースにスイッチとLEDの穴を開けて実装する。でもこれ,専用基板と専用ケースがあればもっと楽なのにな。どこかで作らんかしら。飴屋工房で自作するにして,専用基板は発注すれば良いのだけど,専用ケースが面倒臭い。でもアクリルでよければ立石のはざいやさんで作って貰えるか。あとは3Dプリンタかな。

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