飴屋的日記
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12/31 (旧12/9)(土)

2022年も大晦日。毎年恒例の大晦日冬コミ参加は今年もやめ。感染対策でわざわざ有償のチケットを事前予約というのが気に入らない。本当に感染対策するなら,事前予約は整理券だけで,当日スッポカシもOKな南青山MANDALAスタイルが望ましいと思う。熱あったり多少体調悪くても金払ったら行ってしまうのが人情。これが整理券だけなら当事者は痛くも痒くもないわけで,開催側もそういう場合は来なくて良いです。キャンセルも不要です。と言い切ってしまえば良い。単純に総数を抑えたいだけなら前にやったカタログ添付のリストバンドで十分(そもそもカタログを購入するのがルールなので,その証明としてのリストバンドはアリ)なのだが,並ばれるのが嫌なのか何なのか。まぁ,この状態が続くのであれば,おいらは完全に引退なのかもしれん。

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昨年末に今年は真空管アンプをやると宣言した通り,今年は真空管三昧だった気がする。手始めに14GW8シングルと6463/6DJ8シングルから始めて,各種6DJ8全段差動を経由して,最後はサンエイ電機に廉価で置いてあったMullardのPCC89を使った全段差動。この音が気に入ってここで打ち止め。暑い時期はVFDを利用した時計と電池管6418ヘッドフォンアンプ。涼しくなってきたら今度はDAC三昧。なんだかモノ作りばかりやっていたような。

今年ハマったもの
ちひろさん,電光掲示板作成,ペンタックスK-r,プリント基板用のニブラー,Bluetoothモジュール,スピーカー工作,新500円玉,G'zOne TYPE-XX,0秒チキンラーメン,タロウ(ガラパゴスゾウガメ),パンダ親子,タクシードライバー(中島みゆき),ADALM2000,南相木ダム,青春ヘビーローテーション,喵星人,バーミアンの回鍋肉,新型MacbookAir,昭和の時計用LSI,蛍光表示管いろいろ,ガストのネコ目ロボット,ハイスコアガールダッシュ,白いトリチ,Seeedino XIAO,新沢としひこ音楽活動40周年記念CD,神宮外苑花火大会,骨董品DAC,イノダコーヒー,喫茶smart,アンディー・ウォーホル,一乗寺中谷,喫茶ソワレ,村神様,フルーエンシーDAC,三色積層灯,餃子の王将棋,クマサンニデアッタ(浦和競馬),継母の連れ子が元カノだった,からかい上手の高木さん3期。

振り返ってみると今年もアニメ見てないわ。継母の連れ子が元カノだったとからかい上手の高木さん3期だけ。まぁ,こんな年がしばらく続くのかもしれん。今年は74シリーズ並べてDAC作ったけど,ああいうのはやはりFPGAだよな。来年は飴屋工房もFPGA対応するか。それはともかく,良い年でありますように。


12/30 (旧12/8)(金)

今年最後のつもりで大井の最終レースにいたカラヤンという名の馬の記念馬券を買ってみたのだが,乗り換えの騎手がアレ過ぎて結果はイマイチ。何故序盤に大外からわざわざ内へ行って先頭に出る。結果,1着と2.5馬身差なので騎手次第で勝ったレースだったな。ただのネタ名前馬ではなさそうだ。

日本語ロックの王様のレパートリーの中にわんこそば食べないという曲がある。コイツは大人の事情で直訳ではなく,雰囲気ソックリなオリジナル曲の方。確かにどこかで聞いたフレーズだ。でも元ネタが出てきそうで出てこない。色々調べてみたらエリッククラプトンの Wonderful Tonight だということに気が付く。曲の内容は男と女の話以外,全然違うオリジナルになっているのだが,曲名は音訳だったのね。


12/29 (旧12/7)(木)

2019年以来3年ぶりのネコかる"忘年"ライブ。色々あると面倒なので"会"は取って 忘年なのだとか。例年は近所で忘年会をやった後に,ここで忘年会の続きをライブで見せる企画なのだが,今年はそういう訳にも行かず,忘年をテーマに普通のライブ。なんだか酔っ払って盛り上がっている出演者も,忘年会ではなくてステージドリンクということで。客はいつもの常連ばかりだけど,皆3年ぶりでお久しぶりの挨拶。なんだかんだで日を跨がずに終了。やっぱりこれがないと年越しの気分になれないというか何というか。しかし南青山MANDALA,つぶれてなくて良かったわ。同じビル内も含めて周囲のテナントがガラっと入れ替わっているだけに,ここだけは残ったんだなって感じ。灰皿が撤去されているのが何気に有り難かった。

出演者(敬称略)
滝本瞳(&娘),渡部沙智子,相曽晴日,エルトン永田,杉本和世,小峰公子,他1人。

いつもの常連とのバカ話ネタのなかで,ベースの大正琴ってのがあった。コイルのピックアップ付きでソリッドボディ。ちょっとまて,エレキベースそのままじゃないの。従来の大正琴がソプラノで,それに加える形でアルトとテナーとベースを作っているのだとか。ググってみると琴伝流って流派でアルト,テナー,ベースが出ている。ベースの松風は中古で数千円から。それなりのアンプとエフェクターを付ければ遊べるかもしれない。某ベーシストがコレにハマったらしいが,面白そうだし是非バンド組んで演奏してみたい。まぁでも,この手のキワモノ我が家には置き場所が無いんだよな。うーん。


12/28 (旧12/6)(水)

帯広のばんえい競馬のレース名をみていたら,愛車還暦記念というのがあった。○○さん還暦記念というのはよくあるが,愛車還暦ってのはなかなか凄い。今年は2022年なので,1962年。昭和37年製の車だ。当然,スペアパーツなどある訳もなく,本当の愛が試される訳なんだが,レースの名前にしてしまうというのは面白い。結果は3番人気と2番人気の連対でつまらない結果。しかし馬連よりも枠連の方が配当が良いってのがね。


12/27 (旧12/5)(火)

12/24のPCM1795基板を発注。発注前にいくつか機能追加。やはり後から色々と思いつくものだ。届くのは年明けいつになるのだかわからんが,果たして来月に基板で遊んでいる暇があるのか。ま,いいか。


12/26 (旧12/4)(月)

昨日お年賀のついでに買ってきた中村屋の天成肉饅を食べてみる。電子レンジ調理は皮が固くなるのでダメと書いてあるので,常用の似非中華鍋にスチームプレートを置いて蓋をするというなんちゃって蒸し器で。これ,551とは違うベクトルで美味いね。551は脂が美味いのだが,こちらは肉とタレで勝負って感じだ。大はでかいが,小サイズが入手できるならアリだな。

今年最後の合唱練習ついでに秋月に寄ってみたら,店舗限定でクリスマス計器(ケーキ)が置いてあった。OWONのB35,中華なBluetooth対応デジタルマルチメータだ。特価¥1980。返品返金交換一切無し。スペックはそこそこ使えそう。福袋感覚だがマトモに動くなら良コスパ。


12/25 (旧12/3)(日)

回路設計と基板設計に疲れたので,息抜きにDDC用として買ったNFJの特売品PCM2704+TDA1308キットを組み立ててみる。本体が¥1437で,専用ケースが¥667と,お買い得品だ。この専用ケースが他にも使えないかと,基板サイズや許容高が知りたかったのも購入動機の一つ。例によって中華キットの王道,部品一覧だけで回路図も何も無いので多少アタマを使わんとならんが,2時間もあれば音が出てケースの加工も不要なのは本当に楽だ。この形態はケースを除けば昭和の秋月のキットに似ている。あれはバイトが書いたっぽい部品搭載図と簡単な解説があっただけマシだが(それもよく間違えていたが)。中華キットに回路図や基板図面が無いのは,コストダウンというよりコピー対策や頻繁な改訂対応なのだろうが,コピー対策の方はあってもなくてもすぐにコピーが出回るので意味があるのか無いのか。

部品袋をみてみると,価格相応の部品だが電源系のコンデンサは中華ではなく日ケミKMGとKZHがちゃんと入っている。必要最小限は押さえているという感じ。ただ,詳細不明のセラコンなんかも多用しているので,添付品の部品は基板とコネクタ以外ほぼ使わないで手持ち部品で組み立ててみた。コネクタは電源コネクタだけ,見るからに接触不良を起こしそうだったので交換。ヘッドフォンコネクタもマル信に交換したかったが,手持ちが見当たらないのでそのまま。TOSLINKとパルストランスは別売だったのでコレコレを流用。TOSLINKはアタマのネジの部分を切断しないと純正ケースには入らない。電解コンデンサは電源系は日ケミKMGとKZHで十分なのだが容量を増やしたかったので,スペースの都合で入らなかったC12,C27,C28を除いて導電性高分子コンデンサを使用。オーディオに使うのは論外という人もいるが,コンデンサは世につれ世はコンデンサにつれ。騙されたと思って使って使ってみるのも良いかも。やはり騙されたと思うのも人それぞれ。まぁ,コイツらは長時間通電しないとダメなのは異論無い。通電当初はかなりイマイチだ。出力のカップリングは日ケミKMG 220uFからKEMET A750 1000uFに増量。2200uFにするつもりがケースに入らなかった。C8は10uFないし100uF指定だが,デジット扱いのピンク色の1000uFを取り付け。ここはDACのアナログ出力の中点を決めるVcom端子のデカップリングなので,僅か10uFだと低域の左右セパレーションがメチャメチャになる。大きくしすぎて壊れないなら少なくとも1000uFは欲しい。残りの部品も手持ちから色々。C12はニチコンKAの47uF,C27と28は秋月のジャンクを流用。下駄を外せば普通に使える。セラコンはX7RかX7Sだったらそのまま使ったが,キット同梱品は素性がわからんので手持ちの秋月セラコンと,パナのフィルムコンECQVに変更。それ以外の水晶やフェライトビーズは同梱品を使用。抵抗は全て表面実装品が取付済だ。しかしこの基板,しばらく在庫品だったのか基板のハンダレベラーが古くてハンダの濡れが非常に良く無い。初心者が作るとハンダ付け不良で音が出ないのではと思う位。PCM2704が改訂版のPCM2704Aではないので,推して知るべしなのだが。

この状態で午前中から夜まで音出しをしてエージング。まずは外部電源入力で本機に直接MDR-M1STを接続して鳴らしてみたが,うーん,価格を考えると音は上出来だが,このヘッドフォンはドライブしきれていないような。USB由来のホワイトノイズも聞こえる。そこで直接ドライブは諦めて,PCC89全段差動プッシュプルアンプで鳴らすとなかなかのコスパ。そこそこの音で鳴る。DDC用として使うのは勿体無いくらいだ。PCM2704はぺるけ氏が秋月のキットを改造して使っていたというのも納得。色々鳴らしてみた中では,EPOの12月のエイプリルフールが良かった。


折角のピンク色コンデンサも赤基板だと目立たん。うーん,イマイチ。

近所で一番美味い蕎麦屋が一昨年から年末営業が無くなったので,昼は一足早い年越し蕎麦を頂く。うーん,いつの間にか野菜天ぷらの衣が厚くなったなぁ。前の控えめ衣の素揚げのような天ぷらが絶品だったのに。うーん,揚げ物は担当者変わったのかな。これじゃ家庭料理だ。そのまま百貨店に向かいお年賀の準備。夜はサイゼリヤ。まぁ,こんなクリスマスもあるということで。


12/24 (旧12/2)(土)

一昨日の続き。結局,YM3404を活用するのはまた今度にして,現行品の部品箱ストックの中で,ハードとソフトが一番楽そうなPCM1795で遊んでみることにした。残りはAK4490REQとcoolaudio M9000。M9000はCS4398のセカンドソースという噂のDACでMIDASロゴがチップの上に。最近のBEHRINGER製品の蓋開けたら入っていたりするのかしら。こいつらはいつかそのうち手をつけるとして,ささっと回路を書いて基板パターン作成。回路は前回のように74シリーズを沢山並べてなんて話ではないので,試作も不要。やっぱり現行品は楽だわ。だいたい出来たので,アタマ冷やして何日か後に見直したら発注予定。


12/23 (旧12/1 朔日)(金)

いわゆるディスカウント・スーパーのBig-Aの割り切ったクリスマスケーキを買ってみた。本当に割り切りで,スポンジの上にクリームでコーディングして,星口金のホイップが一周しているだけ。あとの装飾は自分で好きな果物を使って自作するというもの。これで税抜¥998。商材としては面白いアイデアだ。箱をみると第一製パンで製造とある。割とマトモな所で作っているのね。


確かに中央に大きめの苺を載せれば,山崎製パンのケーキっぽくはなる。

デコレーションは面倒臭いので何も載せずに期待せず素のままで食べてみたが,クリームは悪く無い。昔のシャトレーゼで出していたような,軽いシャブシャブなクリームだ。これはこれで好みの人もいるかも。スポンジはパサパサでいただけない。JR京橋駅の京阪側の構内で売ってた百円ケーキのような味だ(あれはあれでアリなのだが)。うーん,来年は無いな。


12/22 (旧11/29)(木)

昨日のYM3404+PT8211で音楽を流しながらKiCADで回路を書いていたのだが,ヤマハYM3404のキラキラは面白いのだけどやはりこのDACの音はやはり頂けない。ちなみに色々聞いてた内の一枚はコレ。結構合いそうな気がしたのだけど,FN1241+PCM53の方が断然良かった。うーん,16並列の基板を冗談ネタで作ってみようかと思ったけど,かなり期待薄。素直にYM3404で遊ぶなら2DACモードでPCM53を2つ使った方が良さそうな気がしてきた。明日元気があったら試作してみるか。


12/21 (旧11/28)(水)

月曜日の続き。2DACモードだとPT8211の片側のDACが未使用なのでセパレーションは良くなるが勿体無い。もちろん,シフトレジスタで16ビット遅らせてステレオ両側のDACをモノラルで使うことはできそうな気がする。その前にYM3404の1DACモードの出力で,PT8211がステレオで使えないか検討してみる。ワードクロックはLでもRでも立ち下がりで確定。ということは,これをT型フリップフロップに突っ込めばLRCK信号が作れそうだ。問題はLとRがタイミングで入れ替わったりしないようにすることだが,これはR側のサンプルホールド出力でフリップフロップを強制リセットすればできそうだ。タイミングチャートから回路を考えてみる。

フリップフロップは74HC74があればOK。1ゲートで十分なので,前回のFN1241で使ったTC7WH74を流用。コイツのクロックにWCの反転を,~PRにSHRの反転を,Dは~Qを接続,~CLRはVddに。これでOK。~Q出力が見事にLRCKになった。折角なので,1DACモードでステレオ動作させたDACを2つ並列にして聞いてみる。多少はよくなるもので,音質的にイマイチな点もあるがこれはこれでアリだ。


こんな感じ。右上がYM3404。その左隣がPT8211×2


正弦波は割と綺麗だ。


なかなか特徴的な矩形波。4倍だとこんなものか。
この22KHzのリップルのお陰か,安物DACが昔のヤマハのようなキラキラした音で鳴る。

さて,次は2DACモードで,74HC164を並べてデータとWCを16ビット分遅らせて強制モノラルにしたDACをペアでステレオってのを検討してみるか。16ビットなら4ビットカウンタでも良いな。どちらが楽だろうか。ともかく,PT8211は左右の位相差0を謳っているので,DACの使い方としては問題ない筈。


12/20 (旧11/27)(火)

うる星やつらと赤いきつねのコラボってのをスーパーに置いてあったデジタルサイネージで知る。50代のオッサン狙い撃ちという訳でもないだろうが,ピンポイントで攻めてくるなぁ。


12/19 (旧11/26)(月)

PT8211の音を聞いてみる。NOSだとイマイチだったので,ヤマハのYM3404を突っ込んでみた。絶滅危惧種の4倍オーバーサンプリング・デジタルフィルタで,出どころはデジットのジャンク。全く人気無いのでまだ買えると思う。コイツはL/R共通の1DACかL/R別の2DACの使い分けができるのが特徴。ただし1DACと言っても,昨今のDACのようにステレオ出力がある訳ではなくて,1つのDACを時分割でステレオに使う昭和の方法。時分割なのでDACの先にはサンプルホールド回路が必要で,その為のタイミング出力もついている。そんな大層な回路ではなく,大抵はオペアンプとコンデンサとアナログスイッチの組み合わせだ。まずは接続が簡単な2DACモードで試験。DACが2つ必要だがそのまま繋ぐだけで鳴る。特に問題なく鳴るようだ。1DACモードはまた今度。


12/18 (旧11/25)(日)

近所のコメダに篭って年賀状書き。今日投函したので毎年いただいている方には(忘れてなければ)元日に届く筈。たいした枚数でもないのに手がガタガタになるのは,普段から字を書いていない証拠なんだろうな。


12/17 (旧11/24)(土)

依頼されていた録音音源からCDマスタ作成。立派な録音だったら楽なのだが,素人のICレコーダー録音なので化粧がなかなか大変。立派なオーディオで聞く人はいないと思うので,ラジカセかミニコンポで聞いて適当に良く聞こえるよう調整する。こんなときiZotopeのOZONEは便利だ。ホントに。


12/16 (旧11/23)(金)

トラ技の700号記念号が届いた。記念広告載せませんかとあちこちにオファーを出していた奴だ。月刊誌なので,700号は58年ちょい。昭和39年だ。学生時代や新人時代にトラ技を読んでいた人は80歳前後になるということか。トラ技は昭和から平成初期にかけて,広告だらけでコミケカタログのような厚みだったのが,日本でモノづくりが衰退してから姉妹誌のインタフェースと同じくらいになってしまった。この700号,オマケが2つあって,一つは2SC1815ネタの同人誌みたいな冊子。もう一つが昭和39年の創刊号の復刻版だ。この復刻版が昔の広告そのままなので面白い。工具屋のホーザンって宝山だったのね。読んでみると,中身はなるほどトランジスタ技術だ。トランジスタの特徴を並べながら,時には真空管回路と比較して,こんな感じに使うのですよ。なんて特集がズラリ。基礎的な話が多く,昔学校で習った回路と説明がそのまんま。そりゃそうなのだが,なんだか懐かしいわ。技術者にとっても得体の知れないモノだったコンピュータってどういうものなのかの説明や,電卓の構造の説明まであった。フリップフロップの説明がトランジスタ回路になっているのが時代を感じる。当時は本当にトランジスタで電卓を作っていたから当然。でもこの方が分かりやすいんだよな。最近の学校でトランジスタ回路や応用を教えているのかは知らんが,この創刊号,今のフレッシュ(死語!?)な技術者には新鮮かもしれん。

今年もやってきた川崎競馬のホワイトクリスマス賞。白毛と芦毛というのが条件のキワモノレース。今年はマッシロという名前の綺麗な芦毛馬がいたので応援馬券を買ってみた。人間だったら結構な美女だ。結果はスタート直後に他馬に2度もぶつかってしまい前に出れずビリ3。また来年。


12/15 (旧11/22)(木)

DACの次の工作ネタを考えてみる。古代のNOS DAC PCM53はさすがにシフトレジスタを並べてパラレル接続するのが面倒になってきたので残り在庫はとりあえず部品箱にしまっておくことにして,現行品のNOS DACはどうなのだろうと調べてみる。すると秋月とaitendoにPT8211という謎DACがあった。調べてみるとフィリップスTDA1311Aのなんちゃって互換品らしい(機能とピン互換だけで中身は別)。TDA1543Aなら知っているけど,TDA1311Aって何じゃそれ。とりあえず,TDA1543A同様に右詰のMSB先フォーマットで良いらしいので,先月のPD0052基板で鳴るということか。音質は期待できないがオモチャとしてどうか。ちょっと試してみるか。精度はだいたい12ビットくらいという噂。だとすれば1個でも十分鳴るし,16並列で4ビット足せば16ビット。平均的にバラけている訳ないのでそんな美味い話はないだろうけど,これはこれで面白そうだ。


12/14 (旧11/21)(水)

高木さん3期を最終回まで。綺麗に終わらせていて良い感じ。中学校の入学式の日から色々あった二人はようやく3年生。続きは劇場版なのだけど,まだ配信に回っていないようで,銀色の円盤を買うか借りるかしないとダメらしい。まぁ,これはまたそのうち。


12/13 (旧11/20)(火)

指揮棒振りの日。演奏会も近いので仕上げにかかる。だいぶ良い感じになってきたような。最初はどうなることかと思ったのだけど,なんとか年越しできそう。


12/12 (旧11/19)(月)

12/8のつづき。ケースに実装してみた。タカチのHEN型ケースのパネルに穴あけ。このパネルは2mm厚なのでシャーシーパンチが使えず,ホールソーを使用。1mmで十分な気もするのだが,まぁそれはそれ。Affinity Desinerで穴あけ図を描いて,レーザープリンタで出力し両面テープでパネルに貼り付け。あとは図面の通りに穴あけ。ホールソーで開けた穴にはいつものNEUTRIKのUSBコネクタをつけておく。四角穴を開けないで良いので楽なのだが,スペースが無駄なのが難点。ケースに入れて蓋をしめたら,なんだかオーディオ機器っぽくなってきた。44K/48K以外では左右が逆になるバグが残ったままだが,プラグを差し替えれば良いだけで実用上は特に問題ないので,コイツはこれで一旦完成ということで。44Kで使うと音は昭和レトロだが長時間でも聴き疲れしない気持ちの良い音のDACになった。さて,次のネタは何にしようかな。


隙間がやたらと目立つのは,当初トランス電源の予定だったので。
電源LEDはパターンを付け忘れたので無理矢理実装。


回路図(左チャネル分)。実際には沢山ある0Ωは2.2Ω,0.1uFは10uFを実装
この回路2つ分と,先月載せた奴と,Combo384接続部がサービスサイズ基板に同居。


12/11 (旧11/18)(日)

クリスマスソング大会の日。とは言っても所謂ポピュラーソングではなく,昔のカトリックの 本格的な方。待降節の主日の歌を何種類か歌った後,いよいよ降誕節の朝課の歌。仲間内だけの集いなのだけど,これを人に見せられる位まで練習すれば,この時期にサロンコンサート位はできるのではないか。という目論見も。どうなることやら。


12/10 (旧11/17)(土)

本当は某天文台まで星を見に行く予定が色々あって流れたので,先月から色々試行錯誤しているDAC基板を完成させてみる。今回作成したDACはサンプリング周波数によりFN1241をON/OFFできるようにした。つまり,MacのAudio MIDI設定かWindowsのコントロールパネルで44Kか48Kを選ぶとFN1241を経由したフルーエンシー出力,それ以外だとI2SをパススルーしてNOSで動作する。どういう仕掛けかって,FN1241用のLSB Firstの74VHC595の他に,I2S用のMSB Firstの74VHC595も載せて,Combo384から取り出したサンプリング周波数信号によりどちらか片方を有効にしているだけ。74VHC595は出力が3ステートなので,こんな技ができるという訳。で,NOSが何故か動かなかったのだが,オシロで信号を覗いてみると配線不良っぽいので,ハンダ付けを見直したらあっさり音が出て完成。もっとも,NOSと言ってもMacが44KのCDソースを勝手にオーバーサンプリングするので,32K以外は普通のオーバーサンプリングフィルタといった感じ。こんな仕掛けを作ってみるとスケベ心が出てきて,曲を鳴らしながら切り替えてみたくなる。回路作成時のうっかりミスでI2SパススルーのときのLとRがひっくり返っているのだが,それは後でパターンカットと付線で修正するとして,フルーエンシーは打楽器が前に出て高音が特徴的,密度は濃いがスッキリした音。普通のオーバーサンプリングは空間表現が良いが余計な倍音がついている。この倍音が元気な音に聞こえるのかもしれないし,フルーエンシーはこの倍音が無いのでアナログっぽく聞こえたのかもしれない。NOSは言わずもがな。違う倍音が付いて元気だが歪っぽい。DACから先の回路は全く同じなので,やはりDACはデジタルフィルタの個性で音作りできるものなんだなと納得。


12/9 (旧11/16)(金)

11/20にネタにした中華な三色積層灯,タカチのプラケースを足にして,その中にXIAO ESP32C3とドライバを内蔵してみたのは良いが,高さが高すぎて当初設置予定だった場所に設置出来ずというオチが。まぁ,いいか。WiFiに接続すれば,スマホからブラウザ経由で簡単にON/OFFができる仕掛け。明るさ調整は入力のACアダプタを12V〜24Vの間で選んで調整。原始的だが無駄がない。これ,マトモな基板にESP32C3とTBD62783を載せてプログラムを書き込んだ状態で商品化したら多少は売れるかしら。


取り急ぎ目的は果たしそう。安っぽいので寿命はわからんが。


12/8 (旧11/15)(木)

FN1241+PCM53のDACで色々聞き込んでみる。良い意味も悪い意味もなく,どこかで聞いた感じというか,昔のレコードの音っぽい。特に昔のレコード時代の音源はそんな感じ。クラシックからヘビーメタルまで良く鳴る。YMOもいい感じだ。なんとなく音の密度が濃いのだが,デジタルに慣れた耳にはそれが良いかというと好みの問題だろう。スプライン曲線を計算するアップサンプリングなので,普通のFIRフィルタよりはアナログっぽくはなるのだけれど,おいらの駄耳ではよくわからん。

レコードといえば,我が家のレコードは銀座のハンターが突然破産してから10枚くらいしか増えていない。確か破産してすぐのタイミングで行ったなぁと昔の日記を調べてみると,破産したのは2001/9/18だ。21年前って,そのころ子供を作ってたら成人しているのね。数寄屋橋ショッピングセンターの中に3軒(2階中央エスカレーター付近に1号店と中古オーディオ店,泰明小側に2号店)。ソニービル地下に1軒。子供の頃はママチャリで通い,大人になってからは大人買いもした。今になって考えるとあそこはお宝もゴミも皆一緒。査定なんてあるのか無いのか。だから宝探しの楽しみがあったし,お買い得だった。頻繁に通ってマメにエサ箱をつつけば中学生の小遣いでお宝が買えるのだから有難い。買取ポリシーがあったとすれば,神保町では平然と売ってた白レーベル(見本盤)を一切買取しなかったことくらいか。ちなみに我が家にある白レーベルは某放送局の処分品だ(昭和の話なので時効)。面白いのはエサ箱の中に新品が混ざっていたこと。そんな商材がどこから流れてくるのか判らんが,当時の国内盤レコードは再販物で定価販売だったので,中古扱いの割引価格で買えたのは有り難かった。もっとも,シングルは歌詞カードがホチキス留めだし,アルバムの値札はそのまんまジャケにセロテープ。中にはハンターで買ってハンターに売ったのか,セロテープが2重になっている物もあったりで,いわゆるコレクターには評判が悪かったようだ。まぁ,それも価格相応。ハンターにそんなクオリティを求めてはいかん。しかし今考えると,最後は破産したとはいえ,家賃の高い銀座でよくやっていけたと思う。昔は儲かる商売だったのだろうな。


12/7 (旧11/14)(水)

来月公演のチラシを入稿した。12月は印刷屋が超繁忙期なのだが,多大な追加料金ナシでギリギリ次の練習日まで間に合う見込み。写真はクスノキ。本当はナラノキの出番なのだが,まぁいいか。


12/6 (旧11/13)(火)

12/1の続き。FN1241+PCM53のDACはRLCフィルタを付けたら更に良くなった。試聴して決めたのは600Ω(1.2KΩ並列)と0.01uFと2.7mHの組み合わせ。計算通りなら多少ハイ上がりになる筈だが,ハイ下がりになるフルーエンシーフィルタの特性と相殺するのか,あまり気にならない。もっとも,そのままアンプに突っ込むには電圧が高すぎるので,最後に10Kと4.7Kで分圧。何が効いているのかわからんな。

この組み合わせDAC,中低域がなかなか豊かなところと,高域が煩かったり曇ったりしないところがいい。いわゆるHiFiかと言うと,それはちょっと違う。高級オーディオとは狙い所が違うというか,そんな感じ。そもそも音楽ソースにデジタルフィルタを使いまくっているので,FIRフィルタを全否定しても意味が無いのだが,それはそれ,ソースによってはギターやウクレレのような楽器や,叩き物の音が面白い。試しに叩き物で情報量の多いソースを聴いてみようと,仙波清彦とはにわオールスターズイン・コンサートを鳴らしてみた。コイツは残念ながら圧縮音源の限界を超えているようで音がメチャクチャになっていることだけ判明。それにあのCD,どこから拾ったのか判らんハムが入っていたのね。気がつかなかったわ。今だったらマスタリング前にiZotopeのRXなんかで除去しちゃうのかな。


12/5 (旧11/12)(月)

からかい上手の高木さん3期を一気に9話まで。いきなり大瀧詠一の夢で逢えたらが出てきてびっくり。エンディングは色々な歌が出てくるのだけど,古い曲は初めてじゃないかな。と思ったら学園天国まで出てきた。こっちの方が古い。作中に出てくる風景で,小豆島が聖地だと今更になって気が付く。5話のアバンは高木さんの娘だね。あの表情,父の血を継いだのかな。


12/4 (旧11/11)(日)

地方遠征で3年ぶりにベートーヴェンの第九の合唱。合唱団員もオケも色々と制限がある中,かなり良い演奏が出来た。手前味噌だが今日のお客様はとても幸せなのではないかと。このクオリティはなかなか経験できないと思う。


12/3 (旧11/10)(土)

継母の連れ子が元カノだったを最終回まで。ちょっと泣いた。そうか,そういうオチならアリだな。


12/2 (旧11/9)(金)

ベートーベン第九の合唱譜を家の中で探すことになってしまったのだが,普段使っていたカワイの25年物が出てこない。どこに片付けたのやらまったく記憶がない。他にも何冊かあった筈と物色。2019年末以来,コロナでオケ付き洋物なんて全くやらなくてエキストラ依頼も来なくなったのでどこにあるのか全然思い出せない。色々探して,最初に出てきたのがなかにし礼の日本語版。どうせ暗譜していて,偶に音を確かめる為に使うので用途的にはコイツで十分なのだが,さすがにコレを持っていったらネタになってしまう。水色のブライトコプフ新版と,ワイン色のベーレンがあった筈だがなかなか出てこない。誰かにあげてしまったか(その可能性は大いにある)。ホコリで喉がやられた状態で思いもよらぬところからベーレンが出てきてなんとか無事収拾。コイツはバリトンソロの所にも書き込みがあるんだよな(カワイのもそうだが)。なんだか懐かしいわ。

サッカーのワールドカップはビデオ判定で盛り上がっていたが,審判に袖の下とかそういう悪習を一掃するには良い機会(機械?)なんだろな。ツイッターでバズっていたのがOut Of Context Footballさんのコレコレ。特に後者はTシャツが出そうな雰囲気だ。しかしドイツが敗退してイギリスとイタリアのファンが喜んでいるというのが興味深い。余程嫌われているのか。

毎年恒例の共立電子の日本橋味マップを入手。9月に食べにいったビストロ酒井もちゃんと載ってる。次はどこに行こうかな。


12/1 (旧11/8)(木)

一昨日のDACの続き。残りの部品の搭載がようやく終わってFN1241のフルエンシーフィルタ出力をPCM53から音出し。最初はやはりというか,予想通り全然ダメ。うんともすんとも。ってことは,根本的なところだろうと回路を見直すと一箇所とんでもない間違いを発見。そこはNANDゲートではなくANDだろうよ。幸い,東芝のワンゲートロジックだったので,TC7S00のところをTC7S08に置き換え。と思いきや,その先のアイソレータADuM1200の入力側グランドの配線忘れを発見。それも修正。やっと音が出たのだが,左しか出ない。右はどうしたと基板パターンを追うと,肝心のシフトレジスタ74VHCT595のラッチの配線が無い。これは回路記載時の単純ミス。恥ずかしい。そこをリワークしてどうにか音が出る。他にも1箇所発見。そこもリワークで無かったことにして,ようやく試聴。出力のローパスフィルタに用いるつもりだった松下ECHU 0.01uFが見当たらないので,とりあえずローパスフィルタ無しで色々と。ローパスフィルタ無しでも最近のDACのような曇りがあまりない。これはFN1241の8倍フルエンシーフィルタの特性なのか,それとも純粋な抵抗ラダーDACだからなのか。PCM53って意外に良い音と改めて認識した。コイツは使える。出力はMMBT3904とMMBT3906でダイヤモンドバッファ。ここは東芝のTMBT3904/3906も面白そうだが,2SC1815/2SA1015そのまんまの音だという噂。音の良し悪しではなくて単に聞き飽きてるので見送り。当初はBC327/BC317のSEPPで設計して試作までしたが,定電流回路も合わせると意外に面積喰って載り切らなかったので変更。MMBT3904とMMBT3906は基板上に裏表同位置で実装し,ベタで取ったヒートシンクでなんちゃって熱結合してみたのだが,そこまでやる必要もなかったか。まぁとにかく,FN1241+PCM53(出力段はディスクリート)とPCC89(7FC7)全段差動プッシュプルアンプの組み合わせは悪く無い。手間は回路設計・基板設計・組み立てと色々かかっているが,部品代だけなら再利用品込で数万円くらい。それでこの音なら,趣味のチープオーディオとしては中々コスパが良いかもしれん。もっとも,こんな珍妙な組み合わせで音楽聴いているのはおいらだけかもしれないが,まぁそれはそれ。

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