飴屋的日記
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2/29 (旧1/20)(木)

MUSES05お遊びの続き。先日のCS4398+MUSES05も結構良かったが,本命のES9018K2M搭載のFX-04Jに搭載してみた。ヘッドフォンアンプは6DJ8のいつもの奴。変換基板のサイズの関係でマトモに乗るのは差動変換部だけだが,LPFにOPA1612を載せたままの状態でDUALのOPA827やOPA627と比較するとずっと音楽的になる。やっぱりコレが販売完了ってのは勿体無い。低音の出方が変わったのでLPF部をOPA1612からOPA1656に交換。この組み合わせはなかなか良い。調子に乗ってLPF部に余ったOPA827を載せてみた。あまり価格を考えたくないペアだ。ディスクリートっぽい音になるが,ES9018K2Mと相性が出るのか,音の良さではOPA1656の方に軍配かもしれん。この組み合わせはお薦め。MUSES05は秋月のキットで3100円×2+DUAL化基板代と高価だがOPA1656はDigikeyで500円くらいなのでOPA827やOPA627より断然コスパが良い。問題はケースに入らなくなること。仕方がないので基板裏面を絶縁してハダカで使っているが,これはこれでなんとかしたい。適当な金属ケースに入れ替えるか,MUSES05の実装方法を工夫するかだなぁ。


2/28 (旧1/19)(水)

月曜の続き。KiCADでざっと回路図を書いてみた。トーンコントロールはLM1036にしようと思っていたが,フェンダー式CR型+オペアンプの組み合わせに変更。真空管ギターアンプのハズだが,まぁ複合管1球ではトーンコントロールによる減衰分のゲインが稼げないので仕方がない。回路は簡単になったのでブレッドボードで軽く試せそうだ。ボカロのデータ作成がひと段落したら試作してみるか。


2/27 (旧1/18)(火)

指揮棒振りの日。今日から新曲。2/25にお披露目した曲だ。ざっと全曲通してみたが,まぁなんとかなりそうな。特に困難な箇所は無くて一安心。


2/26 (旧1/17)(月)

超小型真空管ギターアンプ続き。初段の後につけるトーンコントロールをどうするか。省いてしまっても良いが味がイマイチだ。フェンダーアンプに入っているCR型だと減衰しすぎて複合管1球では音が小さすぎる。もっとも,その後にFETオペアンプで増幅してから真空管に突っ込むという手もある(下手するとノイズだらけになりそうだが)。ノグチのアンプキットのようにノーマルかシャリシャリだけに割り切っても良いが,可能ならカマボコが出来るようにしたい。LM1036あたりで手抜きしようかと思ったが,コイツの入力インピーダンスは20KΩだ。音量ボリュームは100Kで受けるにして,並列合成で約16KΩしかない。となると,高耐圧が必要なカップリングコンデンサがやたらとデカくなる。うーん,小型化するにはTL072でバッファしてからボリュームに突っ込まないとしないとダメか。


2/25 (旧1/16)(日)

コンサートビデオ上映会の日。概ね好評。来年の曲も試食してみた。まぁ,手応えはある感じ。

コンサートビデオの作成が終わったので,そろそろ電子工作復活。今年のネタは2つ。エフェクターサイズの真空管ギターアンプと,AD1860をパラレルに使ったDAC。真空管ギターアンプは球を何にしようかずっと悩んでいたのだが,今日サンエイ電機を覗いてみたら三菱の8B8があったので,これで作ってみようと思う。有名な6BM8の8V版だ。なぜ8B8って,エフェクターは9V系のアダプタ電源が多いからだ。そりゃ,006P電池で使えるように作るのだから当たり前かもしれんが。ただしエフェクターはセンターマイナスの電源プラグが多いので,オーディオ系で普段使うセンタープラスのプラグを使っている場合は誤接続に注意しなければならない。それが面倒なので,電源にショットキータイプのブリッジダイオードを入れると,丁度8Vくらいになるのではないかという目論み。もっとも,ヒーターなのでそもそも極性は関係なく,単純に抵抗をつけるだけでもOK。その場合は1.8Ωがあれば良い。手持ちの1W抵抗だと2.2Ωと10Ωを並列か。新たに買うなら2W以上を使いたい。真空管のB電源は中華昇圧モジュールで昇圧して使う。8B8なら6BM8と一緒なので,スピーカー別の小型ギターアンプとしては十分だと思う。歪ませたいのでゲインを控え目にして,ヘッドフォンを鳴らせれば本望。トーンコントロールを無理矢理入れるならLM1036で。高音低音別々のボリュームにするのは面倒なので,高音と低音のボリュームを1個にまとめて右はドンシャリ左はカマボコとかどうだろうか。ちょっとブレッドボードで作ってみるかな。


2/24 (旧1/15)(土)

コメダに篭ってボーカロイド用の演奏データを打ち込み。いい天気のおかげで目が痒すぎ。はぁ...


2/23 (旧1/14)(金)

MUSES05を早速載せてみた。手始めに2/2にネタにしたヘッドフォン出力付きUSB DAC DAC-X6J。コイツはUSBを使わずXMOSを経由してSDIF接続で。シングルエンド変換のOPA2134はOPA827×2に交換し,その先をPMLCAPに交換。出力は別のヘッドフォンアンプに繋いで使っているのだが,このOPA827を秋月の下駄を履かせたMUSES05に差し替えてみる。これは面白い。音は甲乙つけ難いのだが,情報量多めなのは変わらず。クールビューティのOPA827/OPA627とは違い,合唱アルトは欧州系トランジスタを混ぜたディスクリートのような艶っぽい鳴り方をする。低めのハイハットも面白い。CS4398ってこんな音だったっけ。と,今までの概念を見事に崩してくれた。残念なのは秋月の下駄では微妙な差でDAC-X6Jのケースに入らないこと。ロープロファイルの足に付け替えてみるか。


2/22 (旧1/13)(木)

昨日のMUSES05は販売ページに「続々生産中」のコメントが追加されていた。店に自前の基板搭載設備を持っているので,そこで出来上がった分だけを出荷しているような感じか。この手の足ナシICをアマチュアが自前でハンダ付けするのは面倒臭いので,それはそれで有難い。リフロー前提の変換基板付き単品も販売再開。リフロー炉がなくてもプラジェットとクリーム半田でなんとかならんこともないのだが,300円の違いなら,基板搭載済みの方を選ぶかな。


2/21 (旧1/12)(水)

昨日,秋月に日清紡(JRC)のオペアンプMUSES05が入荷しているのを発見して瞬間技でポチってみた。今日出荷だと連絡が来たので買えているのだと思う。2022年の秋だったか冬だったかに秋月に一瞬だけ出て消えたオペアンプだ。40V/μsの高スルーレートで低ゲインでもギリギリ使えそうという,DACのI/V変換に使ってくれと言わんばかりの他で代替できそうもないスペック。入力段と出力段の2チップ構成。パッケージ内部で互いをワイヤ配線してあるというコダワリの製品だ。今朝は残っていたのだけど夜になったら消えていた。ところが21:30を回ったあたりでまた復活。22:00には消えてた。なんだかよくわからん。メーカのページを見てみると,部材入手困難により生産終了と書いてある。ロクに量産品が出回ってないよなこれ。開発費が回収できたのかもわからんが,部材を変更して近いうちにAとかつけた同等品バージョンが出てくるのだろうか。オリジナルを入手したいなら今が最後のチャンスかもしれん。


2/20 (旧1/11)(火)

久々に秋葉原の話題で盛り上がっていると思ったら,肉の万世本店が閉店する話だった。来月店じまいするらしい。後継は万世橋向かいのパチンコ屋の上にある焼肉店と,昌平小の通りと中央通りの交差点にあるサイゼリアの上にできる新店舗。まぁ,滅多に行かない店なのでおいら的にはどうでも良いのだが,人の流れが変わるとなると,万世本店の裏にある謎の自動販売機屋の方が心配だ。

先週届いたRaspberry Pi 5,PIMORONIのNVME基板がはるばるイギリスから届いたので履かせてみた。例によって基板に海賊ロボ忍者さるって書いてある。純正ケースには入らなくなるが仕方がない。NVMEはPIMORONI推奨品なら何でも良いのだが,値ごろなNetac NV3000で。なんちゃってヒートシンク付きだ。PCIe3モードで今の所問題なく動作する。一応,この基板はハダカで使えるように足がつけられるようになっている。そのまま使っても良いのだが,色々と不安なので下駄を履かせて純正ケースのベースだけ使ってみた。白蓋の方も,両面テープでUSBコネクタに貼り付ければなんとかなるかどうか。とりあえずこの状態で使ってみるか。電源も5V/5Aなんてのは無いので秋月の5.1V/3.8Aを流用。USBで電気を取らないのが条件なんだろうが,NVMEを載せた状態でこのアダプタでもきっちり動作している。


NVMEの取り付けネジを間違えてる。あとで気がついて修正。


とりあえず,この格好に蓋を被せた状態で。


2/19 (旧1/10)(月)

朝から湿った雨。厚着のせいもあって2月だというのに電車の中が凄く蒸し暑い。車掌も気がついたのか除湿を入れてくれたのは良いが,この季節に四半世紀モノの電車エアコンの除湿を入れるとどうなるか... カビ臭がものすごい訳で。そりゃ,暖房ナシで冷房と除湿専用機なのだから,2月の段階で掃除している訳ないな。花粉マスクのおかげでノドをやられなくて済んだが,こりゃ参った。


2/18 (旧1/9)(日)

先日の演奏会のビデオ完成。昨日できたのだが,テレビについているような小さなスピーカーで聴くと情報量が多すぎて音量小さくても音が割れて聞こえてしまう部分の音声だけ入れ直し。これがあるからビデオって面倒臭い。


2/17 (旧1/8)(土)

花粉症の病院の待ち時間にスキップとローファーの原作1巻を読んでみる。そういえば前に無料セールのときにKindle版を入手していたのだった。これはすごい。主人公の周りの女の空気感までほぼ原作そのまんまだ。オトコの方に若干違和感あるが,これはこれでアリだろう。ここまでやってくれれば,セクシー田中さん騒動は起きなかっただろうに。


2/16 (旧1/7)(金)

能登が聖地の昨年春アニメ,スキップとローファーを4話まで。これいいね。主人公が田舎者でブサイクでちょっと鈍感ってのも面白い。高校入学当初の女同士の距離感探り合いとか,あるある表現がいい感じ。4話はステージママと餃子で泣いた。舞台は東京で,能登はあくまでも出身地扱い。たまにちょろちょろと出てくるだけなのだけど,それがまたいい。原作読んでみたくなったかも。

災害派遣といえば,昔,トヨタのマイクロバス(コースター)の4駆に自衛隊の高機動車ベースの車があった。さすがに一部省略装備で高機動車そのままの機動性はなかったらしいが,省略ナシの機動性なら陸上自衛隊の装備としてかなり使えたのではないかと思う。もっとも,歩兵装備持ってると椅子のクッションがすぐボロボロになるので,イスは海外のバスのようにFRPかステンレスかもしれんが。だとしたら板椅子のトラックと大差ないかもしれんが,エアコンがあるだけ夏冬はマシか。道路整備の弱い国に普通にバスとして売れば最強だったかもしれん。もっとも,その機動性を一番欲しがりそうなのは途上国ではなくて,香港のミニバスのような気がしなくもないが。


2/15 (旧1/6)(木)

Raspberry Pi 5が届いたので試してみる。ubuntuを入れたいところだが,とりまRaspbianで。昨日のaudiverisも入れてみた。これはこれでUSB OTG設定ができれば喫茶店でノートパソコンに繋げて使うaudiveris専用機として使えそうだ(笑)。そんなことするだけなら5でなく4で十分そうだが。


2/14 (旧1/5)(水)

楽譜スキャナaudiverisにリベンジ。2年位前に一度つかってダメっぽいところは判ったのだが,まぁそれなりの評判なので,使いこなしさえ身につければなんとかなるかなと思って。しかしこれ,出力するMusic XMLファイルはmusescore前提なんだろうか。Doricoで読み込むとイマイチだ。audiverisの段階で認識した楽譜を手動修正さえすれば,割といい感じに取り込んでくれるのは判った(あくまでmusescore前提で)。musescoreからクラウド版のaudiverisが呼べるが,こちらはaudiverisの段階で修正できないので,インストールした方が後工程が楽。国産大手のスコアメーカと比較するとまだまだだが,元の画像データと比較しながら修正できるのが良い(ただし,この修正のUIが癖だらけ)。修正後はそこそこ精度の良いデータが取れる。ただし,Macの場合,別途JDKを入れて,GitHubのソースからビルドしないとどうにもならんのがなんとも。他人に勧めるには敷居が高い。


2/13 (旧1/4)(火)

昨日の続き。ミックスダウンとマスタリングが終わったので,ビデオ編集に取り掛かり。FCPのマルチクリップ機能は音声データを解析してソース間の同期を勝手に取ってくれるスグレモノなのだが,ということは音声データが完成していないと使えない訳で,さきに音声を完成させる必要アリ。まぁそれはともかく,なんとなくラフな形は完成。あとは調整をどれだけするかだなぁ。

Raspberry Pi 5がようやく国内発売。先日,やっと技適を通過とのニュースがあったので時間の問題かとは思っていたけど,おいらも8GB版を早速発注。まぁ,いつ届くかはわからんが。


2/12 (旧1/3)(月)

先週のTUBE-02Jモドキ謎基板の続き。やはり出力段がMUSES8920やOPA1612では愛用のモニタ用ヘッドフォンMDR-M1STをドライブしきれず,ジャンク箱行きになりかけていたのだが,お手軽なんちゃってMullardサウンドも捨てがたいのでもう一度AD8397を試してみることにした。今度は出力段以外のオペアンプを全てOPA1612に入替。なんの違いかは回路を解析していないのでよくわからんが,何故か安定した。長時間電源ONした場合はまた壊れるかもしれないが,まぁこれで。愛用のMDR-M1STは大分のソニー太陽製。障害者を中心に雇用している工場だ。海外ブランドの中国製を買う位ならここの製品使った方が気持ちが良い(とは言ってもマイクは敷居が高くて手が出せないのだが)。このヘッドフォンはMDR-CD900ST程ではないにせよトランジスタや真空管のアンプと終段オペアンプのアンプで明らかな差が出るのだが,AD8397を使うとそれなりにドライブできているように聞こえる。電源電圧次第(高くもなく低くもなく)かもしれんが音は結構良い。このオペアンプ,ユニティゲインは非推奨で2以上のゲイン推奨など多少の使いにくさはあるが,プリアンプやヘッドフォンアンプの出力用にもう少し評価されても良いのではと思う。早速,このTUBE-02Jモドキ改を使って先日の演奏会の録音のミックスダウンとマスタリング。仮バージョンは先週ザッと作成したが,今度は本番バージョンを。


2/11 (旧1/2)(日)

久々のグレゴリオ聖歌の日。テーマは主の奉献。2月2日,丁度生誕から40日目に旧約聖書の律法に従って幼子をエルサレムの神殿で神に捧げる日だ。クリスマスはこの日で終わり。香港人が旧正月ちょい前までクリスマスセールをするのは教義として正しい習慣なのだ。40日というのはケガレの期間で,その期間は母子共に神殿に入れない決まり。そういや日本の神道にも同様の期間がある。世界的な風習だったのだろうか。


2/10 (旧1/1 朔日)(土)

セクシー田中さん騒動,この騒ぎで原作コミックが売れたのは救いなんだろうか。原作ファンも増えてるそうだし。小学館のプチコミ担当部門が出てきて作者の意向は伝えたと弁明してる。推敲に推敲を重ねたような文章だが社内事情があるのだろう。あとは小学館のメディア部門と日テレの弁明待ちだが,今は何を言っても火にガソリンなのでダンマリなのは既定路線。以前,庵野監督がシン・ゴジラの原案を東宝に送った後に東宝がラブ要素とヒューマン要素を勝手に追加して,それだったらワシが監督やる理由が無いので降板しますって言った話を思い出した。東宝側は庵野監督のネームバリューに色々な要素と芸能事務所の都合を足し算したかったのだろうけど,SHIROBAKOの庵野回を見てなかったのか,それより前の話なのか。今回はラブ要素をぶち込んだ脚本家が叩かれているが,あんなの芸能事務所の押し付けだろうに。推しの子で散々ネタにされていたが,誰が何分画面に出るかなんて初めから決まっているし,誰と誰がどのような恋愛するかも決まってる。他に良い映像が撮れても,現場が良い作品を作りたくてもそこは変えられない。だったら原作なんて要らないじゃないかと思うが,出版社が甘い汁を吸いたいのか,ネームバリューが欲しいのか。このカビ臭い体質を変えない限りテレビはつまらなくなる一方だし,今回のような悲劇も繰り返される。その辺はドラマよりアニメの方が自由度は高そうだが,アニメにも酷い人いるね。宮崎駿。原作クラッシュしながらも魅せる作品を作るから評価されるのだろうけど。


2/9 (旧12/30)(金)

小澤征爾逝去のニュース。アバドやマゼールが亡くなってから10年。また一つの時代の終わり。早速ネットで世界のオザワのキッカケとなったN響事件の話が蒸し返されてた。どんな話かって,N響の楽団員が小澤を若造と馬鹿にして,1962年(昭和37年)12月,東京文化会館でのN響ベートーベン第九演奏会をサボタージュ。小澤は一人,周りに誰もいない指揮台で待ちぼうけ。ところがこの若手指揮者と楽団&NHKとのトラブルが世代間闘争へと発展。当時若手だった石原慎太郎や浅利慶太,團伊玖磨や武満徹が小澤の味方になってN響とNHK相手に質問状を出すという騒ぎに。小澤は翌年正月に日フィルとの演奏会を大成功させた後すぐにアメリカに旅立ち,その後数々の素晴らしい業績を上げたのは衆知の通り。結果的に小澤の完全勝利。N響楽団員のサボタージュのときジジイ連中にアタマを下げて和解していたら世界のオザワは無かったという話。

いや,XにN響が書いた追悼メッセージが意味深でね。


N響に目覚ましい成果ですか。それなら何故サボタージュ。


2/8 (旧12/29)(木)

昨日の続き。今度は DAC-X6J の方。なんだか音がおかしくなったと思ったら,正副電源生成回路の途中のバイパスコンデンサが浮いていて,その影響で電源ラインのプリントパターンにクラックが入っていた。おかげでマイナス電源しか生成できず,プラスの電源は無し。これじゃダメだわ。この配線レイアウトもNG。当該コンデンサに何かの影響で力がかかって剥けたときに電源ラインごとダメになってしまう。それはおいといて,問題のコンデンサを撤去して,クラックをジャンパして,コンデンサは別のものをつけて修理完。ひょっとしてこれ,不良戻り品だったのかもしれない。

この状態でも音は悪くないのだが,折角なので改造。コスパ順で。まずはOPA2134の後についているカップリングコンデンサ交換。元はエルナーのセラファィンCE-BPシリーズ10uF/10Vで悪いものではないが,ちょっと個性がある。これを1個¥150のPMLCAPに足をつけて交換するだけで音がスッキリする。表面実装品なので足をつけないと使えないのが面倒くさいがオペアンプ交換よりコスパが良い。 これだけで十分な音だが,ググってみると世の中のDAC~X6J使いの人でOPA2134をOPA627に交換したセレブが結構いるようなので,おいらもオペアンプ交換。そうは言ってもオリジナルのOPA2134は販売完了前はおいらもよく使った結構いい音のオペアンプだ。差動変換用なので毛色を変えるならOPA2604やMUSES8920くらいしか選択枠がない。そこでおいらもOPA627に交換したセレブにあやかってOPA827に交換。OPA627よりは安いが,それでも秋月で2480円(うわ,いま調べたら2680円に値上げ)だ。音は価格相応に変わるが,元が似た系統なのでコンデンサ交換ほどは個性が出ない。まぁ,そりゃそうだ。ここまでやってCS4298の眠さが多少抜けて,目が覚める音になった。結局,出来上がった組み合わせはMacからUSB接続でXMOS経由でS/PDIFに変換。FX0D03Jで良かったが,折角なのでジャンク箱からXMOSを出してきた。このDACはUSB経由だと96KまでだがS/PDIF入力だと192K/24bitでも問題ない様。DAC入力にパルストランスが載ってないので,S/PDIFは光接続。DAC-X6JはRCA出力で,ヘッドフォンアンプは2023/7/9にネタにした中華HA400箱だけ流用なぺるけ式アンプVer.4。そのうち昨日のアンプとも組み合わせてみようと思う。


2/7 (旧12/28)(水)

先週土曜のTUBE-02Jモドキ基板の続き。真空管のプレートに繋がっているカップリングコンデンサを松下のECQE 1uF/250Vに交換。解像度がかなり上がる。カスレも取れた。ついでに真空管ソケットについていた電球色LEDを撤去。青よりはマシだがウザい。しかしこの基板,ハンダ外しをしてみるとフラックスがとても臭い。なんだか物凄く体に悪そうな匂いだ。鉛フリーハンダと細穴の組み合わせでハンダ吸い取り線では手に負えないのでハンダ用バキューム出動。結構面倒な作業だった。次にオペアンプ交換。全部で4つ,オリジナルのNE5532からMUSES8920にしていたが,ドライブ不足なのかヘッドフォンを鳴らし切れていない。最初に交換した第一候補のAD8397は初めだけ勢いよく音が出ていて,これはアタリかと思ったのも束の間。右チャネルから物凄いノイズと共に音が消えた。このままの回路ではダメぽい。第二候補だったOPA1656も別のノイズが出てダメ。そのうち右チャネルから音が出なくなってしまった。交換したOPA1656の前段に入れたMUSES8920を試しにTL072にしてみると問題なく音が出る(が,ノイズは相変わらず)。どうも貴重なMUSES8920のDIP品を1個昇天させてしまったっぽい。こりゃダメだ。気を取り直して,前段は壊れても悔いのないTL072のまま,他の使えそうなオペアンプを色々試す。マトモに使えたアンプの中ではOPA1612が良かったのでコレで。前段のアンプもOPA1612にしたら空気感が良くなった。全部OPA1612だと癖が出そうなので初段のバッファっぽい部分だけMUSES8920そのまま。この構成で暫く使ってみるかね。結局,MullardのCV4010が2つ,OPA1612が3つ,MUSES8920が1つ。チープオーディオではないプチ贅沢構成になってしまった。しかしなんだか不思議な音がするアンプだ。オペアンプ臭はするが,オペアンプだけのヘッドフォンアンプとは明らかに違う音。これはドライバ部分をトランジスタにするだけでもっと変わると思う。ってか,ヘッドフォンアンプなら,真空管をカソードフォロワで使ってトランジスタをSEPPでぶら下げるだけの構成で良いような気がする。それだと音が素直すぎてエフェクターっぽくならんのかもしれんが。


2/6 (旧12/27)(火)

外が雪で足元ぐちゃぐちゃ状態だったので,昼にスーパーに行って棚見物。案の定棚が空っぽだった。今日は入荷が無いって,そりゃそうだよな。

一昨日の演奏会の録音データの仮ミックスダウンと仮マスタリング。本格的な調整は後でやるとして,まずは味見。上手下手はおいといて,雰囲気は悪くない。これならアリだ。


2/5 (旧12/26)(月)

関東大雪。昨日の機材はまだ降雪前の朝の内に家の中に運び入れたので無事だったが,昼まで寝ていたらと思うとガクブル。Xで盛り上がっていたのがインプラントのきぬた歯科。例によって八王子駅前から中継出ることを狙って400万円かけて温度計付きの看板を八王子駅前に掲げたのだとか。見事にそれがテレビに映って院長大喜びだったらしい。しかし降雪で落雷ってのはなかなか凄い。世界でもあまり例を見ないらしい。雪の降らない東南アジアからの観光客は,この珍しい落雷でも喜んだかもしれん。


2/4 (旧12/25)(日)

演奏会当日。いらしてくれた方,ありがとうございます。おいらは歌唱中に副鼻腔が刺激されたのか酷い後鼻漏が降りてきてとんでもない目に遭ったのだけど,まぁそれはそれで良い思い出。来年はどう対策するかだなぁ。


2/3 (旧12/24)(土)

演奏会前の機材最終チェックと準備。ケーブルは全てベリンガーのCT200でケーブルチェックをするのだが,コイツが何故かノイトリックの銀メッキXLRプラグと相性が悪い。1番が断線しているように出力する。ノイトリックでも金メッキXLRプラグの方は問題ない。金メッキプラグのケーブルを数珠繋ぎで経由して測定すると全部OKになるので,面倒臭いのでそれで測定してOKとした。半刺しだとちゃんと良品判別するってのが嫌だな。

いつも常用でつかっているMac miniが調子悪くなってしまった。何もこの忙しいタイミングで壊れてくれなくても良いのだが。電源が勝手に落ちる。入れ直しても,少し時間が経過すると勝手に落ちる。起動時にDキーを押してdiagモードに入って診断するにしても,勝手に落ちる。仕方がないのでラックから降ろして机上で別の電源ケーブルを接続しチェックすると,今度は問題ない。Dキーで起動して診断をかけても問題なし。OSも普通に上がる。って訳でコレが書けているのだが,外付けHDDはラックの中に入れないと使えないので,ホントに仮復旧だ。うーん,電源ケーブルがいかれたか,単に緩んでいただけか。演奏会終わったら結線見直してみるか。

昨年の春アニメ,スキップとローファーが今日からYouTubeで無料配信らしい。舞台が地震で大きな被害にあった石川県珠洲市をモデルにした凧島町なのだとか。実在する珠洲市蛸島町のパロディ? YouTubeのCM収益は全部石川県に寄付。これも演奏会終わったら見てみるかな。


2/2 (旧12/23)(金)

週末の演奏会の準備をしなきゃならんのだが,息抜き(!?)に1/28のタイミングで突然出てきたNFJの¥3800オーディオ福箱を開けてみることにした。中は製品っぽい箱2つと,ジャンク基板。正月のジャンク箱にも入っていたアッテネータ基板と,ヘッドフォンアンプ系基板が2枚。まぁ,部品取り位しか使い道が思いつかないアッテネータ基板はおいとくとして,遊べそうなのが4つ。

1つ目。VT1620A付きのヘッドフォンDAC基板。DAC-M3J Rev.B

製品のDAC-M3Jとクリソツだが部品の仕様が違う。試作基板かな。音はでるが酷いノイズが乗るな。さすがに聞いていられない。この対策をしないと実用はキツいかもしれん。ハイレゾは192KHz/16bitまで認識可能。低音ブーストする楽しいスイッチ付き。


この基板のどこが悪くてノイズが乗ってくるのか,対策は良い勉強になりそう。

2つ目。真空管ヘッドフォンアンプ基板。TUBE-02Jモドキ

TUBE-02Jっぽいがシルクには何も書いていない。ググるとソックリな中華アンプの基板が出てくるが,ゲイン切替スイッチや,入力のオペアンプが追加。電解コンデンサが松下とニチコンやルビコンなので中華アンプそのままではなさそう。NFJオリジナル基板かもしれん。オペアンプはオリジナルは2つだが,コイツは5532が4つ載ってる。これも試作基板だろうか。とりまジャンク箱に入っていた以前TUBE-01Jを使っていたときの中華真空管6J1を載せて鳴らしてみたら,ちゃんと音が出る。不良品では無いっぽい。まぁ,ちょっとボーカルがカスレ気味のこの音が良いかというとそれはまた別の話なのだが,低音やや厚め高音クールを狙って5532をMUSES8920に交換すればまた顔が変わるかもしれん。と思って手持ちのMUSES8920に交換。ついでに真空管も以前特価で拾って持て余していたMullardのCV4010に交換したら,なんだか普通の音のアンプになった。ただ,カスレは比較的良くなったが色気がついている。となると欲が出てきてヘッドフォンのドライブ能力を上げたくなってきた。ヘッドフォンドライバを前に使ったOPA1656にすれば良さそうだが,毒を食らわばの精神でAD8397に交換したらどうなるか。今度試してみるか。


ジャンク箱にあった中華6P1を載せてみた。この状態で音は出る。
通電すると真空管下の電球色LEDが点灯する。こんなギミック必要ないが,このLEDは他で使えそうだ。

中央の電解コンの山は松下の150μF/50Vが6つに,ニチコン470uF/16Vが3つ。松下の方は3つ直並列にすれば100uF/150Vになる。おそらくこれで使っているものと予想。この電解コンの右横のフィルムコンデンサ2つは真空管のプレートに繋がっているカップリング1uF/250V。カスレの原因のうち半分はたぶんコレ。既設品は電源に使う奴だろ。まぁ,これ自身がエフェクターなのでコイツで音作りをしているのかもしれんが,どうなのだろうか。交換するなら真空管のプレート電圧は約90Vなので,160Vか250V品が必要。ただし設置箇所の関係でピン間15mmに収まる必要有。個人的好みはコレだが,残念ながら27mmだ。となると現行品ではコイツと見た目がソックリな松下のECQEくらいしかないが,この手の物を店頭小売で扱っているのは秋葉原ガード下の三栄電波くらい。行く暇がないなぁ。

3つ目。ヘッドフォン出力付きUSB DAC DAC-X6J

またUSB DACだ。RCA付きなのでヘッドフォン専用ではない。DAC LSIはプチ・ノスタルジックなCS4398。秋月で¥550で売ってるCoolaudioのM9000も同じ。聞き慣れた定番だ。音は先週のES9018K2Mの方がイマドキっぽいが,これはこれで悪くないがキラついている割には眠い。シングルエンド変換のOPA2134を交換すれば少し変わるかどうか。おもいきって毒を食らわばの精神でNJM4580を試してみるのは面白そうだが,その先のパスコンに使っているエルナーの無極性電解で付加された音とも思える。でもその先の入力抵抗が低めなのか10uFなのでフィルムに交換するのは躊躇するなぁ。


USBは小亀基板。ググると直付けと小亀の両方がある。ロット次第?
リード線はVRツマミ点灯LEDへの給電線。正直,これは不要。

ヘッドフォンドライバは定番のTPA6120。なんだか高音に癖があるが,RCA出力からぺるけ式アンプに繋いだら消えたので,ヘッドフォン出力の問題か。残念なのはUSBからは96KHz/24bitまでしか喰えない旧バージョンということ。まぁ,S/PDIF経由で使えば良いし,とりあえず動いたのでめっけ物か。ってか,コレ,どういう流れでジャンクになったのだろう。確かに基板は怪しさ満点。DAI(CS8416)と,DAC(CS4398)のラベルが消してある。なんじゃこれ。

4つ目。ヘッドフォンアンプ PH-A1J

こちらは純粋なヘッドフォンアンプ。ヘッドフォンドライバは2つめの5532や3つめのTPA6120とかではなくて,なんとディスクリートだ。後で電源改良版が出たらしいが,届いたのは 中華DC-DCコンバータIC XL6019を使っているファーストロットの方。まぁ,売れ残りなのか保守用部品なのか。電源はXL6019をチョッパにして,ダイオードとコイルの組み合わせで負電圧を作るという定番。アンプ本体は 初段がNE5532で,終段が BC550/BC560 & BD140/BD139 の構成。ダイヤモンドバッファかと思ったがバイアス用のLEDがいるので,増幅付きSEPPだろう。オマケで過電流検出用のC1237HAとリレー。ヘッドフォンアンプとしては十分すぎる位。電源が±12 V。終段SEPPのエミッタ抵抗が10Ωなので,24VでA級動作であっても発熱はそれほどでもない(熱くはなるが)。ACアダプタは選びそう。


スポンジの下は出力段用トランジスタのヒートシンク。黒ではなく紫色なのが中華風味。

で,早速通電。音は出た。故障品ではなさそうだ。昔のスタジオモニターみたいな音だが,悪くない。それならとオペアンプをLM4562に交換したら普通のディスクリートアンプっぽくなってきた。これはアリだ。それはともかく,ACアダプタに依存するかもしれんが,電源ノイズが出る。それも結構気になる音量で。ただ,通電している内に静かになる傾向はある。返品物でなければエージングが効くかもしれんので,様子見。ダメなら電源部を全撤去して,普通にDC24Vからレールスプリッタで2分割する回路を突っこむ改造をするかどうか。

という訳で,楽しい試作品2つと,改造のネタとして面白そうな旧バージョン2つ。これは,結構なアタリ箱だったかもしれない。


2/1 (旧12/22)(木)

NFJのLepaiモドキな偽ステレオアンプの改装基板完成。往年の本家にあやかってデジタルアンプ(D級アンプ)に改装。TIのTPA3118D2APを使用。秋月やDigiKeyで入手できる。さすがD級。省エネだ。音はまぁD級アンプって感じ。でも昔のTA2020なんかと比べると癖が無くて素直な感想。まぁ,前段のTL074のお陰かもしれないが。早速リモート会議に使ってみたが,全く問題ない。


只のストレートアンプなので基板はスカスカ。載せてる秋月の中華フィルムコンはそこそこ使える。
スピーカーコネクタは流用。予想通り早速壊れたが修復。VRは短軸を想定。(写真のは長軸)


取り敢えずこの回路で音楽は聞けた。左のTL074は手持ち部品消化用のオマケ。無くても動く。
LとRが逆なのは基板実装の都合。2つ作ってTL074有無の聴き比べができるようにバイパス用のジャンパを入れてみた。


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