朝起きてスマホを覗いたら谷川俊太郎が亡くなったというニュースが。亡くなったのは13日だそうで,息子が夜中にツイートしてた。覚和歌子さんと詩の朗読でバトルするって企画が20年以上前にあって,その頃に何度かお会いしているが懐かしい。おいらの最近のお気に入りは「うそとほんと」。うそのなかにほんとをさがせ。ほんとのなかにうそをさがせ。
久々の歌う方の合唱練習の日。まぁ,この調子なら再来月の公演に間に合うというか。あとはメンバー次第?
今更ながらiPhoneのOSをiOS18にしてみた。iPhone15以降なら充電上限を95%にする機能が今更ながら追加されてる。早速設定してみたが,本当に今更。うーん,こういうのはもっと前から欲しかったなぁ。
少し前にニトリのNTP同期付き時計というのが流行っていたらしい。1日に1回,WiFi経由でNTPサーバから時刻をもらいにいくので,多少ずれていても必ず元に戻るというゲテモノのアナログ壁掛け時計だ。アリエクにムーブメントだけってのも売ってるので,それを使えば自作も可能。なかなか面白いのだが,NTPサーバが固定で指定不可なのが難。ならば作ってしまえということで,以前つくろうとして途中まで準備した超デカLEDを使った壁掛け時計をwifi仕様にしてしまおうかと。LED式デジタルだが電池駆動させるつもりはないのでアリということで。我が家には一時のマイブームで電源周波数同期時計ばかりになってしまっていて,これが昔と違ってかなり正確なので電波時計やGPS時計以外の時計を置くとズレが目立ってしまうのだ。
さて,Wifi時計をどう作るか。Raspberry pi zeroを突っ込んでOSをNTPで同期させればすぐだが,それじゃ面白くない。Raspberry pi pico wでできないだろうか。wifiのオモチャは以前ESP32でスマホ制御のパトランプを作ったことがあるが,pico wの方が色々と面白そうだ。次に開発環境。いつも通りArduinoでも良いのだが,せっかくだからと公式SDKを実験用ラズパイ5の中に突っ込んでみた。pico wを使うなら,内蔵RTCを使ってみるのもアリかと思って。ところがコイツは200ppmという素晴らしく精度が悪いという噂。200ppmだと,一日あたりだと17.28秒もずれる計算だ。ということは,1時間に1回,ntpサーバにアクセスして補正すれば,とりあえず1秒以内の精度で動くのではないか。と楽観的観測。はてさて。
平成のガウディ?で有名な蟻鱒鳶ル(アリマストンビルと読む)がついに完成したというニュースが。以前タモリ倶楽部でもネタになった,三田の聖坂を登り切るちょっと手前の,普連土学園の向かいにある奇妙な建物だ。坂があるので夏に行くのは酷だが,今の季節なら快適に見物できるかもしれん。
これじゃわからんので,もう少し前の,
こんな建物で,なんだか魂の塊みたいで好きだ。いつか中を見物したいと思ってる。両隣の昭和風味なマンションは既に更地。完成後は再開発で曳家するらしい。ちなみに,再開発ってのはこの件。図面にある住宅棟-2ってのがこの建物であろうと予想。場所だけではなく向きも違うように見えるのだけど,曳家するってのはその辺の事情もあるのかね。
休館中の山の上ホテルの建物を明大が購入したのだとか。良いニュースなのかはわからん。明大の向かいの某音楽ホールを買って廃墟にしかけた某大学のようなことだけは勘弁。(もっとも,あのホールは某理事長の尽力?で復活することになったが,パイプオルガンのメンテどうするんだろ)
香港に近づいていた台風,シグナル8(オフィスや学校は休業。交通機関も一部運休)が出たそうだが,今年4月に復活した飲茶屋の蓮香樓は「早市茶巿8號風球照常營業」なんてFacebookにあげていた。日本語にすると朝の飲茶営業はシグナル8の台風でも通常営業って感じか。元気のいい話だねぇ。
ドラクエ3リメイク版の発売日だ。スマホ版は10年くらい前に遊んだ覚えがあるが,やはり懐かしいのはオリジナルの方。オリジナルの発売は今から36年半前。1988年2月10日は平日。新宿ヨドバシは整理券,先輩は早朝に上手くヨドバシの整理券をゲットして帰りに購入。池袋ビックカメラはグリーン大通りの歩道に行列だった。その後の土曜日,シアターグリーンに芝居を見に行った帰りにビックカメラ(当時の池袋本店は少し前までアウトレットがあった東口五差路交差点の店)の前を通ると,翌日曜日に再入荷があるという看板。既に五差路の前の歩道に並んでいる人がいたが,さすがにそれに参戦する気にはなれず,翌日の地下鉄の始発で行って並んた。スマホどころかインターネットもパソコン通信も一般的ではなかったので,リアルタイム情報は口コミだけ。当時はこの位のんびりしていても間に合ったのだ。買えたのは昼頃だったか。チャリで夜中走っていけばもうちょっと前に並べたのだろうが,職務質問うけて面倒なことになるのもなぁと地下鉄の始発をターゲットにしたのだっけ。着いた時点で結構な行列ができていたのだが,店員によるとまだ買えるというので参戦。今考えると,食い物も飲み物の持たずによく参戦したものだと。若いなぁ。駅まで使ったチャリがボロすぎて,結局帰りに職務質問されてしまったのは気のせい(ドラクエ3の箱が入ったビックカメラの袋を見せて事情を話したら解放されたが)。もっとも,1ヶ月くらいで早々とクリアして,やり込みもせず3月半ばくらいに友人に定価で売ってしまったので,あまり思い入れは無い。36年後の今はダウンロード販売があるので苦労せず入手可能。でもやってる暇が無い。あの頃くらいに暇があればねぇ。
首都高(?)KK線廃止のニュースを見た。ニューヨークのハイラインのようになるなら歓迎だが,渋谷の宮下公園のようになるなら大反対かな。ここは道路下にテナントを入れることで無料で通れるようにした高速道路。そうは言っても無料区間だけ通る人は稀で,都心環状線か八重洲線へのバイパス路線。羽田線から箱崎方面に行く時や,レインボーブリッジから竹橋方面に抜ける時に,マリオカートのような銀座の川の下を通るかこっちを通るか選べるのだが,おいらはKK線を愛用。若い頃は数寄屋橋ショッピングセンターのハンターによく世話になった。3店舗(内1店舗は中古オーディオ屋),他に近隣のソニービル地下にもあって,勿論全部巡回ルート。あの頃から建物はボロで車の走行音がかなり聞こえたが,さらに30年以上経過しているのだから,そろそろ限界なのかもね。
8月のネタのES9038 DAC,飴屋工房のネタにしようとオペアンプを取っ替え引っ替えテストしていたのだが,電源に何を使うかによって同じオペアンプでも評価がまるで違うのが面白い。秋月の24Vアダプタを数種類と,エレコムやAnkerのUSB PD電源を試したのだが,PD電源や実験用安定化電源でそこそこ良い音でも,秋月の電源に入れ替えるとイマイチになるオペアンプがある。その逆はないので単純にノイズの問題か,さすがに内蔵したRLCフィルタだけでは差が出るか。そこで,普通にトランジスタ式の安定化電源を繋いでみることにした。電圧が高いので,ツェナー直列の代わりにTL431はどうだろう。ノイズジェネレータとしても使えるが,普通に電源回路に使う分にはノイズはほとんど無い。数MHzは無理だが数十KHzのノイズを減らす効果は期待できそうだ。DAC専用につかうならシャントでもよいがここは普通にトランジスタを足してシリーズで,入力にファストリカバリのダイオードブリッジを挟んでAC-ACアダプタでも普通のDCアダプタでもどちらもOKにして,その先に村田のコモンモードフィルタを入れても6cm角ダイキャストの小型エフェクターケースに入るくらいの規模。さて,基板発注するか。
天国に一番近い島はニューカレドニア島,天六に一番近い島は都島。という大阪人のしょーもないギャグにツボってしまった。確かに近いわ。隣の駅じゃねーか。じゃあ天六の階段は。とか,バリエーションも色々ありそうな気が。
グレゴリオ聖歌の勉強会の日。2つめのテーマがSalve Regina。英語圏だと転じてHail Holy Queenとなり,ゴスペルになっていたりするのだが,やはりここはグレゴリオ聖歌のメロディで。オリジナルの作曲については諸説あるらしいが,今回は12世紀のシトー会の譜面を使ってみた。シトー会は観想修道会なので,托鉢や奉仕活動ではなく,修道院の中だけで祈りと労働の日々をおくる修道会。修道院の中でモノを生産し,それを売って生計を立てる。フランスのシトー会の修道院はチーズが有名なのだとか。日本にあるトラピストは17世紀にシトー会から別れた近縁。それはおいといて,この12世紀のシトー会の譜面,現代に伝わっている版の中で,簡略版ではない方のものと比べても歌詞と旋律が微妙に違う。歌詞については後から文言が足されているので仕方がないにして,旋律についてはそっくりだけど違うというか。このシトー会の記録にあった古い旋律,フランスのLe Puyで歌い継がれているらしい。ググってみると簡略版しかでてこない。うーん,探し方が弱いか。
朝から窓の外でエイサーが聞こえていたのだが,いつのまにか太鼓に変わっていた。ジャパニーズリズムの どーんどどんどん どーんどどんどん って奴。同じ曲でアフリカンリズムの どーんどどっうん どーんどどっうん にしたら面白いだろうなと思ったが,誰かやらんかな。
久々に一日ヒマができたので一昨日の続き。修理の終わったジャンクTUBE-01J基板を色々と改造してみる。ここから先のネタは一切保証しないので火を噴いても感電しても自己責任で。電源が昇圧対応に改造したことから,まずプレート抵抗は結局5.6KΩに変更。さすがに中華金被だと可哀想。そうは言ってもいつものYAGEOの薄膜抵抗だと容量オーバーなので,DALEのRN55を突っ込んだ。こいつは1/8W定格だが,それは軍用の話で,民生用としては1/4W相当という噂。ダイオードは元が中華1N5819でショットキータイプ。外して測定したところ交換の必要はなかったが過去に大電流が流れていたかもしれないので,部品箱の中にあった秋月の同じモノに交換。おそらく同じ中華メーカー。電源入力の470uF/16V ×6は日ケミPSG 820uF/16V ×4に。コイツならサイズ的に問題なし。×6でもよいがあまり欲張るとACアダプタが壊れそうだ。B電源のところの330uF/35Vは今後の実験で35Vを超過するかもしれないので50V品に。ついでに並列でついていたフィルムコンもたぶん大丈夫なのだけど耐圧がよくわからんことから念の為松下ECQVの0.1uF/63Vに変更。信号が流れるところで,RCA入力の10KΩ分圧はYAGEOの薄膜抵抗。グリッドに繋がる4.7KもYAGEOの薄膜が使えるが,ここは手を抜いてプレートと同じRN55に変更。入出力カップリングのITWの1uFはたぶんこれ。メタライズドポリエステル。ポリエステルだが250V品でかなり余裕があり,巻物ではなく積層品なので悪くはなさそう。コイツはそのまま流用。ヒーターに並列でついていた15Vツェナーはオンセミの1N4744Aに。プレートとスクリーングリッドの間は直結をやめて100Ω追加。電源はソニーのサウンドバー用のDC13Vの中古。実測13.1Vくらいだが,その状態でB電圧が64.7V,ヒーター電圧は6.15V。問題なさそうだ。
結局こんな感じに。
赤線:オリジナル
青線:電圧を上げてプレート抵抗を5.6KΩに変更後
紫線:無音時はここ
改造後の回路図(一部) ここには記載しなかったが入力の手前に10KΩの分圧がある。
220Ωにコンデンサを抱かせるのも面白そうだが,ゲインは不要なのでこのままで。
この状態で一昨日のDACとヘッドフォンアンプを繋げて音出し。オリジナルよりはマトモで,これならアリだ。ただ,これってプリアンプというよりはエフェクターなので,あまり真空管臭を消してしまっても意味がない。やるならこの位までかなぁという感じ。エレキギターや女声ボーカルなんか結構いい感じに気持ちよく鳴る。バンド物のCDでは結束バンドが結構いい。球はGEの米国製5654WとMullardの英国製M8100を試したが,一長一短か。GEは少しやかましいがハッキリした音,Mullardは繊細だがGEと比較すると少し腰高。どちらもアリだ。さて,この状態でどこまで持つか。明日になったらどこか焦げ臭かったりして。
改造後の基板。ICが一つもないのが潔い。電源のトランジスタは2SCR533に交換済。
TVerでオーイとんぼ19話。原作でも感動した島さんの人生訓が好きだ。この作品,若き才能が切磋琢磨するスポ根だけではなくて,色々な大人の人生が出てくるところがいい。アニメはアニメファン向けというよりはゴルフ好きの大人と子供向けに作ってあるので,さすがに自分の運転で夫と義母を死なせてしまった交通事故の話は重くて出てこなかったが,彼女の人生訓は出てきた。ミスはすぐ取り返す必要はない。生涯の平均ストロークを1打でも短くするべく,自分が置かれたライで精一杯プレーする。妙に納得。ライはlieって書くので,中学英語だと「嘘」だが,高校英語で「〜の状態にある」ってのを習う。飛んでった先のボールの状態。つまり,場所やプレイヤーの立ち位置がとんでもない状態であっても,精一杯プレーする。とんぼちゃんもずっと島にいたなら,自分の置かれたライからずっと打たないままでいたことになる。というところに繋がる。いい話だ。
月曜日の続き。部品を載せ替えた電源基板を元のジャンクTUBE-01Jの基板に載せてみる。ついでに,TUBE-01J基板の電源回路の手前をパターンカットして,220uHのインダクタを挿入。波形測定してみると,たまにバタつくが割と綺麗なDCだ。早速,真空管(GEの5654W)を載せて,秋月のES9038Q2M基板DACを入力,昨年7月のネタだったHA400筐体に組み込んだぺるけ式ヘッドフォンアンプを出力に繋いで聞いてみる。うん,これなら問題ない。めちゃ煩かったノイズも嘘のように消えている。このジャンクTUBE-01Jはボリュームの品質がイマイチだったので,最大値にして-6dBスイッチを使用。音量調整はヘッドフォンアンプの方で実施。この組み合わせで,まぁ満足できる音になった。しかしTUBE-01Jってこんな音だったっけなぁ。7年前(2017年6月)に一度入手してロシアの6J1P刺して遊んだことはあったが,付属の中華球もボスホートのロシア球もベクトルは違うが歪みっぽいしノイズも多くてすぐに飽きてどこかに片付けてしまった。でもコイツは違う。つなげているDACが比較的マトモな音なのと,アンプがディスクリート構成という違いかもしれんが,この音ならアリだ。独特の歪みっぽさはあるが所詮はエフェクターだ。聴くに耐える真空管アンプの音がする。先月復活させたTUBE-02モドキよりも全然良い。これで修理完了ってことで。
修理完了したところで,どうせ元がジャンクなので今度は躊躇なく改造。現状でもセラコンやコイルが追加されているので改造状態だが,やはりコイツはヒーター電圧とプレート電圧をいじってみたい。このTUBE-01Jは未改造の状態で電圧を上げると今回の部分が故障するらしく,絶対に御法度。以降の話を試してみるなら個人の責任で。元々電源基板に入っていたトランジスタはおそらくPXT8050。見たことないトランジスタだ。Google先生によると40V/1.5Aで最大0.5Wのモノらしい。貼り替えた2SCR533は格上で50V3Aで最大2Wなので,熱対策が必要かもしれんが多少の無理は効く筈。基板単体で実験したところ,13Vくらいでは問題なさそうな感じだ。ヒーター電圧は現状で10.9Vくらいなので,1球あたり5.45Vだ。これは,12V電源に対し,保護ダイオードと2Ωの抵抗が直列接続されているからだ。実測すると入力が11.6Vくらいで,ダイオードと抵抗で0.75Vくらい電圧低下している。なので,電源電圧を13Vくらいにすれば,正規の6.3Vが供給されるのではと予想。次に13Vにしたときのプレート電圧はどうなるか。現状,58V/4.7KΩくらいなので,ロードラインを引くとこんな感じになる。電源基板の入力を12Vから13Vにすると63Vくらいになるので,ついでにプレート抵抗を5.1KΩに変更とかどうだろうか。そうなると電源出力のところについている330uF/35Vの電解コンデンサの耐圧が心配になってしまう。これは50V品に交換ということで。というのも,どうやらこの電源回路,12V入力でおとなしいときは60Vくらいだが,電源ON直後とか80V近いピークが出ているのではないかと思わせるときがある。もしくは,グリッド抵抗を少し大きくしてバイアスを深くするか,その両方か。続きはまた明日。(改造については自己責任でお願いします)
赤線:オリジナル
青線:電圧を上げてプレート抵抗を5.1KΩに変更後
2週間ぶりの餃子の王将。11月のフェアのタンメンは美味かった。ニンニク臭くなるので夜の帰宅時以外は時と場合によるかもしれんがオススメ。ついでに溜まったスタンプを来年の会員証とラーメン鉢に交換。これで昨年分と今年分の2杯が揃った。ご馳走様。
久々の指揮棒振りの日。今日はリハビリセッション。久々すぎて忘れてしまっている点を丁寧に復習。まぁ,相手が大人なので仕方がないというか何というか。
昨日のTUBE-01J修理の続き。球を外した状態で,プレートとカソード間にLEDをぶら下げた負荷抵抗だけつけて波形測定してみることに。今回の真空管は3結で使われているので,内部抵抗を知るには3結のデータが必要。互換球のEF95ではあるが,ムラードがいい感じのデータを出していた。5.2KΩだ。これは5.1Kの抵抗で代用することにする。だいたい5〜6mA流れればOK。まぁ,そんなモノだろうな。で,早速波形を見てみると,なんだか100Hzくらいで振幅変調されているように見えるぞ。なんじゃこれ。これがノイズとして聞こえていたのかもしれない。
なんじゃこの振幅変調は。
腑に落ちないので基板のパターンを追いかけて回路解析してみるが,こりゃ,普通のマルチバイブレータじゃないの。入力部分に余計なトランジスタがついているが,そもそもこの手前に0Ω抵抗と制御端子があり,この制御端子に加える電圧に可変(というか,実質OFF/ON)ができるようになっているだけだ。発振部のコンデンサと抵抗が並列になっているが,これでも発振はする筈。この回路をみる限り100Hzの原因はどこにもなさそうだ。
電源昇圧モジュールの飴屋的推定回路図。部品番号は実機と相違。この回路は推定なので使う場合は自己責任で。
トランジスタは貼替後の品番。コンデンサの値は予想値。コイルはトランスの1次側(300uHは実測値)。
仕方がないので部品を貼替してみた。トランジスタはチェッカで測定したところ特に問題なかったが,秋月で扱っているロームの2SCR533に貼替。トランス2次側のブリッジダイオードは昨日久々に秋月の八潮店に遠征して買ってきた整流用ショットキー MS110Fに変更。SMAサイズが敬遠されて売れないのかそもそも需要がないのか,昔よくついていたデータシート付きで売られていたので結構古いモノかもしれない。だけどコイツは中華ショットキーのくせに100V耐圧のスグレモノ。実際には30〜40Vくらいだが,ショットキーなのでこの位の余裕があった方が安心だ。ブリッジダイオードの先の平滑コンデンサは10uF/50Vがついていたが,これは積セラの22uF/50Vに変更。どうせ手前がトランスなので,発振の心配はない。部品交換後の測定では,100Hzの謎発振はピタリと止まった。やはりどこか壊れていたのかもしれない。この状態でリップル7.5mV。周波数が117KHzくらいあるので,ミリボルト単位であれば無視してしまっても良いと思うが,この先に470uH+330uFのLCフィルタをつけたら我が家での測定限界値まで減った。パターンカットして追加するかは後で考えるか。
470uH+330uFのLCフィルタ通過後の波形。微妙に見えるリップルはだいたい2.2mVくらい。
測定環境がイマイチなのでヒゲのようなノイズが大量に入っている。こいつらは電源入れなくても出てくる。
ベイスターズ下剋上おめでとう。南波オーナーまでビール掛けに乱入して結構楽しんでいたようで。しかし大したものだねぇ。
先月24日にネタにしたジャンクのTUBE-01Jの基板を解析してみた。出力側のRCAジャックが左右両方共に赤というエラー品だ。それでジャンクに回っただけなら当たりの基板だが,残念ながら黒焦げの抵抗があるので解析要。まずは回路分析。真空管は中国の6J1指定。ロシアの6J1Pだ。類似管は6AK5とか5654WとかEF95とかCV4010とか何でも。この手のアンプでよく使われる5極管だ。パターンを追うと,この5極管を3結して3極管のように使っている。真っ黒に焦げていた抵抗はてっきりプレート抵抗だと思い込んでいたが,何とカソード抵抗だ。無事な方の回路から察するに220Ωだ。バイパスのコンデンサはついていない。ここを定電流回路にしてバイパスコンデンサをぶら下げる改造は面白そうだが,それは置いといて,プリアンプなのにカソード抵抗が焦げるって,一体何が起こったのやら。電源回路はモジュールになっていて,真ん中にトロイダルコイルのようなモノがある。コイツは足が3本づつ出ているのでトランス。周囲にダイオードが4つついているのでブリッジ整流かな。手前に中出力トランジスタが3つついているので,コイツで発振してトランス昇圧してブリッジ整流なのだろうか。よくみると基板のシルクに+と-が書いてある。球を抜いた状態で通電させてみると約57Vだ。+28.5Vと-28.5Vだ。当然ながらカソード抵抗は-28.5Vの方についている。随分低い電源電圧だが,こんなものか。
ここまで調べてからググってみると,諸先輩方の修理ネタが結構でてくる。回路図も出てきた。焦げたカソード抵抗は余所でも結構ダメになってしまっているようだ。うーん,電源の約57Vを2分割している35V定格のバイパスコンデンサは焼けた形跡が無いのだが,真空管内部でグリッドがショートするという話はよくあるが,発振止め抵抗無しにプレートにそのまま接続しているスクリーングリッドと真空管内部でカソード直結のサプレッサーグリッドが触れたところで,ここまで焼けるだろうか。取り急ぎ焦げた220Ωを交換してみる。音は出るが何かおかしい。低域発振のようなノイズが入る。一定しないが2オクターブ下のソかラあたり。モーターボーディングを起こしてる? 普通にカソード接地の反転増幅なので正帰還が入る訳がない。というか,このアンプ,帰還回路はグリッド抵抗の電流帰還だけだ。異常発振でカソード抵抗焼けたか? それとも抵抗焼けるまで通電し続けて電源回路がダメになったか? どちらにせよまず電源回路から精査か。また後日。
通院。尿路結石の経過観察。いつもと反対側にあったのだが,無事に落ちていたそうだ。ひとまず安心。尿路結石はちょうどXでバズってた。痛かった結石が浦安のビッグサンダーマウンテンで落ちたらしい。ディズニーランドで遊んだあとに翌日トイレで用足し中に便器に石が当たる音がしたのでトイレットペーパーで掴んで拾ったのだとか。写真をみると6〜7ミリのサイズの石だった。おいおい,結石持った状態でディズニーランドに行ったのかよ。というツッコミはおいといて,これって何年か前のイグノーベル賞のネタそのものだ。そのときはアメリカの学者(医者が?)が患者の実話を検証するべく腎臓と尿管をシリコンで再現した模型を用い,そこに患者から排出された本物の結石を入れて,浦安ではなくフロリダのビッグサンダーマウンテンでテストしたという話だった。他のお客様に不快感を与えないよう,再現した模型はリュックの中に入れて,お腹に抱えた状態で何十回も繰り返し乗ったというのだからご苦労な話。もちろん,ディズニーワールドにも許可を得ての研究だ。色々な条件でテストした結果,前方席よりも後方席の方が落ちるらしい。しかも後方席は約2/3の確率だというのだから大したものだ。石が大きくなる前に定期的にビッグサンダーマウンテンに乗っていれば,予防効果があるのではないかという。面白かったのは,スペースマウンテンでは逆に石が固定してしまって落ちなかったというオチ。速度や重力ではダメで,左右の揺さぶりが効くらしい。研究ネタはともかく,浦安のビッグサンダーマウンテンでも石が落ちたという報告は,日本中の結石持ちに朗報かもしれん。ビッグサンダーマウンテンの前部車両は普通のお客様に乗ってもらい,後部車両だけ結石治療用に貸し切って保険適用してくれないかしら。
今月は久々に新暦と旧暦の日がちょうど1ヶ月遅れで一致する月だ。かなり久々かもしれない。
最終日にシャッターが故障して葬式鉄ならぬ葬式スーパー族の笑いを取った津田沼のイトーヨーカドー跡地。予想通り裏のイオンに動きアリというニュースが千葉日報に載っていたらしい。駅直結イトーヨーカドー改メ駅直結イオンモールになるのだろうか。それはそれで面白そうだ。